稲村行真の旅してみんか

旅をしながらコミュニティのあり方を考え、実践する冒険家です。

【世界一周14~22日目】愛媛県佐島での暮らしは、自由でのびのびとしていた!

こんにちわ、佐島でのあだ名が、「ムッキー」になったイナムラです。

2018年5月11日(金)から5月19日(土)まで滞在していた愛媛県佐島という島を皆さんにご紹介したいと思います。

おそらく、この島に滞在するなら、人と実際に交流することが最も楽しく、最も面白いので、ブログでは魅力がほとんど伝わらないだろうと思いつつも、ほんの一部分を皆さんとこのブログでシェアします。

f:id:ina-tabi:20180514223231j:plain

 

基本的に、この島はお互いに何かを与え合うことで成り立っていて、仕事とか猫の世話とか、食事とか、家とか、wifiとか、あらゆるものを地域の人とシェアしている。

自分は他人の一部であり、他人は自分の一部であるように思えてくる。

家に帰ると、友人(家族?)が普通に寝てるような感じ(笑)

他人の家は自分の家、自分の家は他人の家。

もはや友達という感覚を超えて、仲間や家族のような関係が出来上がっている。

人が恋しくなるし、他人に常に関心を持ち続け、相手のやっていることを尊重して応援し合う。本当に、すごい地域コミュニティができていると感じる。

 

まちづくりの視点から見ても、この島は面白い。

駐車場が港の真ん前に固まっている。

f:id:ina-tabi:20180514225255p:plain

この駐車場に車を止めて、各自家から駐車場までは徒歩で往復する。

道端で会った人とは必ず挨拶をするし、街に関心を持つようになる。

車が自分の家の目の前に止められるようになっていれば、生まれ得なかった交流や気づきがたくさん生まれている。

これは本当にすごいことだと思う。

 

産業にも着目してみる。

もともと、この辺り一帯の島は村上水軍の本拠地にも近い。

水運の担い手であり、造船を大きな強みとしてきた。

造船所と役場という2つが大口の仕事先として、島民の雇用を生んできた。

個人事業や会社経営者は、基本的によそからの移住者で、根っからの島っ子は起業を身近に感じていなくて、比較的保守的である。

徐々にプログラミング教育などの波が押し寄せているとはいえ、まだまだ何か始めてみよう!という主体性を持った人は少ない。

勉強や仕事によって何か活動を起こそう!というよりかは、エネルギーの方向性として、自然を相手にどれだけ日常的な生活力があげられるかというのがとても重要視されてきたということが感じ取れる。

改めて、日々どんな暮らしがしてみたいのか自分に問い直したい。

 

<滞在先:ゲストハウス汐見の家>

5/11(金)~5/19(土)での滞在で、佐島のゲストハウス汐見の家にお世話になった。

f:id:ina-tabi:20180513214605j:plain

このゲストハウスの面白さは「可変性」だ。

なんだそりゃ。

どういうことかというと、この宿は、3万円くらいの高単価の貸切にもなれば、4000円くらいのシェアキッチン&シェアルームで気軽に泊まれるゲストハウスにもなる。

場合によっては、ヘルパーをやると、宿代ももっと安くなる。

設備的にはとても綺麗で使いやすく、お庭が整えられているし、五右衛門風呂もあるくらいで、2段ベッドなど動かしづらいものは極力置かずに、個室部分は襖の仕切りでシンプルな感じである。

ゲストの予約時の要望に柔軟に対応できる感じが、日本全国見てもなかなかこういうところはないと思う。

 

f:id:ina-tabi:20180517230048j:plain

 

玄関入った目の前にコタツがあって、即飲み会が始まるというアットホームさにも感動した(笑)

まさに、「玄関先一歩目で飲める宿」である。

ゲストだけではなく、近所の人や管理人が集まってシェアご飯をしたり、いろんなところにお出かけをする。

朝は、子供達がおきて!!!と起こしにくる(笑)

人と交流するのが好きな僕にとっては、こういう何気ない会話がとても楽しい。

shiomihouse.com

 

 

 

<バイト先:ぽんぽこランド>

5/14(月)15(火)17(木)でバイトさせていただいたのは、

レモンの販売などを行う「ぽんぽこランド」!

名前がとてもユニークで、覚えやすい(笑)

お隣の岩城島への船通いである。

 

レモンの収穫、絞り汁作り、瓶詰めなどを行った。

レモンの収穫は、ハウスの中に入り、ハサミで枝からレモンを採って、大・中・小(傷あり)で分ける。絞り汁は、機械でレモンを実と汁に分けて、汁を袋に詰めていく。瓶詰めは、レモンと塩を決められた比率で樽につめ、数日後に瓶に詰める。

腐らせないという意識が重要で、水が入らないように手や容器はきちんと拭いて、煮沸消毒しておく必要がある。ここら辺の意識はとてもシビアだ。

 

一つ一つの仕事に対する時間と空間に対する集中力をもっと高めたいし、単なる作業ではなく、しっかりお客さんや相手のことに向き合う練習だと思ってやると単純な作業でも想定外の学びがある。
f:id:ina-tabi:20180514232702j:plain

地域のおばちゃんなどもお手伝いで働いていて、地域の雇用を生んでいる。

週に1回くらいは、「島パー」が行われる。

地域の人やよそから来た人を集めて、昼から晩まで食べて飲んで騒ぐとても楽しい会だ。こういうゆるい場作りは、職業プラスアルファで自分も楽しめて、盛り上がれて、無理なく続けられそうだ。

f:id:ina-tabi:20180514233454j:plain

ponpoko-land.shop-pro.jp

 

