2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
裏側にこれほど奥が深い物語が隠されていたのかと驚いた。2025年7月27日、千葉県指定であり、国選択の無形民俗文化財である、千葉県旭市の太田のエンヤーホー昇り獅子を拝見した。動物仮面芸能でありながら、東関東特有のつく舞の要素もある。柱を昇る獅子に…
2025年7月26日、茨城県石岡市での獅子頭制作にいった帰りに、少しだけ土浦市の土浦祇園祭に寄ることができた。最後の競演の時間には、4町の山車と神輿が道を賑わしていた。今回は立田町の獅子舞が気になっていたので、訪問した。立田町といえば、以前イオン…
茨城県石岡市での獅子頭づくりは32日目。本日は持ち手の横棒をきって長さ調節をした後に、ひたすらヤスリで獅子頭のありとあらゆる箇所を削った。ヤスリはまず60号のものを買ってきてほしいと師匠に言われていたので、ダイソーに行ってみると、60号2枚、120…
2025年7月22日、高知県赤野の獅子舞を訪れた。テレビやネットなどで多数見かけて担い手育成にとても力を入れている団体であること、そして高知県指定の無形民俗文化財になっていること、そして、テガイコと呼ばれる役割が登場する特殊な形態を持つことなどに…
関東に分布する数多くの三匹獅子舞(三頭立て獅子舞)の中でもとりわけ歴史が古く、そして広範囲の地域に獅子舞を伝播させたものがある。その典型が埼玉県越谷市の下間久里の獅子舞である。獅子舞研究をしているならやはりここは訪れなくてはなるまいという…
鶴、龍、蟷螂...。さまざまな動物仮装芸能の多様性には驚くものがある。2025年7月19日、静岡県森町山名神社天王祭舞楽を訪れた。唯一無二のこれらの芸能はどのように生まれ、そして、発展して今日まで継承されてきたのか。そして、獅子と優填獅子という2演目…
唯一無二の獅子舞がある。口が扇子(末広)で赤髪の1人立ちの獅子舞がいるらしいのだ。この獅子舞が登場する徳島県海部郡海陽町「宍喰祇園祭」は、国が選択する「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」となっている。四国の獅子舞の取材が進んでいな…
2025年7月10日、北海道で受け継がれる羽幌の加賀獅子を拝見した。この獅子舞を訪れようと思ったきっかけは、獅子舞の伝来経路への着目から始まった。石川県内灘町の獅子舞、そしてそこから伝来した加賀市橋立地区の獅子舞はよく取材している。一方で、内灘町…
2025年7月6日(日)、埼玉県八潮市の大瀬の獅子舞を訪れた。この獅子舞は富士登山の様子を模した獅子舞であり、朝10時から夜20時を2日間という非常に長い時間にわたって、富士登山の物語を舞うという獅子舞である。2時間の取材で、ペットボトル2本を消費する…
茨城県石岡市での獅子頭作り修行は本日、31日目。ひたすらやすりがけの日だった。徐々につるつるになっていく獅子頭はどこか生き物らしさを感じながら進めていった。模様を削りすぎないことを意識して実施した。もともと60号のヤスリを買っておくことを伝え…