【クラファン応援】染め物の魅力を広めたい!獅子蚊帳職人がバックを制作、富山県高岡市 山本染業の挑戦

富山県高岡市で、染め工場「山本染業」の新しい挑戦が始まった。

創業115年の伝統的な染めの技術を生かしてカジュアルなトートバックを制作し、それをクラウドファンディングで販売しておられる。2024年3月22日から一ヶ月、クラウドファンディングに挑戦されておられる。

クラウドファンディング詳細

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コロナ禍で挑戦!新しいグッズ制作の道

私は2024年1月、高岡市の山本染業を訪れて、簡単に染め工場のお話を伺った。その日に電話してすぐに直行という流れ。突然の訪問だったにも関わらず、受け入れてくださり、とてもありがたかった。「仕事が早く終わったんだ」とそこには獅子の蚊帳(胴体)が干されていた。

そう山本染業さんは獅子の蚊帳を作る職人さんなのだ。しかし、コロナ禍では大変な時期もあった。コロナ禍で獅子蚊帳を使う祭りの中止が続出した。そこで初めて3年前にクラウドファンディングで「伝統手染帆布のボディーバッグ」のプロジェクトを実施し、86万円越えの実績ができた。染めの技術はグッズ制作に生かすことができることに気づいたのだ。染物の魅力をいろんな方に知ってほしいとの想いで取り組んでいるという。日本全国の獅子舞に関わる職人さんは後継者不足や祭りの衰退などに悩んでいる方々も多いが、その希望の光にも思える。

縁起の良い模様「勝ち虫」

そして、2024年3月22日から始まった新しいクラウドファンディングの挑戦。今度はボディーバックではなく、トートバックだ。前回のプロジェクトでは、想像以上の反響があり、その中で「ポケットがあったら」「もっと大きいものが入れば」といった要望があったようで、トートバッグの制作を決意したという。

このバッグには「勝ち虫」という模様が入っている。そこに込められた想いは、後ろに下がらない「不退転の精神」である。勝ち虫とは「とんぼ」のことで前にしか進まない。それが戦国武将から好まれ、武具などにも装飾されてきた歴史がある。 そんな縁起のよい「勝ち虫」柄をトートバッグのアクセントで表現されている。

帆布は丈夫な綿生地で、使い込めばしなやかになり、味の出る生地だ。B5サイズのノート、A4サイズのフォルダ、手帳、スマホ、財布、名刺入れ等が入るという。

今回のクラウドファンディング、リターンはもちろんこのトートバック!

興味を持った方はぜひ応援していただきたい。

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