5月16日(水)の八十八ケ所調査のアルバイトの様子はこちら。

【世界一周18日目】愛媛県佐島にある『島四国八十八ケ所』を1日で調査して回る徒歩の旅!!! - 稲村行真の旅してみんか

 

佐島滞在の最終日は、世界一周に向けての出発の会を行った。

今までの旅の話と、これからどんな旅をしたら面白いかをみんなで考えた!

https://www.facebook.com/events/410044022801237/?ti=icl

f:id:ina-tabi:20180519230916j:plain

弓削ノリをもらった。

そして、ここからわらしべ長者をスタートすることにした。

世界一周後にこのノリが何になっているのか楽しみだ!笑

f:id:ina-tabi:20180519231020j:plain

 

*************************************

愛媛県越智郡上島町弓削佐島」地域コミュニティに関するデータ

人口:519人(H.22 国勢調査

面積:2664261㎡

<歴史>

もとは、石清水八幡宮や東寺?の荘園だったようで、製塩を納めることを生業とする人々がいた。しかし、製塩は江戸時代には衰退して、小規模の畑や水田を耕作したり、漁業を行うようになった。また、船の技術を生かして、九州と関西を結ぶ船輸送によって、生計を成り立たせる人も増えた。また、出稼ぎに近隣の島に出かけるという文化もできた。この出稼ぎ文化は今でもなお残っていて、統計的にはよくわからないが、様々なアルバイトを掛け持ちしながら自分の本業を成り立たせている人もいる。

 

<地理>

この地域は、瀬戸内海にあってとても温暖な気候で、柑橘系の栽培が非常に盛んな地域だ。夏はレモン、冬はみかんを育てる。それぞれの島に個性がある。佐島は、弓削島と岩城島という大きな島に囲まれている。もともと、資源の少なさもあり、佐島は弓削に合併された。歴史の文書を見ても、佐島は弓削島とともに登場するので、弓削島とは親交が深い。佐島と橋がつながっているのは、弓削島と生名島で、ほかの島や四国、本州に行くには船を利用するしかない。岩城島などとも橋によって繋がる計画もあるそうだが、ストロー効果で物や人が入ってくる反面、人や物が出て行ってしまう影響も心配している人がいた。また、資源のない島特有の課題もある。こういう島は何もない分、おそらく動物の殺処分場やゴミ処分場になるなどのリスクも抱えている。しかし、個人的には、こういう島こそ人の個性が際立つと思っているので、面白い人は多い。人やストーリー性で、訪れた人々に島の良さをうまく伝えていきたいと感じた。

 

<地域コミュニティ>

基本的にシェア経済で成り立っていて、おすそ分けの文化がある。温暖な気候の影響もあるのか、とても穏やかで、自由で、のびのびと暮らしている人が多い。移住者は、全国各地からと出身地がバラバラで、移住者同士で集まって晩御飯を食べることもある。

もとから島に住んでいる人との交流は今回はあまりしなかった。保守的な島出身の人と、行動派の移住者の人で、やや考え方やコミュニティの違いが見られた。ただ、基本的に猫の面倒を見る、人の家に行ってwifiを借りるなどの習慣も見られ、血は繋がっていないけど、同じ家族であるかのように人と接する。だから、ウワサはすぐに広まるが、みなおおらかなので、特に喧嘩をする光景などは見られなかった。また、詳細がわからないが、地域のサークル活動のようなものも存在することを小耳に挟んだ。会費は安価で、スポーツを行うようだ。暇があれば、散歩をする子供も見られ、基本的に家にこもるという感じの人は少ない。子供達は、教えられなくてもサヤエンドウで笛を作ったり、犬の習性を知っていたり、自然や動物のことについての知見が深い。

*************************************

 

世界一周の概要はこちら。

ina-tabi.hatenablog.com

 

 

【世界一周18日目】愛媛県佐島にある『島四国八十八ケ所』を1日で調査して回る徒歩の旅!!!

こんにちは、

今日は写真多め、文章は短文で。

愛媛県佐島には、『島四国八十八ケ所』というのがある。

佐島にも八十八ケ所があったのか!

由来は定かでないが、巡礼路であることは確かで、自己対話や健康増進といった目的で巡る旅人が存在した。

最大の特徴は、四国八十八カ所や、シルクロード、コンポステーラなどとは違い、佐島という一つの島で1日で完結するライトな巡礼路であるということである。

今回は、「島四国八十八カ所の現状をチェックしてくる」という調査も兼ねて、冒険気分で回って来たので、その時の様子を共有する!

 

79番から、84、80、5、4、3、2、1、10、6、11、14、13、16、17、15、20、19、18、69、74、65、64、63、62、61、57、56、55、52、54、53、51、50、49、48、47、46、45、44、43、42、41、40、26、27、25、24、23、22と回ることができた。

 

数字順に並べると、

1、2、3、4、5、6、7、8、9、10

11、12、13、14、15、16、17、18、19、20

21、22、23、24、25、26、27、28、29、30

31、32、33、34、35、36、37、38、39、40

41、42、43、44、45、46、47、48、49、50

51、52、53、54、55、56、57、58、59、60

61、62、63、64、65、66、67、68、69、70

71、72、73、74、75、76、77、78、79、80

81、82、83、84、85、86、87、88

結果、赤字のところが発見できなかった。

道が竹やぶになっていたり、背丈以上の草で、行く道を阻まれた。

近所の方に聞いて回ったものの、「ここは元は住んでいる人がいたから、道があったのだが。」という声も多かったが、今ではジャングル状態。

もしくは、道すら見当たらず、もはや見当がつかないというものもあった。

1日という制約の中での徒歩の旅だったので、粘れば見つかったかもしれない。

これは今後発見できたらぜひ教えていただきたい。

 

