【51~54日目】台湾に入国!おしゃれ空間に出会う!&いきなり中国に飛ぶことになる!

2018年6月17日、僕は石川県加賀市を出発した。

さあ、いよいよ海外入りだ。

石川県加賀市山代温泉からは大阪の岸和田まで3500円のバスが出ている。

関西空港に行く場合は、これを利用するのが安いし早くておすすめだ。

しかもバスは貸切!!!

乗る人は僕しかいなかったので、出発の1分前まで談笑。

見送りに来ていただいた加賀のみなさん本当にありがとうございました。

また、面白い人間になって帰って来ます!

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大阪の岸和田でたこ焼きを食べながら考えた。

今の自分は場づくりをして来たが、職業と言えるものはない。

職業視点が身についていない僕にできることは何か。

それは、自分が激しく感情を揺さぶられたものに対して的を絞る。

そして、その対象物に対して、骨に染み渡るくらい体感をする。

噛んで噛んで噛みしめる。

お金をこれだと思ったものに対して徹底的に投下する。

それがどんな山奥にあるところだったとしても、必ずたどり着く。

他のものに対して、お金は徹底的に節約する。

僕の旅は、いわば「ゲリラ」のようなものである。

持っているお金は少ない。

それをどこに対して使うかは、自分次第。

自分が好きでたまらないものに対してのみ、徹底的に使うことにした。

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関西空港についた。

空港で一晩をこしてチェックイン。

関西空港から台湾へのLCCジェットスター)利用の注意点は2つある。

1つめが、帰りの便を予約すること。

ぼくの場合は、台湾の後に中国に行くので、7月23日の飛行機をチェックインの直前で予約した。

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2つめは手荷物の7キロ制限。

7キロを超過すると、15キロまでは5000円払わなくてはならない。

そのことをすっかり忘れていたので、夏なのに徹底的に着がさねする。

汗びっしょりで、やばい(笑)

あとは、ポケットに突っ込めるものは突っ込む。

6.7キロまで重量を落とせてセーフ!

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チェックインを終え、搭乗ゲートに駆け込む。

飛行機の出発の1分前になんと地震が!!!

震度5以上らしく、飛行機がめっちゃ揺れた。

しかし、地震をものともせず、定刻通り離陸。

次の便だったら、絶対定刻通り出発できてなかったし、出発日さえももしかしたら変わっていたかもしれない。

日本の皆さんは、大丈夫か、、と思いながらあっという間に台北桃園空港に到着。

3時間の短いフライトだった。

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6/18は空港でひたすら情報収集。

結果、中国はビザなし滞在が、15日しか許可されていないこと。

そして、行きたいメインのところが福建省雲南省と離れていることから、台湾をハブにして2回に分けて中国に入国することにした。

そして、後々の旅程的に、今しかないええい!と思って6/20から6/23まで福建省福建土楼に的を絞って、一時滞在することを決定!

 

 

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6/19(昨日)は、台北郊外にどうしても行きたいカフェがあるので、行くことにした。

それは、台北の動物園の1つ手前の捷運木柵站(Muzha Station)が最寄り駅だった。

 

 

台湾の街に一歩出ると、そこは異世界だ。

モワッとした空気が自分を包み、水の中に首を突っ込んだような息苦しさを感じる。

しかし、これは最初の1日だけだ。

自分の体は台湾という街に解き放たれ、何か柔らかいものに包み込まれるように次第に街に飲み込まれて行く。

汗は絶え間なく流れる。

拭っても拭っても、出てくる。

しかし、室内は極度に涼しく、自然を拒むように人間の世界ができている。

僕にとって台湾は、自由と責任、自然との乖離と共生を彷彿とさせる街だ。

 

