茨城県石岡市での獅子頭制作はもう18日目を迎えた。下顎の造形を重点的に彫り進めるとともに、鼻の穴あけやヤスリかけなどを行った。
途中、ボンドの付けが甘かったため、インパクトで穴を開けている際に鼻がもげてしまった。ボンドをつけるやり方だけでもコツがあって、そういうのの積み重ねで獅子頭の強度は上がっていくのだと思った。インパクトもかなりグリグリと穴を開けていかないと貫通しないので、大変である。少しでもずれたら鼻っぽくならないので職人さんに職人技を見せていただいた。
下顎の造形はなかなかに特徴的でおもしろい。造形をしたところは黒、その周りを赤で塗ることで考えてみると、髭やタテガミが獅子頭の側面の巻き毛のように描かれているのか、それとも純粋に顎の部分の模様がこうなのか。職人さんに聞いてみたら、下顎と教えていただいた。
相変わらず、ノミや小刀の使い方はあまり上手ではなくガリガリと削ってしまって削り跡が綺麗じゃないのは課題だと思っているが、開始当初に比べたら少し上達したような気はしている。あとは下顎を彫っている時の造形がいつのまにか左右差ができてしまっており、彫っているときに左右を確認しながらより詳しく立体的に彫り進めていく必要があると思った。