それでは、早速様子を振り返ってみる。

 

f:id:ina-tabi:20180516232709j:image

基本的に、上記の道は、昔の山道の地図である。現在の道路とはほとんど全くかけ離れているので、道なき道が多い。

そんな時、考えることは一つ。

1本道があった場合、A方向とB方向という2つの方向から目的地を探す。

例えば、45番蛸崎を目指す場合、50番福羅付近A方向から目指すか、40番大嶽付近B方向から目指すかの2択があり、一方を試してみてだめだったら、もう一方という風に探し当てていく。

 

まずは、簡単な七十九番から始める。

f:id:ina-tabi:20180516171649j:plain

f:id:ina-tabi:20180516171903j:plain

f:id:ina-tabi:20180516171904j:plain

 

第5番(道路沿い)から1番までは、竹に覆われた山道を進む。

f:id:ina-tabi:20180516172307j:plain

f:id:ina-tabi:20180516172407j:plain

f:id:ina-tabi:20180516172421j:plain

f:id:ina-tabi:20180516172638j:plain

f:id:ina-tabi:20180516172801j:plain

 

道路脇にある。

f:id:ina-tabi:20180516172818j:plain

f:id:ina-tabi:20180516172820j:plain

 

道路脇の道なき道を草をかき分けて進む第11番。

f:id:ina-tabi:20180517004941j:plain

f:id:ina-tabi:20180517005030j:plain

 

f:id:ina-tabi:20180516172915j:plain

家の敷地内に入っていく、第14番。

f:id:ina-tabi:20180516172922j:plain

第14番の裏手の山の上の方にかすかに、石柱が!

これが13番。

f:id:ina-tabi:20180517004655j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173009j:plain

この先は、かすかに獣道があったが、危険だと思ったので12番は断念。

 

こちらは、道路脇。

f:id:ina-tabi:20180516173022j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173027j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173038j:plain

 

第二十番は海の目の前。

この辺は、よく吠える犬が見張っていて、追いかけてくるので、注意が必要。

見つかったら、走り去るべし!

f:id:ina-tabi:20180516173110j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173119j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173121j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173107j:plain

 

道路脇の69番。この先は、竹やぶジャングルで、60番台後半は断念。

f:id:ina-tabi:20180516173140j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173210j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173200j:plain

 

f:id:ina-tabi:20180516173223j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173604j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173706j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173701j:plain

62番を越えると道なき道の登山が待っていた。

横峰山の山腹を横断する。

f:id:ina-tabi:20180516173709j:plain

ここら辺から、いよいよかすかに残る山道。

第61番は山の斜面にたつ祠がかすかに見えた。

f:id:ina-tabi:20180516173740j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173746j:plain

 

道は、奥深さを増す。

f:id:ina-tabi:20180516173751j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173826j:plain

第57番近くにひらけたところがある。

f:id:ina-tabi:20180516173828j:plain

この先はジャングル。森をかき分けて進む。

これとかやばかった。

f:id:ina-tabi:20180516173829j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173838j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173839j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174004j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173840j:plain

 

f:id:ina-tabi:20180516173932j:plain

 

第53番からは、かすかに車道が残っていて安心する。

f:id:ina-tabi:20180516173951j:plain

近くに古墳跡があるが、林に埋もれている。

f:id:ina-tabi:20180516173957j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174003j:plain

f:id:ina-tabi:20180516173919j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174056j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174105j:plain

第50番付近からは、海岸沿いを進む。

とても美しい景色だ。

f:id:ina-tabi:20180516174111j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174212j:plain


第48~49番は、コンクリートで波から防いでいる。

f:id:ina-tabi:20180516174210j:plain

 

f:id:ina-tabi:20180516174215j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174213j:plain

 

第40~47番はコンクリートで固めたところに一箇所に集めてあった。

f:id:ina-tabi:20180516174217j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174230j:plain

蛸崎からは、海岸線沿いを大冒険してみた。

f:id:ina-tabi:20180516225127j:plain

石の崖とかあってサバイバル気分だった。

個人的にワクワクするが、観光ルートとしては今の所お勧めできない。

f:id:ina-tabi:20180516225344j:plain

f:id:ina-tabi:20180516174359j:plain

途中どでかい流木に遭遇。

f:id:ina-tabi:20180516225651j:plain

f:id:ina-tabi:20180516225742j:plain

26番もコンクリートに固められていた内側にある。

f:id:ina-tabi:20180516225957j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230039j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230234j:plain

27番の先は、道がなかったので、引き返した。

f:id:ina-tabi:20180516230300j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230335j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230431j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230527j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230622j:plain

f:id:ina-tabi:20180516230705j:plain

 

結局なんだかんだ言って、9:30にスタートして、16:30にゴールできたので、コンパクトな八十八ケ所巡りだったと感じた!手軽に、八十八ケ所巡りをしたい人にとっては良いかもしれない!途中かなりハードな山道や海岸線はあり、ルートとしては現状では、道路沿いのもののみ、おすすめできる。観光協会か、健康推進課の方、地域のボランティアが入ることで、八十八ケ所のルート再生も現実味を帯びてくると感じた。

巡礼の楽しさは、冒険のときのワクワク感と、祠と石柱を発見した時の達成感がなんとも言えない。途中は自分を見つめることができるのもいいなと感じた!

 

スタート&ゴールはここでした。

shiomihouse.com

 

世界一周の概要はこちら。

camp-fire.jp

【世界一周14日目】尾道おもしろかった!そして、愛媛県佐島上陸!

