コミュニティをデザインする立場から見た貨幣とは!?

<そもそも通貨とは?>

①物々交換が起源である。

山の民は海の幸を、海の民は山の幸を食べられない。

山の民はワカメが食いたい!と思っても、労力も時間も限られているのでなかなか食いに行けなくて悔しい。

そうこうしているある日。

海の民と山の民は中間地点でお互いの取ったものを交換し合うようになり、食卓が豊かになった。

物々交換の始まりである。

 

②原始貨幣が登場した。

お互いの取ったものの等価交換はなかなか成立しない。

魚5匹を持ってきた海の民は、きのこ10個を持ってきた山の民と交渉した。

しかし、魚を食べたばっかりの山の民は魚など欲しくはなかった。

そして、この物々交換は不成立になった。

そうこうしているある日。

毛皮、稲、貝殻などその村ごとに誰でも欲しくて持ち運びやすいものを常に持ち歩くようになった。

原始通貨の始まりである。

 

③原始貨幣が統一された。

毛皮が価値あると考え貨幣としていた村に、旅人がやってきた。

その旅人は稲を貨幣として持ち歩いていた。

そして、毛皮が欲しいと思い、交渉してみた。

しかし、稲はこの村ではたくさん取れたからということで交渉は不成立。

結局、旅人はその村で何も自分が欲しい物を手に入れることができなかった。

とても悔しかった。

そうこうしているある日。

旅人は、どこに行っても交渉が成立する物を発見した。

それが金だった。

人々は、金を持ち歩くようになった。

世界で最初の金銭取引は4500年前のメソポタミア

日本では、7世紀後半の富本銭が記録としては最初。

 

金本位制が始まった。

金を持ち歩く旅人たち。

次第に、持ち運ぶのが重いしかさばるし、辛くなってきた。

そうこうしているある日。

金を預かる代わりに、金の引換券を作る人が現れた。

この引換券こそが、紙幣の始まりである。

そして、この金を預かる場所こそが、銀行の始まりである。

この仕組みを現代では、金本位制と呼ぶ。

世界で最初の紙幣は10世紀の中国(北宋時代)に作られた「交子」。

日本では、1661年に福井藩が発行した「藩札」

 

⑤管理通貨制度が始まった。

ある国で、金の埋蔵量はもう尽きてしまいそうだった。

しかし、人々の欲望は膨れ上がった。

貧しさから抜け出したい、もっと豊かになりたいと。

そこで銀行は、通貨をタダであげる代わりに、多くして(利子付きで)返してくださいと言って対応するようになった。

借金の始まりである。

国も個人も団体も、銀行に金をおさめることなく紙幣を刷ってもらった。

発行主体は、円であれば日本銀行、ドルであれば連邦準備銀行FRB)である。

この瞬間、紙幣はただの紙切れとなってしまい、その紙幣の価値は銀行の信用によって保たれることとなった。

そして、銀行もこの人ならお金を返してくれそうだ!という信用のおける人にのみお金を渡すようになった。

これが現代の管理通貨制度の始まりである。

 

 

<仮想通貨とは?>

 インターネットの発達やグローバル化などの背景により、地域や国単位ではなく、世界という単位で流通を加速していこうという試みである。

本来の通貨は銀行という発行者がいたからこそ、信用が保たれてきた。

しかし、発行者を不特定多数とすることで、よりグローバルな貨幣を作れるという考え方が生まれた。この時の発行者をマイナー、発行方法をマイニングと呼ぶ。

マイニングはコンピュータの計算能力にたより、日夜マイニングをしている人々によって支えられ、発行上限は2140年までに2100万ビットコインとされている。

仮想通貨の種類は、現在600種類以上あるといわれている。

 

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仮想通貨の用語

トランザクション:取引データ

ブロックチェーン:取引データ(何月何日誰が誰に送金という内容が暗号化)がブロック化され、鎖のように分散的に管理されている状態。

P2P:個々の端末(Peer)がお互いに信頼し合うことで成立するネットワーク

アルトコイン:ビットコイン以外の仮想通貨

ウォレット:ビットコインやアルトコインを保管するお財布

 

