【石川県加賀市】1期生 いなむーから見たPLUS KAGA(4期・冬)5日目

こんにちは、寝癖がひどかったいなむーです。

 

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今日は、昨日行われたPLUS KAGA最終プレゼンの様子と、今期を振り返って自分自身が感じたこと、考えたことを書きます。

 

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前半は4期生のうっちー、あおい、ザキヤマダ、ないき、アビー、あまねが加賀市での今後のプロジェクトについて、1人1人プレゼンテーションと質疑応答を行なった。

 

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その後は、OBOGのつばさとなおき、PLUS KAGAを日頃サポートしてくださっているルロワさんと飯貝さん、大聖寺高校の5名を交えたトークセッション。

 

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今年は、PLUS KAGA 4年目。年々、学生の提案する内容もレベルが上がってきていると感じる。一番大きく変わったのは、大学生が「実際にプロジェクトを実行に移す」という部分がより実践されていることだろう。1~2期生は10人以上の参加学生がいたが、3期生で8名、4期生で6名と、徐々に定員も絞られ、年々レベルの高い大学生が集まっているという印象だ。4期生は選考も行われたと聞いている。

 

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最終プレゼンでは、あまねがプレゼン中にスマホで会場の電気を灯した。突然の出来事でびっくりしたが、IOTを学んでいて技術がすでにあり、それをどういう形で地域課題の解決に生かしていくかをリアルに思い描いている。実際に僕が1期生の時に、自分自身アイデア止まりのことしか考えられていなかったので、すごいなと関心した。

 

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最終プレゼンの会場では、グッズコーナーも設置していた。ザキヤマダのヤギミルクの石鹸と、うっちーがもらってきた滝ケ原石のコースターなどがそれぞれ完売。実際に、自分で何かを作って販売するなど、実行に移すスピード感がすごい。

 

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最終プレゼンでは、その「実行力」を再確認できた。思い返せば、ないきの「ないきっちん」では、前日に少し宣伝しただけにも関わらず、外部からの参加者が25名ほどの大盛況なイベントを行なった。また、アビーは、加賀市民に「死」に関するアンケート調査を行いすぐに約50人の回答者を獲得。あおいの散歩も他の大学生が爆睡している中で朝早起きして、散歩者にインタビューをたくさん行なっていた。

 

4期生は今回の滞在で大活躍だったが、「今後」について考えることはとても大事なことだ。やはり、プロジェクトを通して、地域に継続的に関わる大学生が増えるか、あるいは、大学生が立ち上げたプロジェクトが地域に根付くというのは1つの成果である。今後は、PLUS KAGAを通して、大学生が加賀に移住してくれるということも増えるのではないだろうか。

 

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1期生のつばさはトークセッションで、「自分がいなくなっても地域でプロジェクトが根付いていくことが大事なのではないか?」と提起していた。メソッドのような仕組みを作って、それが継承されていくという発想だ。確かに、継承可能なものは、どんどん継承されるのが良い。

 

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そういう意味でも、3期生のなおきが言っていた「輪の広がり×時空の広がり」に関して、PLUS KAGAで作られた縁がどんどん広がってほしい。
 

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一方、メソッド化の困難な大学生個人のニッチな興味と熱量によって成り立つプロジェクトはどう考えたら良いのだろうか。大聖寺高校の前川さんは、「自分の高校では地域課題から発想するというというやり方をしていたけど、PLUS KAGAの大学生は自分の興味をもとにプロジェクトを作っている。」ことに気づいたという。何れにしても、継続的に1人1人の大学生がプロジェクトで長く地域に関わってくれたら、「関係人口」が増えるし、大きな成果といえるだろう。

 

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飯貝さんも、実戦の場が広がり、関係人口が増えていくということについてお話しされていた。

 

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それだけではなく、第二の故郷のように気軽に遊びにこれるという地域との関係性ができることは、これもまた重要なことである。1期生のくろちゃんは、「今度加賀で結婚式をします!」と言っていて、僕含め皆びっくりしていたが、これは想定外の嬉しいことだ。

 

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大学生が来たことで、加賀ってなんか変わったよねって言われたら嬉しい。地域の方は個人プロジェクトで大学生が来るたびに、車で送迎してくださったり、宿泊先を提供してくれたりと本当にお世話になっている。地域と大学生の接点になってくれている方の存在はとても大きい。ルロワさんは、「世代の階段を地域でつなげる」と表現されていた。

 

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最終プレゼンでは、後ろの壁に過去の参加学生のプロジェクト紹介も貼られていた。その横では、卒業論文が読めるコーナーもあった。休憩時には、たくさんの人がOBOGの活動に目を向けてくれていた。また、この掲示を始め、椅子の準備、ステージ作り、グッズコーナー作りなどの会場準備には、たくさんのOBOGが関わっている。

 

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OBOGが通ってくれてこそのPLUS KAGAであることを、今回改めて実感したのである。今回、最終プレゼンの見学だけ含め、来てくれたのは1期生がゆりあ、つばさ、くろちゃん、かめちゃん、2期生がしゅうぞう、はらしょー、3期生がまっちゃ、だいちゃん、なおきだった。これからも、PLUS KAGAや地域に関わる大学生が増えてくれたら嬉しい。

 

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今回もPLUS KAGA期間中に更新していた「1期生 いなむーから見たPLUS KAGA」を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!運営の三島さん、ゆりあさん、コラム執筆の助言をしてくださり、感謝です。4期生もこれからどんどん面白いプロジェクトを加賀でやってくれると思いますし、僕自身も獅子舞の撮影などでもこれからも通い続けます!これからも、加賀市の皆様、よろしくお願いします。