こんにちわ、最近体力不足ですぐに眠くなる稲村です。

今日は、5/11(金)に訪れた、広島の尾道という場所をご紹介します。

 

尾道は、坂が多い街だ。

階段が延々と続く路地がなんとも言えない冒険心を誘う。

坂が多い分、家も空き家もところどころたくさんある。

しかし、もともと、商売の街だった尾道は、商店街に賑わいが今もなお残る。

そこに、「猫というマスコット的なキャラクターが映える」という街だった(笑)

 

急な坂道。

f:id:ina-tabi:20180513212521j:plain

 

 一番有名な空き家再生物件の1つに、「あなごのねどこ」がある。

anago.onomichisaisei.com

f:id:ina-tabi:20180513211701j:plain

ここは、単なるゲストハウスではなく、「旅の学校」を謳うカフェや、本と音楽が調和したアートスペースが併設されているのが、おもしろい。

旅から学ぶということで、旅をしてきた面白い人が講師をつとめて授業をするそうだ。

純粋にこういう場づくりは自分に合っているし、やってみたいと思った。

また、アートスペースは、物音一つ立てたら世界観が壊れるくらいの繊細な雰囲気に包まれていてすごくう驚いたし、この空気感を表現するのはなかなか難しいと思った。

f:id:ina-tabi:20180513214943j:plain

f:id:ina-tabi:20180513215033j:plain

f:id:ina-tabi:20180513215107j:plain

 

昔から尾道は商売が盛んだったことがうかがえる、元商工会議所。

f:id:ina-tabi:20180513214357j:plain

 

銭湯を食べ物屋さんに改装した大和湯はかなり見応えがある。内装も銭湯時代の風呂場や体重計が残されていて、面白い。

f:id:ina-tabi:20180513214355j:plain

 ぶさうまい、猫!!!

尾道の人にとって猫は、身近な存在のようだ。

f:id:ina-tabi:20180513212634j:plain

さて、尾道から因島を経由して、愛媛県の佐島に向かう。

船は、基本的に地元の人ばかり。

ローカル感にワクワクする。

f:id:ina-tabi:20180513215218j:plain

船に乗りながら考えていたこと。

もう、四国を回って散々話しを聞いて感じたことは、空き家活用は行政目線でどこも同じ問題を抱えていて、どこも同じような仕組みで、回っているということ。

行政が移住者とオーナーをマッチングさせて、改修費の補助を出して、あとは活用者がうまくやればいいという感じ。

人生どう転んでもあまり大差なんてないんだと思う。

北海道に住んでも、本州に住んでも、どこぞの離島に住んでも、きっと目指すべき方向、本質は何も変わらない。

だから、地方でなんかやりたいんなら、色々さまよって情報ばっかり求めるよりも、「1つ場所を決める」「基盤となるスキルを固める」といったことが圧倒的に大事で、それが1つの自分のやりたいことを形にすることにつながっていく。

 

あと最近よく考えるのが、静と動。

グッとこらえて、1つに留まらないといけない時もあれば、自分を自由に解放して価値観を揺さぶってみる時もある。セロトニンドーパミンが、それぞれシーソーのように快楽のバランスをとっているように、人の行動も静と動によってうまく保たれている気がする。今の僕には、静を受け入れ向き合うことによる学びもあるんじゃないかと思って、その土地ごとに一週間以上滞在して、バイトと丁寧に向き合おうという意識が整ってきた。

 

佐島到着!!!

f:id:ina-tabi:20180513212435j:plain

 ここが、5/11(金)から5/19(土)までお世話になるゲストハウス汐見の家!

shiomihouse.com

f:id:ina-tabi:20180513214605j:plain

f:id:ina-tabi:20180513214706j:plain

このゲストハウスの面白いところは、また後ほど書きます

 

 

 

【世界一周12〜13日目】四国のまちづくりをたくさん知ることができた!

こんにちは、朝はおこめ派のイナムラです。

四国のまちづくりについて、ここ3日で知れたことを共有します。

 

<5/5(土)~ 香川県高松市

高松は、優しい雰囲気の人が多い。

カップルの会話を聞いていると、高松弁が聞こえてきてほっこりした。

高松の地域コミュニティを考える上で、「帰省」の存在は、ものすごく重要な意味を持つ気がする。

とくにGWの夜の高松は、路上にたくさんの人だかりができ、同級生や友人とのしばしの再会を楽しむ。

その盛り上がりといえば半端ない。

f:id:ina-tabi:20180509183110j:plain

 思わず、動画を撮ったら、2人のBOYが乗ってきた。笑


【世界一周8日目】高松の帰省による盛り上がりっぷりはすごい。

こういうコミュニティを作ってみたいと純粋に思った。

 

<5/7(月)  高知県高知市

高知は、空き家率が全国上位レベルで高い県だ。

それもあってか、高知県庁はとても空き家対策に関して力を入れているということで、ヒアリングしてきた。

高知市以外の33市町村では、空き家のマッチング制度がある。

中心の高知市は、不動産仲介の会社が仲介できているので、行政は手を入れない。

しかし、それ以外の市町村は10年間借り上げで、改修もして、使い手を募集するというからびっくりした。

そこまで思い切りの良いことができるのか、、と。

基本移住関連の人に空き家提供をしているようだ。

企業関連は不動産屋を通じて活用物件を決めてほしいとのこと。

住居だと家は支出にしかならないが、企業活動であれば努力することで売上が上がる。

だから、移住者の人にしか行政経由の安い空き家提供はしないようである。

とても割り切っていて、潔い感じがした。

 