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仮想通貨の歴史

オーストリアの経済学者フリードリッヒ・ハイエクが、1970年代「貨幣発行自由化論」を発表して、「国家に管理されない貨幣」について言及したと言われている。1995年には、アメリカ上院で言及されており、1999年には一部の仮想通貨は存在していた。しかしその発達は電子マネーソーシャルゲームとともにあり、仮想通貨という表現も2009年ごろにできたものである。

主な仮想通貨の走りとして、1990年代に作られた、イーキャッシュとイーゴールドの2つが挙げられる。イーキャッシュは、プライバシー性が低く暗号解読の危険性があるのと、一部の発行者が無限に貨幣を作れたため独裁を生む恐れがあった。イーゴールドは、プライバシー性は高いものの、「金塊の保管」によって成り立つ通貨であり、金塊が差し押さえられた時に機能しなくなるという危険性を持っていた。

これらの課題を解決するイノベーションを起こしたのが、2010年にサトシナカモトという謎の人物が発行したビットコインだ。「ブロックチェーン」という仕組みによって、暗号解読ではなく特殊計算による過去の取引の検証を導入して貨幣の二重利用を防ぎ、その計算を行うマイナー(採掘者)のみが貨幣発行できるようにしたことで、貨幣発行の膨張を防ぐとともにプライバシー性を確保した。また、個人から個人へ(P2P)の取引により、中央を排除して権力の分散が可能となった。

今後のビットコインの課題としては、まず匿名性がもたらす危険性である。テロなどの闇市場の介入が危ぶまれる。また、乱降下しやすく、国家は都合が良くないと思ったら、企業が実在するためそこを取り押さえることも可能である点である。これらの問題を解決してこそ、真の仮想通貨が出来上がると考えられている。

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これからの仮想通貨

 

 

 

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 <地域通貨とは?>

目的やある地域に限って使われる通貨で、コミュニティの活発化が目的とされる。

子供のあずかり、買い物代行など誰にでもできるサービスを無償で依頼しにくい場合に、サービスの提供を受けやすくするという狙いがある。

課題としては、通貨の流通や預かり金の精算など管理の複雑性、不正利用や偽装などの事前対策、発行量と流通量の確保などのハードルがある。

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地域通貨の種類

小切手型:使う人が裏側にサインをすることで履歴が残り、誰の元を辿ったかがわかる

通帳型:対価が発生した時、支払う側と受け取る側それぞれの通帳に金額と内容記載。

紙幣型:貨幣と一緒の紙幣だが、利子の仕組みがなく、価値が目びりしていく。

※通帳型が最もよく利用される。

 

 

#修行#下積み#起業

 

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〒191-0055

東京都日野市西平山4丁目18-12

築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」

(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

 

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<稲村行真プロフィール>

1994年生まれ、千葉県出身。

古民家冒険家。

中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。

東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

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東京都青梅市で空き家見学に行って、面白い話が聞けた。

 

現在、空き家が増えている。

各地の不動産屋や、行政も空き家対策に本腰をいれ初めているようだ。

もっと空き家を活用して、場づくりを進めたいのでこれに参加した。

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さあ、青梅駅

青梅にくると感じるのが、田舎なのに都会的なオーラを醸し出すこと。

イケイケなベンチャー企業の社長のような格好をする社会人、制服をずらしてきたりおしゃれをしている女子高生がそこらへんを歩いていると感じる。

でも、喋ってみるとなんか田舎的なほっこりする会話になる。

こんな人がきただの、閉鎖的だの、観光で人呼びたいだの。

それが意外と楽しいし安心する。

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青梅の街並みは、基本的にレトロな雰囲気でおしゃれ感がある。

昭和っぽい看板なんだけど内装が凝っていたり、売ってるっものは昭和なんだけど今でも全然おしゃれに使えるものだったり、という感じ。

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①空き物件見学ツアー

日程は午前(10:20〜12:20)と午後(13:30〜15:30)で7軒の空き家を回った。

超最新式な設備が揃った新築の物件から、築何年かもはやわからないほどの古い空き家まで多様な空き家をみて回った。

 

