稲村行真 Yukimasa Inamura ブログ「旅してみんか」

「伝統文化の魅力」を広めています。日本の伝統的な木造建築の古民家とその街並み、山奥の少数民族の村、過疎地どこでもフットワーク軽く旅をしております。

【14~22日目】愛媛県佐島での暮らしは、自由でのびのびとしていた!

こんにちわ、佐島でのあだ名が、「ムッキー」になったイナムラです。

2018年5月11日(金)から5月19日(土)まで滞在していた愛媛県佐島という島を皆さんにご紹介したいと思います。

おそらく、この島に滞在するなら、人と実際に交流することが最も楽しく、最も面白いので、ブログでは魅力がほとんど伝わらないだろうと思いつつも、ほんの一部分を皆さんとこのブログでシェアします。

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基本的に、この島はお互いに何かを与え合うことで成り立っていて、仕事とか猫の世話とか、食事とか、家とか、wifiとか、あらゆるものを地域の人とシェアしている。

自分は他人の一部であり、他人は自分の一部であるように思えてくる。

家に帰ると、友人(家族?)が普通に寝てるような感じ(笑)

他人の家は自分の家、自分の家は他人の家。

もはや友達という感覚を超えて、仲間や家族のような関係が出来上がっている。

人が恋しくなるし、他人に常に関心を持ち続け、相手のやっていることを尊重して応援し合う。本当に、すごい地域コミュニティができていると感じる。

 

まちづくりの視点から見ても、この島は面白い。

駐車場が港の真ん前に固まっている。

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この駐車場に車を止めて、各自家から駐車場までは徒歩で往復する。

道端で会った人とは必ず挨拶をするし、街に関心を持つようになる。

車が自分の家の目の前に止められるようになっていれば、生まれ得なかった交流や気づきがたくさん生まれている。

これは本当にすごいことだと思う。

 

産業にも着目してみる。

もともと、この辺り一帯の島は村上水軍の本拠地にも近い。

水運の担い手であり、造船を大きな強みとしてきた。

造船所と役場という2つが大口の仕事先として、島民の雇用を生んできた。

個人事業や会社経営者は、基本的によそからの移住者で、根っからの島っ子は起業を身近に感じていなくて、比較的保守的である。

徐々にプログラミング教育などの波が押し寄せているとはいえ、まだまだ何か始めてみよう!という主体性を持った人は少ない。

勉強や仕事によって何か活動を起こそう!というよりかは、エネルギーの方向性として、自然を相手にどれだけ日常的な生活力があげられるかというのがとても重要視されてきたということが感じ取れる。

改めて、日々どんな暮らしがしてみたいのか自分に問い直したい。

 

<滞在先:ゲストハウス汐見の家>

5/11(金)~5/19(土)での滞在で、佐島のゲストハウス汐見の家にお世話になった。

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このゲストハウスの面白さは「可変性」だ。

なんだそりゃ。

どういうことかというと、この宿は、3万円くらいの高単価の貸切にもなれば、4000円くらいのシェアキッチン&シェアルームで気軽に泊まれるゲストハウスにもなる。

場合によっては、ヘルパーをやると、宿代ももっと安くなる。

設備的にはとても綺麗で使いやすく、お庭が整えられているし、五右衛門風呂もあるくらいで、2段ベッドなど動かしづらいものは極力置かずに、個室部分は襖の仕切りでシンプルな感じである。

ゲストの予約時の要望に柔軟に対応できる感じが、日本全国見てもなかなかこういうところはないと思う。

 

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玄関入った目の前にコタツがあって、即飲み会が始まるというアットホームさにも感動した(笑)

まさに、「玄関先一歩目で飲める宿」である。

ゲストだけではなく、近所の人や管理人が集まってシェアご飯をしたり、いろんなところにお出かけをする。

朝は、子供達がおきて!!!と起こしにくる(笑)

人と交流するのが好きな僕にとっては、こういう何気ない会話がとても楽しい。

shiomihouse.com

 

 

 

<バイト先:ぽんぽこランド>

5/14(月)15(火)17(木)でバイトさせていただいたのは、

レモンの販売などを行う「ぽんぽこランド」!