<5/9(水) 香川県宇多津町>

宇多津では、古い寺社や古民家によるまちづくりがさかんだ。

とりわけ関心のあった「古街の家」について、アポなしの突撃見学をさせてもらった。

 

www.co-machi-no-ie.jp

 

 

 

f:id:ina-tabi:20180510142312j:plain

ここは、地域の方を巻き込みながら、2棟の宿泊施設を運営している。

基本掃除はスタッフがやらずに、シルバー人材センターに頼んでいるようだ。

アルバイトでも、地域の方が関わる仕組みができるのは良い。

 

こちらが純日本建築の「臨水(りんすい)」である。

その奥に、少し見えるのが洋館の「背山(せざん)」である。

とても周辺環境は落ち着いており、寺社の街なので古い建築が多いが、こういう新しい建物もひっそりと溶け込んでいる感じは良かった。

事務所から2棟とも1分以内で、コンパクトなのは動きやすい。

 

f:id:ina-tabi:20180510142020j:plain

 建物の中は、一棟貸しとはいえ、とても広い。

複数人で借りるのが、良いだろう。

f:id:ina-tabi:20180510143159j:plain

ここは、徳島の祖谷で見てきた古民家と違って、景色で勝負するよりも、庭で世界観を作りに行っている印象を受ける。

f:id:ina-tabi:20180510144257j:plain

風呂からも、庭を眺められる。

f:id:ina-tabi:20180510144551j:plain

宇多津の古民家は、総じて人工的な要素も強いが、庭を含めて建物の魅力によって人を呼ぶ作り込みをしていると感じた。何もしなくても人が来る観光地とも違うところに人を呼ぶには、やはりきちんと初期投資して、しっかりした世界観を作る必要があると感じた。


 

 

<5/9(水) 香川県丸亀市

丸亀は、リノベーションによるまちづくりについて学んできた。

行政と現場で見方が異なるようだ。

行政的には、丸亀は地方再生モデル都市32都市の1つとして選定されている。

その中でも、中心の商店街活性化の意味で、空き店舗・空きオフィス改修補助金の存在は大きい。家守のような仲介会社が行政からの依頼で、改装に対するケア含めて不動産オーナーと活用事業者を繋ぐ。リノベーションスクール以来、3年経ち様々な空き店舗が活用されてきた実績がある。

f:id:ina-tabi:20180510145406j:plain

 

※地方再生モデル都市の取り組み

http://www.mlit.go.jp/common/001228961.pdf

※空き家改修補助金は75万円または1/2相当額の低い方

https://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i26430/file/28hp.pdf

※リノベーションスクール@丸亀

re-re-re-renovation.jp

 

 

実際の現場では、カバーしきれていない様々な問題もあることに気づく。

今回は、補助金を使ってリノベーションを行い開店したお店1軒、補助金をもらえなかったお店1軒にヒアリングに行ってきた。

①賃料と需要の問題

丸亀の不動産オーナーは、過去の賑わいあった頃の商店街の雰囲気を覚えている。

だから、家賃を20万とかなり高く設定する物件も多いが、店を開いても人が来ないのが現状だ。物件を借りた人は赤字になるケースも多いので、そこだけで食べていけるところはほとんどない。商店街はしっかりしているし、リノベーションも綺麗な物件もあるし、道路の道幅が広くて歩きやすいが、人がいないのだ。ハードがあっても、ソフトが付いて来ていないのが、丸亀の中心部の実態だろう。

 

②移住者への参入障壁の問題

地元の不動産屋との繋がりがある事業者が、空き家改修補助金と物件をがっちり掴んでいる傾向がある。逆に、補助金をもらえなかったお店にヒアリングをしたが、移住者だったのでパイプがなくて補助金は断られたという。これは、広く地方に見られる傾向だと思うが、よそ者は受け入れてもらいづらい。そして、補助金をゲットした事業者はとくに補助金についての事実を知らず、地域の不動産オーナーだけが詳しい情報と行政とのパイプを持っているのが現状だ。実際に補助金を使ってリノベーションを行い、開業した事業者にヒアリングに行ったが、詳細な情報は聞くことはできなかった。

 

丸亀は場所と回遊しやすい道は揃っているし、リノベーションスクールなど様々な動きがあるので、これから再生して行くかもしれない。人の動きがどうできるのか。これからも、情報をとり続けたい。

 

 

*************************************

四国のうまいもん

 

鶴丸カレーうどん

(高松のうどんといったらここ)

f:id:ina-tabi:20180510151444j:plain

 

ちきり庵の家庭料理

(知る人ぞ知る高松の名店)

f:id:ina-tabi:20180510145523j:plain

 

世界一周の概要はこちら。

camp-fire.jp

【世界一周8〜11日目】徳島でのアルバイト総まとめ

こんにちは、納豆はタレをかける前に混ぜる派のイナムラです。

今日は徳島県の祖谷でのアルバイトでの学びを総まとめをします。

4/29(日)〜5/5(土)までの7日間、「桃源郷祖谷の山里事務所」にて、アルバイトをさせていただきました。

 

ここでは、主な業務としては、築300年の古民家「篪庵」と、落合集落の古民家群「祖谷の山里」8棟の宿泊施設の管理運営のお手伝いを行った。

f:id:ina-tabi:20180507003346j:plain

 

詳細な業務内容としては、

午前に宿泊施設の掃除1棟とチェックイン前の確認1棟。

午後に事務所の掃除や宿泊客のお迎え

を行った。

GWは合計9棟のうち、8割ほどの稼働率のため、様々な宿泊棟を担当させていただき、9棟全てのお手伝いができた。

 

ここでの学びとしては、以下のようなことがあった。

 