1番心動いたのはこのお家。

元は、1階が学習塾で、2.3階が不動産会社のモデルルームだったようだ。

まるで、秘密基地のようなワクワク感、手作り感、存在感がなんとも言えない具合に僕の心を動かした。

場づくりをする上で、空間は切り離せないもの。

まずこの空間は居心地が良い!という基本があって人の動きができてくる。

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階段を上がると、そこに広がるのは木の世界。

大小さまざまな形の木が、さまざまな形で配置されていて、とても複雑性が高く、多様性に富んでいる。

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このカウンターの椅子なんかいい味出している。

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こういうところにも、小物を飾ってみたい。

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ストーブもでっかくて本格的。

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②市役所で空き家活用の補助金助成金について伺う

空き家見学ツアーの合間にお昼休みがあった。

その合間を縫って、10分程度行政の立場からどのようなバックアップの仕組みがあるのかを住宅課にお邪魔して、お話を伺ってきた。

基本的に、僕は独立採算で事業は運営されていくのが健全と考えている。

ただ、収益性(継続性)かつ地域性があるものに対して、スタートアップ的な環境整備で改修など補助金助成金は必要だ。

基本的に青梅市は要件が厳しいと言われるが、「青梅市空家等活用支援事業補助金」というものがある。

改修工事費用の2分の1、50万円を限度としている。

また、地域の交流拠点としての活用が大原則のようだ。

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子育て世帯に優しい市役所ってなんかいいな。

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フェアトレード商品に力入れているらしい。ふむふむ。

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③カフェころんに行く。

いつもお世話になっている方に、カフェころんとオーナーの久保田さんを紹介してもらう。ここは、空き家活用で約5年ほど前に開業されたようだ。

基本的にはお試し起業カフェとなっており、青梅で起業したい人がカフェを出店したり、商品を試しに販売できたりする。出店料は、久保田さんの本業であるシフォンケーキを13個買うことのようで、それもカフェで売っているようだ。

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店内はとてもおしゃれだった。

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シフォンケーキ。

オーナーの久保田さんは自分が弱っていた時に作ってもらったシフォンケーキの味が忘れられず、リヤカーを引いてシフォンケーキを売るようになったようだ。

最もシフォンケーキを気に入ってくれたのが青梅のこのエリアの人々だったようで、この土地でクラウドファンディングによって開業された。

とてもふんわりとしてパサパサ感がなく美味しかった。

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今後は、商店街で使われる地域通貨の拠点にもなって行くようで、試しにボタンを使って1個10円で交換できる通貨を整備しようと進めているらしい。

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カフェに併設して映画会場があるが、マネタイズはしていないとのこと。

シフォンケーキを売ることに収益事業を集中させるこだわりは、久保田さんらしく感銘を受けたし、勉強になった。

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こちらが、カフェころんのHPだ。

www.chanchikido.jp

 

さて、青梅で、空き家活用の場づくり。

何ができるだろうか。

少しずつ詰めていきたい。

 

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

 

 

 

場づくりの意味について考えてみたのでメモ。

人は、人によって元気をもらい、生かされているのだと思う。

でも、肝心の人が日本は減っている。

人口が減っているので、家も空く。

隣も、またそのお隣も、どんどん人の声が街からなくなっていく。

やはり、それは地域にとってとても寂しいことで、どうにかしたい。

 

その地域に住む人が減ることはもはや止められない。

というか、そこよりも考えるべきは自分が頼ったり頼られたりと、必要な時に声をかけられるパートナーがいるか?友達がいるか?仕事仲間がいるか?ということだろう。

それが、オンラインの関係ではなくリアルに目の前にいるかということが大事で、もっと言えば、半径1m以内にいても不快感を感じない大事な人が最低でも5人はいるか、ということでもある。

 

オンラインで友達いればいいじゃん。

ロボットが人の代わりになってくれるじゃん。

という意見もあるだろう。

しかし、人間の体は自然そのもので、絶対的に複雑性が高い。

未来に確実はないものの、100%ロボットが人間をコピーするとしたら、それはとても想像が難しいことだ。

もし100%コピーが実現すれば、人間がロボットと共存するという概念がなくなり、ロボット由来の人間と自然由来の人間が対等に交流を始める。

そして、ロボット由来の人間と自然由来の人間が結婚して、子供が生まれる。

この瞬間に、「ロボット」という概念が淘汰される。

同時に、「人工物」という概念も淘汰されたことになる。

 

