熱中症対策で獅子舞も変化!?石川県 山代温泉 八朔祭

9月1日、石川県加賀市山代温泉の八朔祭で獅子舞が行われた。武芸鍛錬の勇ましい獅子舞で、棒振りが薙刀や刀を持ち、獅子と立ち向かう姿が見どころだ。また、道中では祝儀としてもらった羊羹やお花を観客にプレゼントする場面があったり、薙刀を「ヤアー!」と観客に向ける部分があったり、小さい子どもだと小学生くらいから参加でき大人から子どもまで関われたり、とにかく関わり代の大きな参加型の獅子舞であることが非常に特徴的だと感じた。また、太鼓のようなお囃子が獅子の蚊帳の中に入り、音を奏でる「バックミュージック」のような存在であり、表に出てこないのは特徴的である。しかし、今回は大半が蚊帳の外で演じられており「暑くて熱中症になるのを防ぐため」とのこと。その形態も少しずつ変化しているようだ。また、今回は服部神社合流で2頭の獅子が温泉街を回ったのは新しい試みで、今までは1頭のみだったとのことである。新しい気づきを得られた取材であった。

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