歩いているとよく見かけるのが、まずこの檳榔屋だ。

かつて、工事現場の人々は、苦しい労働のつかの間の安らぎのため、タバコ感覚でこの檳榔を噛み続けた。

基本はお客さんは男性なので、売り子はセクシーな格好の女性が多い。

しかし、今では規制が厳しくなり、セクシーな人がいる店は1軒くらいしか見なかった。檳榔ビジネスが専業になるくらいだから、相当需要があるのだろう。

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需要があるといえば、このバイクもそうだ。

バイクの数が桁違いに多い。

バイクの販売店と、バイクのヘルメットを販売するビジネスをしているお店が多い。

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さて、僕が行きたいカフェはここにある。

一見、何もない。

しかし、良く見て欲しい。

縦信号の真下に扉があるカフェこそが、僕が台北で最も行きたかった場所の1つ、

「Ruins Coffee Roasters」だ。

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大きな時計は15:30を指している。

アジアンテイストのDIYがなされたレトロでおしゃれな空間が僕を出迎えてくれた。

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このカフェの面白いところは、まず建物の活用アイデアだ。

かつて水力発電所の部品を作っていた工場があったが、もうどうしようもないくらい廃墟になってしまった。

近所の人から見ても、まるでお化け屋敷。

困っていたところ、カフェ経営経験のあるオーナーの璽開さんがリノベーションを引き受け、おしゃれ空間に変身したそうだ。

日替わり店長制も関係あるのか、様々なお客さんがくるようだ。

 

今回は新聞の取材が来ていた関係で、運良く洪さんとも直接お話しすることができた。

やはり、廃墟の時のボロさをうまく空間に残しているのが、空間としての愛おしさを生んで、人を惹きつけていると感じた。

僕が写真を見せながら東京都日野市で取り組んでいた場づくりのお話もすると、真剣に聞いてくださった。

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リノベーションで使用する工具は壁に展示。

雑味があって、空間の賑やかさも生み出している。

椅子や机の手作り感も良い感じ。

若者の勉強スペースにもなっている。

ここは作業したい人向け。

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上の写真のコンクリートの上には、秘密基地のような隠れ家スペースが存在する。

登ってみたくなって、ワクワクする。

ここは、何人かでワイワイ話す人向け。

ところどころに配置されている観葉植物が空間を生き生きとさせ、廃墟に息を吹き込んだような生命力を放っている。

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この上と下のスペースの間にあるコンクリートは完全に直していない。

穴ぼこだらけで、鉄がむき出しになっているところがまた面白い。

女性がスカート履いてきたら絶対大変だろうと思ったが、おしゃれで面白い。

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外にも、スペースがある。

植物にかこまれていて、居心地が良い。

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ランプの明かりがかっこいい。

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せっかくなので130TWDのコーヒーと、150TWDのコーヒーを注文した。

これがまた美味しすぎた。

280TWDは日本円でいうと、700円くらい。台湾では、300円くらいで普通にランチができるので、単価は高めだと思うが、それでも払って良かったと思える雰囲気の場所だった。

コーヒーの中には、アイスが入っていて、カキ氷のようなザラザラした粒も入っている。ケーキには、ホイップとドライフルーツなどがまぶしてある。

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やはり、アジアンテイストの空間のデザインの力をまざまざと感じた。

バラックのように、瑣末な資源を必死こいてかき集めて作ったものは美しいし、人に感動を与える。

同じように、廃墟というハンデを抱えながらも、DIYという手間のかかる手法で、コストをかけず今ある資源を最大限生かした空間は本当に美しい。

僕が好きなのは、空間から地域や人の純粋な心を連想できるような、素朴で人間臭い雑味のあるデザインの建築だ。

こういうものに、「人が集まる空間」のヒントが隠されていると思う。

 

いま、デザインと建築が学びたくなってきた。

僕は元々古民家鑑定士を取ったのもあり、空間を分解する視点で場を捉えてきた。

最近は、京都の木造建築に浸りながら、建築やデザインを少しずつ学んでみたいとふと思うことがある。

さて、これからどうしようか。

まずは、旅の中でもっともっと創り上げたい場のイメージを膨らませ、ビジョンを精緻化していきたい。

 

さて、今日からは中国に急遽飛び立つ。

どんな空間との出会いが待っているのだろうか。

本当に楽しみだ。

 

 

info.

Ruins Coffee Roasters

台北市木柵路三段242號

https://www.facebook.com/RuinsCoffeeRoasters/

 

 

 

【51日目】いよいよ台湾に出発!自問の末にありのままの自分を生きる旅へとたどり着く。

自分は何者なのか?