①採算の作り方

基本的には、行政からの業務委託で成り立っている。重要伝統的建造物群保存地区に指定されて三好市の全面協力のもとで運営されている宿泊施設である。古民家のデザインや、部材などかなり制約はあるものの、エリアとしてのブランディングに成功している。ど田舎でありながら、安くて8000円から高くて20000円くらいの価格帯で高いクオリティの事業となっている。稼働率も冬場含めて4割以上というのはすごい。近々、行政のもとを離れて、自由度の高い独立採算も目指せる。行政が初期段階でリスクをおって、徐々に独立採算を目指すというのは古民家という維持費や改修の初期費用がかなりかかる物件を扱うには、ある意味理想的なモデルかもしれない。

 

②地域の方が関わるモデル

まず、地域の方が関わり一緒に作り上げる古民家の宿泊施設ということである。すでに自治会とは別組織で、重要伝統的建造物群保存地区の保存会があり、おばあちゃん達の集まりができているので、そこに料理づくり、宿泊施設のお掃除、周辺ガイドツアーのお手伝いをお願いしている。料理づくりのオプションは3パターンに分かれる。

A.「そば道場」というお店の仕出し宅配
B.その場で料理を作る実演
C.おばあちゃんの家に招いて料理体験
※BとCは料理体験なので、とくに飲食の許可は必要ではない。

元になる団体が既にあるという環境は、地域に開く場を作りやすいことにもつながる。

 

③デザインの洗練性

自然に調和したデザインがとにかく美しい。庭レベルではなく、集落そのものが自然と共に暮らし、小鳥がさえずり、風で木の葉がそよぐ。そんな周辺環境のゆったりとした時間そのものがサービスといえる。内部の骨董品、屏風、光の具合など日本を徹底的に追求した人にしかわからない空間が広がっている。これらの古民家をプロデュースしたアメリカ人のアレックスカーさんは、日本学の専攻。書道や、文学、美術などの仕事も総合的にされてきただけあって、周辺の自然から内部環境に至る全てが日本らしさを感じさせる。自然とともに生き、森から出てきた民族である日本人をエリアとして忠実に表現しようとした時に、ど田舎をフィールドとしたのはうなづける。

 

ここで、古民家の宿泊施設の紹介をしておく。

極上の見晴らし「天一方」

f:id:ina-tabi:20180507003004j:plain

みんなでワイワイ「談山(たんざん)」

f:id:ina-tabi:20180507003115j:plain

天空のユートピア「浮生(ふしょう)」

f:id:ina-tabi:20180507003137j:plain

森の中でひっそり「悠居」

f:id:ina-tabi:20180507002726j:plain

女子受けする気軽なオシャレ「晴耕」「雨読」

f:id:ina-tabi:20180507002756j:plain

まるで秘密基地「雲外」「蒼天」

f:id:ina-tabi:20180507002602j:plain

日本美の最高峰「篪庵(ちいおり)」

f:id:ina-tabi:20180507002851j:plain

 

 

さて、自分はどんなところに暮らし生きていきたいのか。考えた時に、山という選択肢もありだなと思った。

ゆっくりした時間の中で、優しい地域の人々に囲まれ、自然の厳しさや穏やかさに身を委ねて暮らしていく。畑を耕し、タケノコを採り、ひまわりを植え生活してみるのも面白い。

唯一感じるのは、人の刺激と出会いの総量が少なく、情報が入りにくいことだ。そこさえ解決できれば、、などと思った。ただ、それにも増して、今後関わり続けたいと思える地域だったし、人の気質も自分と近いことは確認できた。また、遊びに来たい。

 

 

 

 

*************************************

徳島県三好市東祖谷」地域コミュニティに関するデータ

人口:1627人(H.22 国勢調査

面積:13.22㎢

<歴史>

昔からこの地域は世の中からの「逃げ場」であった。

アレックス・カー(1993)によれば、 奈良時代の文献が祖谷に関しての最も古い記述だったそうだ。都から落ちのびた巫女の一団が、この近辺の山の中に消えたとある。屋島の戦いで平家の落人が祖谷に入って来て、それ以来平家落人の里と言われるようにもなった。また、南北朝の際は、祖谷は南朝軍の砦となった。江戸時代は蜂須賀公の阿波藩に最後まで抵抗したり、百姓一揆を起こしたりした。

 

<地理>

アレックス・カー(1993)によれば、 基本的に日本の村は、山間部だと山の中ではなく、山の麓や谷に集中していて、その周辺に田畑がある。しかし、祖谷の場合は、谷に近づくほどに険しく暗いため、泉がある山の中腹に民家を構えた。岩だらけの畑は稲作に向いていないため田んぼは少なく、田んぼを管理する村を形成していない。一軒一軒の家は独立して存在する。

 

<地域コミュニティ>

近所の商店や食事処に行くと、ガランとしていて接客に対して慣れている人は少なかった。シャイな人が多いのかもしれない。心の優しい人が多い印象を持った。

「そば道場」という食事処で700円の「かけそば」を食べると、太麺のそばが出てきた。シニアの方が近隣に多いためか、味は薄味でさっぱりとしていて、量は少なめだった。

また、商店に入ってみると、おじいさんが出ててきた。祖谷にしかないものを尋ねると、「特にない」との答えが返って来た。よそから移住して来た人は、豆腐、こんにゃく、ジャガイモ、そばといった特産物をあげる人が多い。しかし、昔から住んでいるシニアの人は特に何もないと考えており、引け目を感じているのか多くを語らない。

豆腐屋さんに行って「豆腐は何時から売りますか?」と聞くと、短く端的に「朝8:00からです。」と言う。地域のおばちゃんでたまに熱っぽい人がいるものの、凛としたストレートな人か、または淡々と静かに話をする人が圧倒的に多い印象を受ける。何れにしても、皆優しい人が多かった。