この瞬間になるまでは、少なくとも人間と人間がリアルに交流する価値というのは代替不可能であり、オンライン同士の会話などの人工物を介在したコミュニケーションには到達できない、深い領域のコミュニケーションが可能になる。

深いというのは、情報量の問題とも関連する。

例えば、SNSでのメッセージのやりとりで使うのは視覚。

電話でやりとりをする時に使うのは聴覚だ。

しかし、直接会えば、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚をフルに使うことができる。

相手のことをより深く知り、相手を頼ったり頼られたりといった、いわば「交流」の水準が飛躍的に高まる。

交流数と貢献数は、コミュニティが健康であればあるほど比例すると考えているため、貢献の水準が高まり、そこに人が生きる意味があるんだと感じる。

 

ところで。

人が人たる所以は、「貢献」と考える人がいる。

 

人が4足歩行から2足歩行になったのは、一説によると自分が取った獲物を仲間に分けるため、獲物を運ぶための手が発達して、2足歩行になったと言われる。

つまり、貢献は人が生きる意味という文脈で語られるほど重要なことだ。

そして、それが行われるのがリアルな場である。

 

これが、「リアルな交流の場」を作る理由だろう。

そして、物理的・金銭的に行いやすい地域という文脈で交流が必要とされている理由でもあるだろう。

オンラインはあくまでもオフラインの場を増やすという意味合いで用いられると考えるのが良いのかもしれない。

 

 

※「リアルな場」と考えたときに

現在行なっているシェアハウスは、交流について考える上でとても大事な視点を含んでいる。なぜなら、交流が日常にもっとも溶け込んでいると捉えられるからだ。

「365日交流が行われる場」とはシェアハウスのことである。

だからこそ、シェアハウスという視点から、人が生きる意味や貢献するという根源的な欲求に迫ってみたい。

そして、シェアハウスがお金のない人が住む場所ではなく、隣部屋の愚痴を言い合う場でもなく、純粋に「交流の場」であると考えるのであれば、「交流」の価値を最大限高められる場にしたい。つまり、繋がりたい人と繋がれてそれが各個人にとってプラスになるようなテーマ型のコミュニティである必要がある。だから、交流の水準を上げるために多くの人を呼んでイベントも行うという今の形がある。

今後は、どうなるのか。

まずはシェアハウスを基軸として不動産を活用したコミュニティデザインを行い、今後を模索していきたい。

 

 

東京都日野市の古民家で子供食堂「まるっと」を開催しました♫

東京都日野市築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」では、毎月定期的なイベントを開催している。

昨日は子ども食堂「まるっと」を開催した。

毎月第3日曜日に開催していて、学生団体c-plant主催のイベントである。

参加費は、こども無料、大人300円と手軽に参加できる。

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いわゆる一般的な子ども食堂は、貧困家庭を対象にしているが、それだと敷居が逆に高くなり、根本的な場作りの問題が解決されないという問題意識がある。

そんな中で、貧困の有無にかかわらずメインの対象を子どもとしながらも、多世代が関わりやすい雰囲気を作るのが上手いのがこの団体の特徴である。参加費を見ると、一見資金が回るのか?という疑問が出ると思う。

しかし、学生だからこそ多くの人にも応援してもらいやすい立場にあり、行政、フードバンク、せせらぎ農園、その他企業の応援のもとでイベントを行っている。また、巻き込み力を生かし、子どもだけでなく、大人をとにかくたくさん呼べるという背景がある。

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主催が学生ということもあり、子供と歳が近く同じ目線で対等に接する感じが僕はとても好きだ。開放的な古民家の部屋や庭で、子どもと学生が一緒にはしゃぐ姿は、他の子ども食堂では、なかなか見られない光景なのではないか。楽しい雰囲気というのが人を集めるのは間違い無い。今では、うちの古民家でもっとも平均参加者数が多いイベントの1つとなっている。

 

さて、今回は

「持てる水」を作った!