石川県加賀市では、ブロッコリーをとりながらひたすら考えていた。

でもそんなことはわからなかった。

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地域に「人が集まる場」を作りたいのは確かだった。

遊び場に近いかもしれない。

その場にくると、人は素を出すことができ、自分の夢や希望を語り出す。

それいいね!やろう!とゆるゆると新しい企画が生まれる。

どこまでも自由で楽しい空間だ。

 

 

 

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僕は千葉県の松戸市出身だ。

小さい頃は団地で育ち、その中心には公園があった。

そこに行けばいつも誰かがいた。

一緒に遊ぶのは本当に楽しかった。

これが原点かもしれないと思った。

 

中学校、高校は勉強と部活の毎日。

人間関係は学校の中だけで閉鎖的になってしまったが、まあそれはそれで打ち込むことがあったということだろう。

それが、レールのように大学という進路を決め、大学に入った。

サークルは、飲み会ばかりだった。

就活の話ばかりで、どう自分を見せるかとか割とありきたりな話題が増えていった。

レールは常に機械的に敷かれていた。

人間がまるでロボットになったように思えた。

 

 

自分は何者なのか?

 

 

 

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ある時、ふと田舎に行きたいと思った。

岐阜県の村人が2人しかいない集落・越波を訪れた。

その時、初めて古民家に泊まった。

その場に居合わせた人たちで囲炉裏を囲み、自分の夢や悩みなどを語り合った。

開放的でくつろげる古民家という存在が、「場」をつくったと思った。

自分が求めていた場に対して大きな可能性を感じた。

 

それから、古民家鑑定士をとって、日本全国の古民家を巡った。

地域独自の素材を集め、繊細で高尚な技術が古民家の空間を体現していた。

古民家に住みたいと思った。

卒業論文は法学部なのに古民家のことについて書いた。

テーマは「古民家の価値について」。

 

大学卒業間近、友人から東京都日野市の古民家を紹介してもらった。

見た瞬間、ここだと思って即決した。

それが築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」だ。

シェアハウスとイベントスペースが一体となった場づくりを進めた。

一品一灯、寺子屋、遊び場、食堂、映画上映会など様々なイベントが生まれた。

まさに暮らしの中に遊べる交流の場が生まれた。

できたのは、200人の居場所。

 

できなかったのは、仕事化。

 

 

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場づくりで飯を食うのは違うと思った。

何らかの職能+アルファでつくっていくべきだと思った。

1つに場の仕掛け役となる、コミュニティデザイナー、建築家、ランドスケープデザイナー、空間デザイナーインテリアデザイナー、不動産屋。

1つに場のプレイヤー(コンテンツ)になる、塾講師、料理人など。

コミュニティに対して、お金を出してヘルプするのか、労働を提供してボランティアでヘルプするのか、頭を使って仕組みづくりとかでヘルプするのか。

切り口なんて多種多様だった。

場づくりとは、雲のように掴めない性質を持つ。

なかなか捕まらない蚊が耳元でブンブンうるさい。

もう考えきれないと思った。

 

場づくりは何かに夢中になって取り組んだ先に後から自然とできていくものなのかもしれない。

 

自分は何者なのか。

 

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自分はこういう流れで、こういう人間になってとか、

もはや考えても無駄だと思った。

今自分は何をやりたいかといえば、世界を旅したいと思った。

 

それは純粋な好奇心だ。

 

旅すべきだと思って旅しているわけでもない。

旅は何かを探すものでもなく、それこそ純粋なライフとして楽しむべきだと思った。

つまり、行き着く先は旅=日常生活であった。

今の自分は日常生活としての旅を欲していた。

 

予定調和こそ敵だと思う。

絵を描きたいと思えば描けばいい。

写真を撮りたいなら撮ればいい。

文章を書きたいなら書けばいい。

寝たいなら寝ればいい。

お金が足りないなら、もっとヘルプ(人助け)すればいい。

乞食のように恵んでもらうことは健康ではない。

 

そう、考え方だけしっかり持っておくべきだ。

反省は生かすべきだし、無自覚こそ本当に自分を惑わす。

毎日文章化してアウトプットすることだけ決めておいて、

自問自答を繰り返し、何に行き着くかだ。

物事に対する解像度と、今の自分に正直に生きること。

旅から帰ってきたときに、次に何をすべきか見えている状態に持っていく。

今ご縁がある地域で何ができるか。

 

自分を探すでもなく、変えるでもなく、

現在のありのままの自分を生きることが今最も大事なことかもしれない。

 

 

ps.

