【東京-石川500km徒歩】7日目 長野県長野市~長野県中野市(26km)

こんにちは、イナムラです。本日は、休息日。歩く距離は26kmと少なめにして、長野県中野市で町巡りを楽しむことにした。

 

充実した出会い多き1日だった

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朝の千曲川は雲と山に囲まれており、とても美しい。

 

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清々しい気持ちで橋を渡る。

 

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 途中、サッポロビールの農園があった。

 

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歩いていると、サイダーなどの炭酸が欲しくなる時がある。サントリーのサイダーを飲んでみる。ジュワジュワジュワと疲れがとれる感じがする。さて、今日は休息日。ゆるゆる楽しむことにする。

 

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犬村くんのぬいどりをした。

 

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それから少し歩くと、「郷土の玩具」と書かれた可愛らしいマスクがお似合いのおばちゃんに出会う。東京から石川まで歩くことを話すと、「果樹園巡りでもしてるのかい?面白いね」などと言われる。加賀他人探し旅について改めて話しておいた。

 

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長野県に入ってからというもの、この鳥形のかかし(?)を付けている田んぼをよく見かける。あまりにもよく見かけるので、この鳥が見える風景は長野らしい風景だと脳内変換している気がする。

 

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それから、りんご園にも立ち寄った。とにかくリンゴの種類が豊富そうだし、こういう所こそ地域の方の話をたくさん聞けるチャンス。

 

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お店の方にオススメのリンゴを聞いてみると、「シナノリップ」が最近できた品種で美味しいという。1個200円で買えた。他にもたくさんリンゴを持たせてくれた。

 

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徒歩の旅の話をすると、ぜひお店を訪れてくれた人の名簿に名前を書いていってね!という。ここは、徒歩の旅のグッズチームの遠田さんが作ってくれた「加賀」「犬村」のハンコを使う時。自分の名前とともに、徒歩の旅について知ってもらうため、ハンコを押すようにしている。

 

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最後に、お茶まで出しておもてなしをしてくれたりんご園の方に感謝!犬村くんとともに写真を撮らせてもらった。

 

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それから再び田園地帯を進む。今日は、美術館のミュージアムショップのアルバイトで一緒だった工藤さんのご実家が、長野県中野市にあるので、そこに訪問する。

 

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まずは、そば処「郷土(ごうと)」で工藤さんのお母様のみーちゃんと、中野市観光センターのゆみさんと合流。名物の蕎麦と笹寿司をいただくことになっている。中に入って一目見るなり、「日焼けしてるねー!」と言われ、確かに最近猛暑続きでいつの間にか焼けたかもと思う。

 

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出てきたご馳走が本当に美味しそう...!長野県中野市の名物のお蕎麦だ。天ぷらやら、ネギやらきゅうりやら、彩り豊かで、こんな食べ物が食べられることにものすごく感激した。

 

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こちらは笹寿司。なんとご飯の上にくるみが少しまぶしてあって、ご飯のフワフワ感とギャップのあるくるみのカリカリ感がすごく美味しかった。

 

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笹寿司の食べ方を教えてもらった。笹を持ちながら、めくるようにして、ご飯を口に持っていくのが正しい食べ方なんだよと教えてもらった。このように食べ方まで教えてくれるのは、きちんと味わえそうで嬉しい。

 

f:id:ina-tabi:20190909174042j:plain「郷土(ごうど)」の前で、みーちゃんと写真を撮らせてもらった。素敵なお食事どころを紹介していただき、とてもありがたい。ここから、中野市内を回らせていただき、中野市の魅力を再発見!していくこととする。

 

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こちらが、十三崖という名所で、河川や地滑りで堆積した扇状地夜間瀬川が侵食したという2段階の自然現象によってできた地形なんだとか。チョウゲンボウという鳥の繁殖地にもなっているようだ。日本の田舎の風景が広がる中で、ここだけ異国感もあり、とても印象的な場所だ。

 

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中野市といえばやっぱり、果樹が有名な場所。そこで、たかやしろワイナリーに連れていっていただいた。ここは町の小さなワイナリーだが、地域の人同士でチームを組んで、ワインの生産販売を行なっているようだ。

 