(毎回15:00〜17:00は遊びの時間だ。)


東京都日野市築150年の古民家で食堂

 

 

 

また、シシリアンライスも🍚

(毎回17:00〜19:00は食事の時間だ。)

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他にも定期的なイベントは多く開催している。

以下が主なイベントだ。

<定期的に開催されるイベント>
①一品一灯の会
2016年12月に始まった最も地域に開かれた歴史あるイベントです。当古民家「ヒラヤマちべっと」は、もともと3年間空き家で、電気・ガス・水道が十分に使えない中で、地域に開かれた場としての活用を模索するため、まずは1品の食事と、1つの灯を持ち寄り、楽しくワイワイお酒を飲んだのが始まりです。それから、毎月1回、このイベントは開催されることになり、翌年の1月はお餅を食べ、2月はバレンタインのチョコを作るなど、季節の旬のものを食べたり鑑賞したりするようになりました。参加費は500円で、小さいお子さんやお母さん、学生、社会人、ご高齢の方、多世代の方が参加しやすい内容になっています。また、一品一灯の会は、子供のイベントをお試しで開催してみたいという方の持ち込み企画もあります。ぜひ、シェアハウスの雰囲気を見るのと合わせて、イベントの雰囲気を見たり、地域の方々など古民家に集う人と話すチャンスですので、ぜひご参加ください。現在の主催者は、この古民家の管理人である稲村と、地域の方々です。

寺子屋
毎月第2日曜日に開催しています。近所の子供達(主に小学生)が5〜10人ほど集まり、まず学校の宿題をやります。終わった人から、それぞれその日によって違った遊びを始めます。絵を描いたり、人狼をやったり、料理を作ったり、楽しい時間を過ごします。2018年からは遠足企画で、お笑いを観たり、山登りをしたり、というプログラムも企画しています。主催者は2017年3月に大学を卒業し、塾講師を始めた小林くん(まっほー)です。

③子ども食堂
毎月第3日曜日に開催しています。15:00〜17:00に子どもとパズルやゲームなど遊びをしてから、17:00〜19:00でフードバンクや農園から提供していただいた野菜などを使った料理がふるまわれます。19:00で子ども食堂は一旦解散し、それからは毎回残った大人たちで大人食堂という飲み会が開催されます。参加者は子どもだけでなく、お母さんや、主催者である大学生や、社会人や地域の方など多世代に渡ります。多い時には、小さい古民家に50人ほどの人が集まる、大人気のイベントです。主催者は、学生団体c-plantです。
(学生団体c-plantのfacebookページはこちら→https://m.facebook.com/cplant0930/?locale2=ja_JP)

④子どもの遊び場
毎月1回どこかの土日で開催される子ども向けのイベントです。パズルづくりやコマづくりなど、講師の方を呼んで、工作をすることが多いです。参加者は、地域のお子さんとお母さんやお父さんとでご家族で参加される方が多いです。学生の方も数名います。主催者は、「ヒラヤマちべっと子ども班」の奥澤さんと愛子さんです。

⑤映画上映会
子どもを預けて遊ばせながらも、ママが子育てなどに関して情報を共有したり、ワイワイ楽しめるような企画があったらということで、始まったのが映画上映会です。映画は子供も楽しめますが、ママが楽しめる映画になっているのが特徴です。比較的小さなお子さんをお持ちの方は、自分の趣味の時間を取ることができないという悩みもあるでしょう。そのような方にぴったりのイベントです。主催者は、地域で子育てされながらも積極的に活動されている佳代子さんです。(開催は不定期です。)

 

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東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

colish.net



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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。
古民家冒険家。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

世田谷の空き家活用ワークショップに参加してとても勉強になった話2

今日は、先週に引き続き、世田谷での空き家活用ワークショップに参加してきた。

世田谷の代沢の物件で何ができそうかを、各グループ発表を行ったので内容をまとめてみた。

 

 