一昨日は、石川県加賀市での旅出発前の最後の会でした。

タビト學舎の飯貝さん、会場をお貸しいただきありがとうございました。

お越しいただいた皆さんも本当にありがとうございました!

加賀市でも帰国後に面白いprojectができるよう精一杯旅をしてきます。

今後ともよろしくお願いします!

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【25〜30日目】石川県加賀市にてシンプルな毎日を心がけ、暮らしの引き算を始めた。

こんにちは、イナムラです。

石川県加賀市に来ております。

ここでは、「当たり前のことを当たり前のようにこなす」毎日を送っています。

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朝起きるのは毎日5:00。

6:00~9:00はブロッコリーの収穫

9:00~15:00はブロッコリーの選果

それ以降は、面白い人と一緒にご飯を食べるか、自炊して寝る。

夜更かしはしなくなった。

 

晴耕雨読

行雲流水。

自然の流れに身を任せ、収量が少なければ、その日のバイトは休み。

1日にどれだけ収穫できて、何円稼げるかすらもわからない。

それが、自然を相手にする仕事。

毎日毎日ブロッコリーと向き合う。

 

 

 

収穫。

カッターで茎を切って葉をおとしてカゴに入れるだけ。

一見、誰でもできそうな仕事だ。

しかし、実はとても奥が深い。

昔の剣豪は、木刀で人を切れたという。

道具は使い方次第。

人は剣先と一体になり得るのか。

 

カッターで10回押しても切れない茎が、1回でスッと切り落とせる。

何事も無理に押してはならぬ。

当ててスッと引く。

最近はカマキリの手の動きを意識している。

カマキリはどうして獲物を捉えられるのか。

全ては自然の中に答えがあって、真似るしかない。
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選果。

見た目で全てが決まる。

収穫された市内のブロッコリーが一気に集まる。

 

地域のおばちゃんたちの手で、売りに出せるものと売りに出せないものを分ける。

基本的に運ぶ系は男手によって行われる。

僕は、ラインにカゴを載せるのと、空いたカゴを片付けるだけ。

 

若者からシニアまで、総勢30人くらいの人でこの工場は動いている。

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休憩は1時間に1回くらいで、みんなでお菓子を分け合う。

休憩は多いので、体力は回復できるし、気が楽だ。

毎日、ご近所のことなどたわいもない話で盛り上がる。
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このように、今僕の目の前に広がる環境はとてつもなくシンプルだ。

基本的に、変に小難しい言葉を使う人は周りにいない。

仕事も業務内容で見れば、ごく単純でシンプルなことだ。

こういう環境に身を置けてよかった。

 

 

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僕は人と会うとか、あれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけないと、

せかせか生きてきた。

SNSのいいねが欲しいし、たくさんの人に認められたいので、とにかくいろんなところに顔を出しまくって、人脈がバッと広がっていった。

ある意味、承認欲求とも違う、どこか目立ちたがり屋なのかもしれない。

あなたは、小学校の時の月1の朝礼で、表彰されたい子供だっただろうか?

僕の答えは、YESだ。

 

本当に最適な答えを探し求めて、情報もとりまくった。

つねにスマホやパソコンを触っていないと生活ができない。

なにか機会喪失につながっているような感覚になってしまう。

頭に思い浮かんだことは、とにかく調べないと気が済まない。

とてつもない好奇心の持ち主だ。

 

情報をとることと、人脈が広がっていくことが、自分にとってはより良く生きることにつながると今でも信じて疑わない。

 

しかし、それは『指標』を持っていればという話だろう。

『何が好きで何が嫌いかという2択』

が回答できないと、情報を取っても、人脈が広がっても自分を惑わすだけだ。

しまいには、何が好きで何が嫌いなのかわからなくなってしまう。

現代の若い人は結構これに陥っている人が多いのではないか。

情報は生かすも殺すも自分の受け取り方次第だ。

 