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ワイナリーの方に詳しいお話を伺った。ワインは半年〜5年くらい寝かせないとなかなかできないので、長い目で作っていかなければならない。すぐに商品化はできないのだ。50年以上のワインはストーリーは作れるが、腐敗など不安な面もある。「うちでは、5年くらいまでのワインを作る」とおっしゃっていた。

 

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このように大きなタンクを使ってワインを作る。

 

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絞った後の果実はこのようにトラックに積む。

 

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3000円くらいのワインは売れなくて、1500円くらいの安い価格の方が買ってもらいやすいのだとか。チームを組んで、たくさんの売り先を確保して、大量のワインを売りさばいていくという戦略でやっているようだ。ワインを様々に飲み比べさせていただいた。全体的にすっきりと飲みやすいワインが多いと感じた。中野市観光センターのゆみさんによれば、シャインマスカットのスパークリングワインが人気という話もされていた。

 

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ジャムなども見せていただき、お土産としていただいた。とてもありがたい。

 

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最後に、犬村くんも交えての記念写真。なかなか見られない施設の奥までご案内いただき、貴重なお時間をありがとうございました。

 

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そのあとは、ゲストハウスかのかへ。みーちゃんの手配で泊まれるようになり、この度初のゲストハウス宿泊に大感激である。いままでテント泊だっただけに、喜びも大きい。

 

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ゲストハウスの運営は旅好きのご夫婦がされている。旅の楽しみ方は全く違う2人で、夫婦なのに別々に旅をして自分なりに楽しんで帰ってくるというスタイルのようだ。ゲストハウスをやっているとそういう夫婦もよく来るのだそうだ。いろんな家族の形があるのだとしみじみ感じる。

 

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ゲストハウスを訪れる旅人の中には、北海道からチャリできましたとか、群馬から歩いてきましたという人はいたらしいが、東京から歩いてきたという人は初めてでびっくりだよ!とおっしゃっていた。今回の徒歩の旅について話をしたら、興味津々に聞いてくださった。今日は夜更かしせずに早めに寝ることにして、すぐに寝た。

 

今日は中野市をじっくり回る旅だった。市内のいろんなところに今回の徒歩の旅のフライヤーを置いていただいたようで、すんなり地域の方とも話をすることができ、至れりつくせりで本当にありがとうございました。みーちゃんやゆみさんをはじめ、地域の愛情あふれる素敵な方々との出会いに本当に感謝です。明日からも厳しい徒歩の旅、頑張ります!

 

【本日のルート】

東京ー石川 徒歩の旅

7日目

長野県長野市から長野県中野市

26km

30634歩

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【お知らせ】

石川県加賀市へのゴールについて

9月14日(土) 11:00

場所:FUZON KAGA Cafe and Studio(石川県加賀市大聖寺魚町21)

内容:ゴールテープを貼っていただき、地域の方や運営メンバーなどが見守る中でゴールして、徒歩の旅を完了。稲村が感謝の言葉を述べる。

 

石川県加賀市での徒歩の旅報告会について

9月14日(土) 12:00~13:00

場所:タビト學舎(石川県加賀市大聖寺荒町43番地)

人数:30名程度を想定

内容:ゴール後にタビト學舎の教室に移動して会場準備。稲村が道中での出来事や出会いを報告し、旅の振り返りを行う。時間は1時間で、この模様はライブ配信も行う。

 

【東京ー石川500km徒歩の旅(第2弾)について】

2017年6月に行なった東京から石川までの徒歩の旅、第2弾を行います。今回はコースを変えて、北陸新幹線沿いのルート約500kmを、8月31日〜9月14日までの2週間で歩きます。前回の旅はこちら

今回のテーマは、加賀人探し旅。東京23区(東大赤門加賀藩邸跡)から石川県加賀市までの道中、石川県加賀市出身者の人を探して話を聞き、その出会いと気づきを到着先の加賀市で報告するという企画です。この旅を通して、地域の魅力を再発見しようと考えています。

また、この旅には石川県加賀市には全く関係のない約30名のクリエイターがデザイン制作に関わったり、一緒に歩いてくれたりする予定です。旅がより面白くなりそうで、ワクワクしています。