<発表>


①みんなのお茶の間


学生が運営主体で団体を組織して、地域のサークル活動をコーディネート。すぐに始められる一方で、街に対する還元が少ないという一長一短なプラン。地域的な課題としては、学生が街に関わるしくみが必要であるという課題、地域のサークル活動をやる場所が不足しているという課題があり、そこに着目したプランと言える。マネタイズは、場所貸しがメイン。


②コミュニティハウス『結』


学生のディレクターが住み込み、地域の人や団体をディレクションして、スペース貸し出しを回していくやり方。このプランも、地域の団体の活動場所がないという課題と、あとは人材育成の観点からアプローチしている。3年スパンでディレクターが卒業していく仕組みで、地域おこし協力隊の仕組みが使えるかも?みたいな議論にもなった。地域に人材がどう根付くかという視点がこのプランの肝。マネタイズは月2万円の会費制の学童を導入と場所貸しによって回していく。


③代沢⭐︎散歩部


散歩に関する部活を空き家を拠点に作っていくというもの。部活の例としては、着物部(着付けをしてから散歩)、いけモンGO部(いけている人探し)など。街に対して、住民が興味を持っていく仕掛けとしては、ちょうどいい。事業性を前面に出さないラフな企画でありながら事業としてしっかり回っていく仕組みだ。月額会員制5000円(繋がるためのお金)をメインとして、シェアキッチンなどのオフ会貸出なども行っていく。物件は情報共有や着替えなどの場として役割を付加する。人付き合いは固定メンバーだと飽きるという特性があるため、新しい人が口コミなどで入ってくる必要がある。スペースとの親和性を高めていく必要がある。ローカルな中で興味のある人同士が繋がるのはコミュニティが最適化できて最強であるとも言える。運営主体はホームオーナーズアソシエイション(空き家オーナー及び運営者の集まり)とする。


④ひだまり通りプロジェクト


密集している住居にゆとりを作ることで、引き算で環境を豊かにするというプロジェクト。大幅な減築をすることで、地域に経済を還元する。庭スペースに畑、直売所を設置して、レンタルスペースを回す。空間づくりで付加価値高めているので、一杯800円でもいい。オーナーが主要なキャラクターとしてビジョンを提示して、その人の想いや世界観で事業をしっかり作っていくというモデル。


⑤朝から始まるご近所づきあい


フロントガーデンでイメージを作り、カフェ、レンタルスペースでマネタイズ。希望的観測で、地域の意見をすくい上げて事業をする方式。極端なことを言うと、真っ白な状況から、事業をひとまず始めてみて、市場の反応を見ながら徐々に事業を洗練させていくというモデル。

 

空き家活用のモデルは本当に様々だと感じた。

今後の空き家活用について引き続き模索していきたい。

 

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空き家は物件同様に、庭に着目したら魅力が引き出せるのか!?

今日は、東京都日野市の築150年の古民家で、運営メンバー、日野市の都市計画課の方々、建築家の和久倫也さんとで庭に関する作戦会議が開かれた。

 

空き家には、当然庭がある物件が多く、住む人が庭に興味があるかないかによって、手入れされるかどうかが変わる。

そして、各空き家の庭がうまく活用されるか否かで街の雰囲気さえも変わってくる。だからこそ、まちづくりと空き家の庭活用はセットで考えなくてはいけない。

さて、これからこの場所の庭づくりはどうなっていくのか。

今回は、和久さんを中心に、庭づくりについてアドバイスいただいた。

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まずは、湿気がたまっている箇所から。

物件と外界の狭間に溜まる用具や肥料は、湿気を作ってしまっていた。

こういうところは、蜂の巣などができやすいそうだ。

きちんと手入れの必要がある。

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家と外界との境界には、草も生い茂る。

上から撫でるように鎌で刈って行くのがよくて、根こそぎとると良くないそうだ。雑草も意味あってそこに生えていて、自然の循環ができているので、それをより生かす方向で草刈りしなくてはいけない。除草剤を使うと早いが、人工物なので、自然界にもともとないもので、農作物は食べられなくなる。ある種の虫や植物の増殖にもつながる。結局いたちごっこなので、やめるべきである。

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このように、木の枝や葉が密になっているところは、空いてあげるのが良いそうだ。あまり変化は感じられないが、きちんと木が元気に呼吸できる環境を整えることだ。