僕は、このことに対してかなり危機意識をもっていて、

1年前から自分にとって何が好きで何が嫌いなのかをなんとなくメモっている。

また、自分のことを客観的に見てくれる友人との付き合いも大事にしている。

自分を理解するためには、シンプルな環境のもとで、

毎日毎日文字化、言語化していかなければならない。

自分について気づき、毎日意識することが『指標』を作り、より良い暮らしを導くはずだ。

 

しかし、言語化しすぎても情報過多で迷う。

だから、最終的には『動物のカン』が一番大事だろう。

どんどん気づいて意識して、カンを磨いていかなくてはならない。

 

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東洋的自然観は常に複雑で、曖昧で可変的なところを考える。

自然そのものと共生して来た民族ならではの価値観だと思う。

自分は、本来そういう人間とも近い部分がある。

でも、世界一周では、この概念を一回捨てる必要がある。

好きと嫌いのシンプルな2択にまだまだとことん向き合いたい。

 

自分が好きなものをもっともっと引き寄せたい。

 きちんと自分の好きなものに向き合って、facebookは自分が本当に良いと思ったものだけいいねをするとか、考えに共感する人と連絡を取るとか、自覚できていることだけ断言するとか、きちんと自分に正直に生きていきたい。

これからの旅のテーマは、自分に正直に生きることだ。

 

 

ps.

<お世話になっている皆さま>

ブロッコリー収穫は山川さん、そういちさん、きよみさん。

ブロッコリーの選果はJA加賀の方々にお世話になっています。

いつも本当にありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







【22〜24日目】愛媛県佐島から石川県加賀市までの無計画ヒッチハイク&電車旅

愛媛県佐島から石川県加賀市までの道中、ヒッチハイクをして様々な出会いがあったのでご紹介する。

 

①イケメンと姉妹(広島県因島-尾道駅

因島という今治から尾道までのしまなみ海道の途中で拾ってもらった。

3兄弟仲が良く、尾道まで飲みに行くという。

イケメンは姉妹にいじられていたが、懐がめちゃ広かった。

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20歳の大工(尾道駅-福山駅

自分より年下だが、しっかりしていた。大工仕事は上下関係が厳しく閉鎖的で仕事を辞めたいと言っていた。でも、プライベートは彼女もいるし、充実しているようだ。彼女との予定、家族との予定を変更してまで福山まで送ってくれたようだ。人助けの精神がすごいと思った。自分も見習いたい。

5/19の夜は力尽き、福山のマックで寝た。

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自衛隊のおっちゃん(福山IC-岡山総社IC)

朝5:30という超早朝にヒッチハイクしたら、なんと15分で車が止まった。

いかついサングラスをしたおっちゃんが乗って来な!と言っている。

こんな朝早くから、ありがたや。

このおっちゃんも、仕事辞めたいと言っていた。山にこもって訓練をしているらしく、山口から青森まで車で運転することもあるらしい。ヘビーな仕事だと思った。

そして、閉鎖的な環境ゆえに、なかなかやりたいことができないらしい。

警察官からyoutuberになった友人のことを羨ましがっていた(そんな人いるんだw)

サングラスをとったら、かわいい目をしたおっちゃんだった。

将来はうどん屋をやってみたいらしい。

世界は平和だと思った。

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④特別支援学校の先生(岡山総社IC-岡山IC)

この人もイケメンだった。教育の究極は障害者教育にあり!と見ているらしい。

やっぱり5教科を教えるのは根気がいるらしい。日曜日まで出勤のようだ。

岡山の中での数分の移動だったが、おもしろかった。

ここから、3時間車がつかまらず苦戦。

1時間歩いて、吉備SAに移動。

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⑤徒然なるOL(吉備SA-三木SA)

OLに乗っけてもらった。

コミュ障と見せかけて、コミュ力があるフレンドリーな人だった。

ライブチケットを5個くらい持っていた。

生粋の音楽好きだと思った。

今日は何もない日だからなんとなくドライブしていたという。何も予定がないからと、なんと神戸まで送ってくれた!ありがたや。

僕が持って来た弓削のりと明石のりを「特産物わらしべ長者」(つまり、交換)した。

のりがのりに変身した。

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⑥ミーハーな高校生3人組(三木SA-西宮名塩SA)

高校生に乗っけてもらった。

田舎の高校生らしく、ベンツとかランボルギーニのりてー!と騒いでいた。

洋楽ばっか聴いてて、純粋な高校生だと思った。

道をよく間違えるらしく、山道をグネグネとさまよった。

でも、なんかノリがおもろかった。

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ここからが、めちゃ苦労した。

3時間つかまらなかった。

もう日がくれたので、あきらめて電車に乗った。

風邪ひいてて、やばかったので、電車で早く寝たかった。

電車を乗り過ごし、彷徨ううちに24:00頃、福井県敦賀にたどり着いた。

敦賀のマックで寝た。

次の日、電車で無事に石川県加賀市に到着!