 

 

 

 

*************************************

<徳島でのベストフォト>

自然と人が共生することによって生まれた曲がりくねった道や畑。

村を俯瞰的に見ると、近代美術のような曲線や色の配置がみて取れる。

雲がモクモクとあがり、エネルギーが湧いてくる。

f:id:ina-tabi:20180508101419p:plain

 

旅は常に自分との対話。

鏡に映った自分は、何者なのか。

しっかりと見つめ直す良い機会だ。

f:id:ina-tabi:20180508103250j:plain

 

クラウドファンディング実施中!!!

camp-fire.jp

 

 

 

 

 

 

【世界一周4~7日目】徳島県の祖谷で12時間45kmの徒歩の旅・謎のカカシ村&不思議なお話&山登りなど!!!

5月3日木曜日。

バイトのお休みを1日いただいた。

この日は思う存分遊びまくろうと思って、壮絶な徒歩の旅をした!!!

結果的に45km&12時間をぶっ通しで歩くことになり、休む暇すらなかったが、とてもおもろい旅になったので、ブログに残しておく。

 

バイト先の事務所を出たのが、朝8:00。

とにかく徒歩で、地元の人におすすめされた奥祖谷かずら橋を目指す。

これは、一般的なかずら橋ではなく、知る人ぞ知る橋なのだ。

 

祖谷の谷は美しい。

水はエメラルドグリーンに輝き、人の心を洗う。

f:id:ina-tabi:20180504190703j:plain

 

苔にまみれた道を進む。

f:id:ina-tabi:20180504190745j:plain

 

道端にはちょくちょく滝が出現する。

f:id:ina-tabi:20180504191154j:plain

 

道を歩いていると、ばあちゃんに声をかけられた(笑)

このばあちゃん、毎日この道を歩いているという。元気だな!

鹿のワナを作って1頭獲ると、2万円くらいになるらしい。

こんな風によそ者といろいろ話をすることが、地域のシニアにとっての生きがいになる。なかなか人が来ない地域ならではの感覚だ。

帰り道にここを通るなら晩飯食べに来な!とおっしゃってくれた。

やさしい。

f:id:ina-tabi:20180504192518j:plain

 

道端に突如カカシが出現した。

ここは、カカシ村と呼ばれている村で、名頃というところにある。

ある一人のおばあさんが、カカシを日々一生懸命作りまくっているらしい。

この村に昔住んでいた人、亡くなってしまった人のことを思い出しながら、それぞれの顔に似せてカカシの人形を作っているようだ。

村人は30人なのに、カカシは200体。

この奇妙な光景に、村の発展と衰退の虚しさを重ねる。

f:id:ina-tabi:20180504191523j:plain

 

ここは昔お店屋さんだったのだろうか。

さぞかし賑わっていたに違いない。

f:id:ina-tabi:20180504192147j:plain

 

バス停はこの街のコミュニティスペースの役割を果たしていたのかもしれない。

なぜ、この村は衰退してしまったのか、虚しさが残る。

f:id:ina-tabi:20180504192442j:plain

 

さて、どれが本物の人でしょうか(笑)

*答えがわかった方は僕に連絡ください。豪華景品当たるかも。

f:id:ina-tabi:20180504193535j:plain

集会所にあるカカシの大群。

youtu.be

虚しさの先に、これが観光名所となり、再び人を呼び寄せる。

そんな日がもしかしたら徐々に近づいているのかもしれない。

 

それから、しばらく歩くと、トラックに乗ったおじちゃんが声をかけてくれた。

「うちのトラック乗ってくか?」

とてもありがたい。本当に1kmくらいだけど、奥祖谷かずら橋まで乗せてもらうことにした。ヒッチハイクでトラックの荷台に乗せてもらうのは初めてだ。

奥祖谷かずら橋の目の前の食事処で、親子丼をおごってもらった。

これは、うますぎた。

f:id:ina-tabi:20180504194241j:plain

f:id:ina-tabi:20180504220929j:plain

 

 

このおじさん、とても不思議な体験を語ってくださった。

若い頃に四国八十八ケ所巡りの旅をしていたという。

ある時、日も暮れかけ次の目的地までたどり着けるかどうかわからなかった。

一本道をただひたすら進んだ。

目の前から車がやって来た。

そして、その車が通り過ぎた瞬間、、、。

なんと、目の前の道が竹でふさがれてしまったという。

そこには竹も何も生えていない道だったのに、突如竹が現れ道を塞いだのだ。

この出来事から、これ以上前に進んでは危険だという暗示だと悟ったそうだ。

その日は、来た道を引き返したとのこと。

四国の秘境には、こんな民俗学のような話が今なお残っているのだ。

 

さて、奥祖谷かずら橋を観光。

本当に美しい。

f:id:ina-tabi:20180504205019j:plain

男橋は渡るときは、予想以上にスリル満点だ。

最初の1回はめちゃくちゃ怖いけど、2回目からは慣れた。

f:id:ina-tabi:20180504205317j:plain

そのほかにも、女橋という橋や、野猿というロープを手繰り寄せながら進む橋があるので、ぜひ訪れてみていただきたい。

 

次に向かうのは山嶺という山だ。

奥祖谷かずら橋からは、約3kmで登山口につく。

先ほどのカカシ村の近くだ。

さて、登り始めよう。

四国で最も美しいと言われる山、山嶺へ!