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ここもそう。

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右のサルスベリは本当にたくさんのツルが絡まっていた。これには、理由があって後ろの塀があるために栄養を取ろうと植物が必死にもがいたということのようだ。

「本当はこの塀を取っ払いたい!」と和久さんはおっしゃっていた。

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畑の畝は、水の循環に良い。

欲を言えば、この畑の脇にいくつか穴を60cmくらい作っておくことで、より良く循環していくようだ。

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穴とともに、30cmくらいの幅の通り道を作って左方向に抜けて行くような形が良いらしい。

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草刈りは、根こそぎじゃなくて、撫でるように刈る。自然界はみな螺旋状に回っているので、草刈りも螺旋を描くように自然と調和して行うと気が良くなる。

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空気の通り道。穴を掘る。

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その上に軽く枯れ草を置くと良いようだ。うちは、生ゴミを堆肥にするために畑に植えているが、とにかくいろんなものを多様に混ぜ込んだ方が良いらしい。生ゴミと枯れ草を一緒にまぜるとか!

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塀のこれ。飾りかと思ったが、これがあることで空気の通りが良くなるようだ。台風が来ても圧力を逃すように働く。

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地面をどう掘れば水の流れができるのか。

 

ここにも。

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ここにも。

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アプローチの設計を考える。

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なんと、門の中の水の通り道をしっかりして気をよくすることで、10m先の駐車場の水たまりがなくなるという!

なんと、魔法をかけるような離れワザがあるもんだと感心する。

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塀の下の空気の通り道はふさがないこと!

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段差の斜面の手前は、土が硬い。

溝を作ることで、水がどんどん庭の外へ流れて行くのを防ぐ。

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サルスベリは最近剪定をしたばかり。

切り口に木工用ボンドを塗ると、木の中に水が入って腐食することがないそう。

そんな知恵があったとは!

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周りが石やコンクリートに囲まれたこのスペースにサルスベリの根っこ。

窮屈で改善の余地あり。

コンクリート部分を土にして行くのが良さそう。

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門や、入り口の扉を家と調和させたデザインにして行く方向性も考えていく必要がありそう。

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郵便ポストも高すぎるので、少し低めに設置してもいいかもしれない。

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本当に和久さんの自然と調和していく感覚には学ぶことが多い。

和久さんだけにワクワクする。

空き家は、なかなか手入れをおろそかにしがちな、庭や畑をひっくるめて全体的なバランスで自然と調和していくデザインを考えていくべきだ。

仕組み化していく観点からいえば、

農家、家庭菜園、庭師、ランドスケープデザイナー、木材DIY業者、といった空き家周辺領域のネットワークを、まずつくる。そして、空き家の活用イベントやワークショップ、あるいは、アドバイザーのような形で入っていく仕組みがあればもっと空き家活用の多様性が生まれると感じた。

また、地域とつながる窓口として、多摩地域の農家さんの野菜を古民家の前で無人販売の直売所として設置してみたい。

古民家の物件→庭→地域という流れ、導線を作って、エリアとしてとても魅力的な場所にしていきたいと感じた。

 

#空き家#場づくり#コミュニティ#遊び場#起業#シェアハウス#イベントスペース#コミュニティデザイン#交流#ワークショップ
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〒191-0055
東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

 

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<稲村行真プロフィール>

1994年生まれ。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

世田谷の空き家活用ワークショップに参加して、とても勉強になった話。

このワークショップに参加してきた。(1/13日時点)

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 世田谷もおもろいワークショップやってるな!ということで、あわよくば、次のプロジェクトに繋げたいという期待を胸に参加してみた。流れは以下のようであった。

 

①街歩き(9:30〜10:30)

地図を片手に、駒場東大前駅から、近代農業発祥の地「駒場野公園」を抜け、対象物件や公共施設(町会会館・地区会館など)を周り、池ノ上駅までの1時間ほどのコースだ。閑静な住宅街が大半で、建築的にはクリエイティブというよりは機能性が重視された建物が多く、住民同士の交流はとても少ない地域という印象だった。ただし、池ノ上駅周辺は、下北沢に近いため、商売っ気があり土地もやや安価なため、今後発展しそうな雰囲気を感じた。また、住宅の空間設計がおしゃれで、空間に対する要求が高く、ハードを担う建築家とも相性が良い街であり、僕のようなソフトを担う人は、ハードの人々との連携がより必要な街だと感じた。