 

ヒッチハイクの面白いところは①出会い②節約だ。

普段話すことのないような人と話ができるので、いろんな人の価値観に触れられる。

だいたい出会うべき人が出会う感じがしていて、例えば僕が旅人なら、職人タイプで視野が広がらないと嘆いているような人が乗っけてくれることが多い。

だから、僕は旅の楽しい話、面白い話をする。

節約もできて、お互いwinwinな面白い会話ができたらサイコーだ。

時間が最適化されている。

 

ヒッチハイクのコツは、

まず、ターゲットがいるまさにど真ん中を狙うということだ。

だいたいSA、もしくはICの入り口付近の一般道で、ヒッチハイクを行うことが多い。

京都に行きたいのに、大阪に行く車が多いところでは何時間やってもつかまらない。

道路の地図を読み、ナンバープレートをよく観察しなくてはいけない。

分かれ道の多い大都市圏は、ど真ん中のターゲットに出会いにくいので、ヒッチハイクはだいたい苦戦する。

過去の経験だと、名古屋と大阪はきつい。

そして、人や車の流れを見なくてはいけない。せかせかしている人や車が多いところはだいたい苦戦する。同じSA内でも、ゆっくりとくつろいでいる人がいてなおかつ注目してくれそうな場所を選ぶ。

ということに気づいた。

 

ヒッチハイクは広く見れば、シェアリングエコノミーだ。

空き家や空室を貸し出すかのごとく、空き座席を貸し出すというものだ。

自分が持ちうる余剰資源を有効活用しようという発想はムダがないので、個人的に好きだ。

ヒッチハイカーは対価として、面白い話をしたり、話し相手になる。

相手に非日常的な刺激があると一層喜んでくれる。

 

ヒッチハイクは少々勇気がいるので、マインドコントロールが必要で、お金をあえて持たないとか、駅のないところでヒッチハイクすると、背水の陣が作れる。

あとは、安全確保のために変な人だったら断る勇気も必要だ。常に疑う気持ちも大事だろう。

また、観光する時間は作れないので、人と出会うのが目的の旅とかだったら、ヒッチハイクはオススメだ。

 

世界一周の概要はこちら。

ina-tabi.hatenablog.com

 

 

 

 

【14~22日目】愛媛県佐島での暮らしは、自由でのびのびとしていた!

こんにちわ、佐島でのあだ名が、「ムッキー」になったイナムラです。

2018年5月11日(金)から5月19日(土)まで滞在していた愛媛県佐島という島を皆さんにご紹介したいと思います。

おそらく、この島に滞在するなら、人と実際に交流することが最も楽しく、最も面白いので、ブログでは魅力がほとんど伝わらないだろうと思いつつも、ほんの一部分を皆さんとこのブログでシェアします。

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基本的に、この島はお互いに何かを与え合うことで成り立っていて、仕事とか猫の世話とか、食事とか、家とか、wifiとか、あらゆるものを地域の人とシェアしている。

自分は他人の一部であり、他人は自分の一部であるように思えてくる。

家に帰ると、友人(家族?)が普通に寝てるような感じ(笑)

他人の家は自分の家、自分の家は他人の家。

もはや友達という感覚を超えて、仲間や家族のような関係が出来上がっている。

人が恋しくなるし、他人に常に関心を持ち続け、相手のやっていることを尊重して応援し合う。本当に、すごい地域コミュニティができていると感じる。

 

まちづくりの視点から見ても、この島は面白い。

駐車場が港の真ん前に固まっている。

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この駐車場に車を止めて、各自家から駐車場までは徒歩で往復する。