f:id:ina-tabi:20180504210403j:plain

f:id:ina-tabi:20180504212239j:plain

f:id:ina-tabi:20180504212451j:plain

f:id:ina-tabi:20180504212833j:plain

f:id:ina-tabi:20180504213502j:plain

f:id:ina-tabi:20180504213155j:plain

日が徐々にくれる夕方。

誰もいない山道をひたすら歩いた。

天狗塚から下山する道がわからず、一時彷徨う。

結局、下山して、道路に出れたのは、18:00すぎ。

夜の暗い森に囲まれた道路をひたすら事務所まで歩く。

ガマガエルの声が深く唸るように響き渡る。

獣がガサゴソと音を立てる。

お墓が目の前に出現するたびにビクッとする。

この一帯は昔民家があったのだろう。

しかし、今はもう廃墟ばかりでお墓だけ残る。

平家の落人が住んで以来、切り開かれたここら一帯の村には様々な伝承があり、

そういう話を思い出すたびに身震いがする。

ふと、知らぬ間に走りだしていた。

とにかく後ろには目をくれず、前に前に。

自分は1日をどう生きようか考えた時に、徹底的に予定を詰め込む。

欲にまみれているのか、好奇心が強いのか。

計画性など何もない。

ただ、実行することでこそ、何か道が開ける。

そう信じて、カンガルーのように前に前に。

僕は、衝動によってビジョンを実行しようとするアーティストであるとすれば、

仕事ではリアリストのパートナーがいた方が良い。

とにかく何をするにも、詳細に事細かに丁寧に描ける人間を必要としていた。

自分は一人で生きられる器用な人間ではない。

一緒にとてつもなく面白いことを実現できる人をただただ欲していた。

 

************************************

桃源郷祖谷の山里事務所ー奥祖谷二重カズラ橋15km

②奥祖谷二重カズラ橋ー山嶺登山口(名頃)2.9km

③山嶺登山口(名頃)ー山嶺ー西熊山ーお亀岩ー天狗塚一(1時間さまよう)ー西山林道登山口 約18km

西山林道登山口ー桃源郷祖谷の山里事務所 9.1km

合計約45km

の旅でした!

バイトは、明日が最終日。

バイトでの学びも、また総合的にまとめてみます。

f:id:ina-tabi:20180504212019p:plain

 

クラウドファンディング実施中!

camp-fire.jp

 

 

 

 

 

空き家活用に関係するシェアサービスまとめ

東京都日野市の古民家「ヒラヤマちべっと」では、さまざまな空き家活用シェアサービスを試したので、リンクとともに共有する。

 

①個室を貸し出す・シェアハウス編

colish(コリッシュ)

無料のシェアハウス物件掲載サイトの中では、最も問い合わせ数が多かった。成約数は、2件だった。シェアハウス事業者がテーマを掲げて、興味がある人が閲覧する仕組みになっているため、そのマッチングがうまくいきやすい仕掛けになっている。

 

ルームシェアジャパン

無料のシェアハウス物件掲載サイトの中では、2番目に問い合わせ数が多かった。成約数は1件だった。シェアハウスを気軽に投稿できる。

 

ジモティ

無料のシェアハウス物件掲載サイトの中では、3番目に問い合わせ数が多かった。成約数は0件だった。雑多なものが売り買い賃貸されているため、間口は広いが、実際にコアなターゲットにはリーチしにくい。

※その他のサイトにも5つほど掲載していたが、他は問い合わせがなかったので省略。基本は、知り合いの紹介経由だったが、サイト経由でも問い合わせが来たので、載せておく。

 

②個室を貸し出す・民泊編

Airbnb

かなり宿泊者は泊まった。立地上数は少なく、単価は抑えざるを得なかった。1人1泊3000円で1週間に1人泊まればいい方だった。しかし、Airbnb経由で2人ほど、シェアハウスの住人になった人がいたという事実も見逃せない。知り合いやイベント参加者を泊めるというスタンスで宿泊は行った。

 

③リビングやキッチンを貸し出す

スペースマーケット

写真撮影、イベント利用、映像制作の3つの案件が入った。一件あたりの単価は高く、地域の人の受け入れと違って、ゴリゴリのビジネスマインドで割り切って受け入れられるのが特徴。お金にはしやすい。ただし、成約率が低め。お問い合わせはたくさんいただくが、制約がしにくかったのは活用物件の性質上や記述内容の問題が大きいのかもしれない。詳細な記述が必要だろう。

 

③畑を貸し出す

シェア畑

畑面積が一定以上でないと、なかなか受け入れてもらえない可能性は高い。

きちんと電話で敷地面積の確認をする必要がある。きちんと基準をクリアすれば、かなり事業がうまく進みそうなイメージ。 

 

④駐車場を貸し出す

アキッパ

貸し出し料金の単価は低め。立地にもよるが、うちの物件の場合は小銭稼ぎという側面が強い。

 

民パーク

キャンピングカーに駐車場を貸し出しをすることで、部屋を貸し出ししなくても民泊に近いサービスが始められる手軽さはある。契約は結構しっかりしているので、始めるときはAirbnbのように気軽に掲載というわけにはいかない。地域コミュニティの文脈においては、防災の場合の避難所としてキャンピングカーの活用という視点もある。

 

⑤複合的に貸し出す

DMMサロン

オンラインとオフラインでコミュニティを作ることができる。会員から月額で費用をもらうことで、コミュニティに参加。参加者はリアルな場とオンラインの場における交流を楽しむことができる。

(シナプスなどのオンラインサロンもあり)

 

色々シェアサービスを試してみたものの、結局中間マージンが引かれるので、地域コミュニティの文脈だと、直接システム構築した方が良さそうなものもある。始める際は、きちんと吟味しておきたい。