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②講師の方々から(12:30〜14:00)

エリアリノベーションを得意とする内藤さんからのお話で印象的だったのはパブリックマインドのことだ。空き家は増えるばかりで地域が衰退していく中で、みんなが残したい!というパブリックマインドが集中するところを優先的に活用していく政策だ。これは、コンパクトシティの議論とも繋がるのかなと感じた。

また、もう終わる寸前の街を復活させたいときに、廃業になったお店の外観に行ってみたい店の絵を描きまくったところ、話題になったシアトルの事例は、リセットして挑むまちづくりの面白い例だと感じた。

また、建築を得意とする門脇さんからのお話で印象的だったのは、昔は駅に近いエリアはネットでいうSEOに強いイメージでアクセサビリティが高かったが、今は駅から遠く離れたところでも、SNSの発達などでコアなファンに支えられるところが存在し、遠く山口から世田谷に通う人もいるところがあるという。具体的には、カードゲーム大会が開かれる唯一のカフェなど。これは、とても僕の今手がけているヒラヤマちべっとのプロジェクトと同じ考えで共感した。

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③ワークショップ&中間報告(14:00〜18:00)

グループごと、講師の主導のもとで、議論を交わし、対象物件の活用案を考えることをゴールとして話し合いが行われた。

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【ワークショップでの議論】

僕が参加した班の議論について。

個人的に、世田谷といえば、芸能人がウロウロしていて、ベンツとか超高級車を乗り回しているイメージだ。地域に空き家を開く際に、地域活動に関心ある層がどれだけいるのか、というのは興味があった。

実際には、下北沢や三軒茶屋など便利でおしゃれな下町感ある街並みが揃い、満ち足りてそうな世田谷ではあるが、課題もあるという。それは、40代の層が住みやすく、やや若者層を取り込めていないという点、または、趣味嗜好性が似通った人が集まりそうな点から、単一民族的な街並みになっているということである。もっと多様性を受け入れる寛容さを作っていけたら、この街並みは変わるんじゃないか、もっと住み良い街になるのではないか、という議論になった。具体的なプランは、来週に持ち越しという形。

 

【プランをまとめる技術】

様々な意見を持ったグループの参加者をどうまとめるかという点について、僕らの班のファシリテーターの建築家・門脇さんはとても上手にされていたのでフローをまとめる。

 

雑談含む自己紹介(5分)×6人

それぞれが持っている問題意識や感じたこと(10分)×6人

話した内容をフセンでまとめる(5分)

分類分けをする(1分)

プランニング(20分)

・マチの特性

・コンセプト

・場の特性

・ターゲット

・プラン内容

 

これをみたらまず感じるのは、プランニングの時間が非常に短いこと。それぞれの問題意識や感じていることを自由に話して引き出す時間を1時間半とって、まとめるのは約1/4以下の時間でまとめきったということだ。

(これに関しての効用は、この人類学者の方のブログにも書かれていました。

https://aco-tokyo.com/journal/thinking/157/)

 

プランニングやマネタイズを意識すると、まず内容が硬くなる。

それは一切考えずに、たっぷりと対話に時間をかけ、ラストの30分で対話で多く出てきた「寛容性」を上手く拾い上げ、コンセプト設定する。あとは、役割分担して、発表を仕上げるということだ。しかも、発表の形式はなんと今回、「掛け軸」を使った。目を引く差別化できるデザインとはこのことだ!

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今回は、あくまでも中間報告。

来週の最終プレゼンが楽しみだ!

 

#空き家#場づくり#コミュニティ#遊び場#起業#シェアハウス#イベントスペース#コミュニティデザイン#交流#ワークショップ
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〒191-0055
東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

colish.net

 

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<稲村行真プロフィール>

1994年生まれ、千葉県出身。
中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。