先日3/17(土)~18(日)で行われた「ヒラヤマちべっとガーデンフェス」。
お庭作りの楽しさに触れた2日間でした!
あれから、みるみるうちにお庭の草花が芽吹き、とても気持ちのいいお庭になってきました。今回は、お庭作りの過程と、どう植物が成長していったかについて、書いてみることにします。
今回、お庭作りのゲストは、TOKYO STREET GARDENのみなさん。
ランドスケープデザインをされている三島さんや金子さんをはじめ、大学・大学院生の方々もその活動の一環で来てくれました!
知り合いや地域の方々も混じって、2日合わせて30人ほどの参加者で、とても楽しいイベントになりました!
"TOKYO STREET GARDEN" は、東京ならではの園芸文化がつくるパブリックスペース(ストリートガーデン)を、東京の路地や空き地(低未利用地)、そしてコミュニティースペースを舞台として創出し、それらを地域の人々と共に企画・運営を行いながら、東京の緑の保全と創出に寄与する活動を行っています。
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お庭作りの最初の着目ポイント!
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3/17。最初はこんな感じで木がもっさりしていました。
玄関までのアプローチがはっきりしておらず、視界を遮ってしまっていました。
これはもったいない!
もっと、地域の方々に場を開いていきたい!
ということで、この木をなんとかしようということになりました。
まずは、近所の鈴木さんが登場!
チェーンソーで、枝を切っていきます。
豪快ですね!!!
こんなでかい枝が取れました!!!
お、重い(笑)
枝を切った後は、でかい石を取り除きます。
スコップで、ほって運んでほって運んでほって運んで!
皆さん、ご苦労様です。
お昼は2日間とも、古民家の中で食卓を囲みます。
せせらぎ農園の佐藤さん、お手伝いいただきありがとうございました!
豆ごはんの発想とか、サツマイモご飯の塩加減とか、米の研ぎ方とか色々教えてもらって料理の奥深さを知りました。
ぼくも料理の腕が少しあがりました。
ヒラヤマちべっとでのいただきますはこうです!笑
さて、料理はこんな感じです。
リンゴはひとつだけ、はるっち(小学生)用のウサギが混じっています。笑
タネはこんな感じです!
色とりどりで春が来た!って感じですね。
石をひたすら洗い、ひたすら拭く、石積み職人現る(笑)
ゴロゴロした石は一箇所に集めて、子どもの遊び場のような感じになりました。
根っこは、植物が植えやすいように、チェーンソーでガガガガガと削っておきます。
土の中に植木をどんどん埋めていきます。
タネもパラパラ蒔いていきます。
ついに、、、 完成!!!みなさんで集合写真をとりました。
では、上から見たらどんな感じなのでしょう!?
ドローンを飛ばしてみたいと思います。
さて、初めてのドローンにみなさんワクワクドキドキです。
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お庭の面積が意外と広い!!!!!!!!
古民家にとって、重要な入り口となる部分のお庭がきれいになったのは、改めてすごく大事なことだったということを実感しました。
さて、お庭作りが終わってめでたし!というわけではありません。
「ランドスケープは作り終わってからが面白い」ということがわかりました。
どんどん草木が成長して、庭がどんどん美しく生き生きとしてくるのです。
徐々に変化し、柔軟に環境に適応しつつも、場に馴染んで行くのが、植物という生き物なのですね。
変化をみてみましょう。
2018年3月18日
さて、まだまだ大部分は土で覆われています。
これから、どんな植物が芽吹いてくれるのでしょうか!
2018年3月22日
植物の背丈が少しずつ大きくなって来たように感じます。
2018年3月29日
まだまだそれほど大きな変化はありませんが、真ん中の道のところにうっすらとクローバーが出て来たような感じです。
2018年4月8日
ここまでくると、クローバーがたくさん芽吹き、庭全体が柔らかい雰囲気になって来ました。イチジクの木からは葉っぱが出て来て、全体的に植物が満遍なく地面を覆うようになりました。
2018年4月18日
ヒラチベガーデンフェスからついに一ヶ月の記念日です!!!クローバーの道と、ところどころに咲いたお花が本当にキレイですね。クローバーの道を歩くのはもったいないくらいです。
さて、ここまでで、庭作りと成長過程について振り返りをしました。
ランドスケープについて感じたことは、
①地域の方を巻き込んで、作業を進められるのが楽しい。
人が関わりやすいということは一体感につながり、地域コミュニティにとって重要な要素だと感じます。作業を通して、何かを一緒に作り上げることで達成感を得られ、成長をみんなで見守る楽しみもあるというのは、やりがいがあります。
②作品が完成しない。
お庭は一度作って終わりではなく、水やりをして、芽吹かせ、花を咲かせるという段階を踏みます。丁寧に植物と向き合って、対話することで、環境はより良くなります。どんどんお庭が成長していき、一度作って終わりの既製品と違って環境によっても、手入れの仕方によっても、何を組み合わせて植えるかによっても個性が出てきます。それがとてもクリエイティブだし面白いと思いました。
③場づくりのコンセプトを補う。
場づくりをしていると、ソフトとハードのギャップに直面することがあります。つまり、コミュニティとして、寛容で気軽にふらっと立ち寄りやすい場を作っていきたいのに、周りが木やブロック塀に囲まれていては、ソフトとハードが不一致です。ランドスケープはどういう場にしていきたいかというコンセプトをはっきりとさせるためにも重要であると感じました。
これからもお庭はどんどん変化して行くことでしょう。
これからが楽しみです!
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ps.
雑草ボサボサ時代の庭はこちら(笑)
建築士の方が見た庭作りの視点はこちら。