名前がとてもユニークで、覚えやすい(笑)

お隣の岩城島への船通いである。

 

レモンの収穫、絞り汁作り、瓶詰めなどを行った。

レモンの収穫は、ハウスの中に入り、ハサミで枝からレモンを採って、大・中・小(傷あり)で分ける。絞り汁は、機械でレモンを実と汁に分けて、汁を袋に詰めていく。瓶詰めは、レモンと塩を決められた比率で樽につめ、数日後に瓶に詰める。

腐らせないという意識が重要で、水が入らないように手や容器はきちんと拭いて、煮沸消毒しておく必要がある。ここら辺の意識はとてもシビアだ。

 

一つ一つの仕事に対する時間と空間に対する集中力をもっと高めたいし、単なる作業ではなく、しっかりお客さんや相手のことに向き合う練習だと思ってやると単純な作業でも想定外の学びがある。
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地域のおばちゃんなどもお手伝いで働いていて、地域の雇用を生んでいる。

週に1回くらいは、「島パー」が行われる。

地域の人やよそから来た人を集めて、昼から晩まで食べて飲んで騒ぐとても楽しい会だ。こういうゆるい場作りは、職業プラスアルファで自分も楽しめて、盛り上がれて、無理なく続けられそうだ。

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ponpoko-land.shop-pro.jp

 

5月16日(水)の八十八ケ所調査のアルバイトの様子はこちら。

【世界一周18日目】愛媛県佐島にある『島四国八十八ケ所』を1日で調査して回る徒歩の旅!!! - 稲村行真の旅してみんか

 

佐島滞在の最終日は、世界一周に向けての出発の会を行った。

今までの旅の話と、これからどんな旅をしたら面白いかをみんなで考えた!

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弓削ノリをもらった。

そして、ここからわらしべ長者をスタートすることにした。

世界一周後にこのノリが何になっているのか楽しみだ!笑

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愛媛県越智郡上島町弓削佐島」地域コミュニティに関するデータ

人口:519人(H.22 国勢調査

面積:2664261㎡

<歴史>

もとは、石清水八幡宮や東寺?の荘園だったようで、製塩を納めることを生業とする人々がいた。しかし、製塩は江戸時代には衰退して、小規模の畑や水田を耕作したり、漁業を行うようになった。また、船の技術を生かして、九州と関西を結ぶ船輸送によって、生計を成り立たせる人も増えた。また、出稼ぎに近隣の島に出かけるという文化もできた。この出稼ぎ文化は今でもなお残っていて、統計的にはよくわからないが、様々なアルバイトを掛け持ちしながら自分の本業を成り立たせている人もいる。

 

<地理>

この地域は、瀬戸内海にあってとても温暖な気候で、柑橘系の栽培が非常に盛んな地域だ。春はレモン、冬はみかんを育てる。それぞれの島に個性がある。佐島は、弓削島と岩城島という大きな島に囲まれている。もともと、資源の少なさもあり、佐島は弓削に合併された。歴史の文書を見ても、佐島は弓削島とともに登場するので、弓削島とは親交が深い。佐島と橋がつながっているのは、弓削島と生名島で、ほかの島や四国、本州に行くには船を利用するしかない。岩城島などとも橋によって繋がる計画もあるそうだが、ストロー効果で物や人が入ってくる反面、人や物が出て行ってしまう影響も心配している人がいた。また、資源のない島特有の課題もある。こういう島は何もない分、おそらく動物の殺処分場やゴミ処分場になるなどのリスクも抱えている。しかし、個人的には、こういう島こそ人の個性が際立つと思っているので、面白い人は多い。人やストーリー性で、訪れた人々に島の良さをうまく伝えていきたいと感じた。

 

<地域コミュニティ>

基本的にシェア経済で成り立っていて、おすそ分けの文化がある。温暖な気候の影響もあるのか、とても穏やかで、自由で、のびのびと暮らしている人が多い。移住者は、全国各地からと出身地がバラバラで、移住者同士で集まって晩御飯を食べることもある。

もとから島に住んでいる人との交流は今回はあまりしなかった。保守的な島出身の人と、行動派の移住者の人で、やや考え方やコミュニティの違いが見られた。ただ、基本的に猫の面倒を見る、人の家に行ってwifiを借りるなどの習慣も見られ、血は繋がっていないけど、同じ家族であるかのように人と接する。だから、ウワサはすぐに広まるが、みなおおらかなので、特に喧嘩をする光景などは見られなかった。また、詳細がわからないが、地域のサークル活動のようなものも存在することを小耳に挟んだ。会費は安価で、スポーツを行うようだ。暇があれば、散歩をする子供も見られ、基本的に家にこもるという感じの人は少ない。子供達は、教えられなくてもサヤエンドウで笛を作ったり、犬の習性を知っていたり、自然や動物のことについての知見が深い。

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世界一周の概要はこちら。

ina-tabi.hatenablog.com