道端で会った人とは必ず挨拶をするし、街に関心を持つようになる。

車が自分の家の目の前に止められるようになっていれば、生まれ得なかった交流や気づきがたくさん生まれている。

これは本当にすごいことだと思う。

 

産業にも着目してみる。

もともと、この辺り一帯の島は村上水軍の本拠地にも近い。

水運の担い手であり、造船を大きな強みとしてきた。

造船所と役場という2つが大口の仕事先として、島民の雇用を生んできた。

個人事業や会社経営者は、基本的によそからの移住者で、根っからの島っ子は起業を身近に感じていなくて、比較的保守的である。

徐々にプログラミング教育などの波が押し寄せているとはいえ、まだまだ何か始めてみよう!という主体性を持った人は少ない。

勉強や仕事によって何か活動を起こそう!というよりかは、エネルギーの方向性として、自然を相手にどれだけ日常的な生活力があげられるかというのがとても重要視されてきたということが感じ取れる。

改めて、日々どんな暮らしがしてみたいのか自分に問い直したい。

 

<滞在先:ゲストハウス汐見の家>

5/11(金)~5/19(土)での滞在で、佐島のゲストハウス汐見の家にお世話になった。

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このゲストハウスの面白さは「可変性」だ。

なんだそりゃ。

どういうことかというと、この宿は、3万円くらいの高単価の貸切にもなれば、4000円くらいのシェアキッチン&シェアルームで気軽に泊まれるゲストハウスにもなる。

場合によっては、ヘルパーをやると、宿代ももっと安くなる。

設備的にはとても綺麗で使いやすく、お庭が整えられているし、五右衛門風呂もあるくらいで、2段ベッドなど動かしづらいものは極力置かずに、個室部分は襖の仕切りでシンプルな感じである。

ゲストの予約時の要望に柔軟に対応できる感じが、日本全国見てもなかなかこういうところはないと思う。

 

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玄関入った目の前にコタツがあって、即飲み会が始まるというアットホームさにも感動した(笑)

まさに、「玄関先一歩目で飲める宿」である。

ゲストだけではなく、近所の人や管理人が集まってシェアご飯をしたり、いろんなところにお出かけをする。

朝は、子供達がおきて!!!と起こしにくる(笑)

人と交流するのが好きな僕にとっては、こういう何気ない会話がとても楽しい。

shiomihouse.com

 

 

 

<バイト先:ぽんぽこランド>

5/14(月)15(火)17(木)でバイトさせていただいたのは、

レモンの販売などを行う「ぽんぽこランド」!

名前がとてもユニークで、覚えやすい(笑)

お隣の岩城島への船通いである。

 

レモンの収穫、絞り汁作り、瓶詰めなどを行った。

レモンの収穫は、ハウスの中に入り、ハサミで枝からレモンを採って、大・中・小(傷あり)で分ける。絞り汁は、機械でレモンを実と汁に分けて、汁を袋に詰めていく。瓶詰めは、レモンと塩を決められた比率で樽につめ、数日後に瓶に詰める。

腐らせないという意識が重要で、水が入らないように手や容器はきちんと拭いて、煮沸消毒しておく必要がある。ここら辺の意識はとてもシビアだ。

 

一つ一つの仕事に対する時間と空間に対する集中力をもっと高めたいし、単なる作業ではなく、しっかりお客さんや相手のことに向き合う練習だと思ってやると単純な作業でも想定外の学びがある。
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地域のおばちゃんなどもお手伝いで働いていて、地域の雇用を生んでいる。

週に1回くらいは、「島パー」が行われる。

地域の人やよそから来た人を集めて、昼から晩まで食べて飲んで騒ぐとても楽しい会だ。こういうゆるい場作りは、職業プラスアルファで自分も楽しめて、盛り上がれて、無理なく続けられそうだ。

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5月16日(水)の八十八ケ所調査のアルバイトの様子はこちら。

【世界一周18日目】愛媛県佐島にある『島四国八十八ケ所』を1日で調査して回る徒歩の旅!!! - 稲村行真の旅してみんか

 

佐島滞在の最終日は、世界一周に向けての出発の会を行った。

今までの旅の話と、これからどんな旅をしたら面白いかをみんなで考えた!

https://www.facebook.com/events/410044022801237/?ti=icl

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弓削ノリをもらった。

そして、ここからわらしべ長者をスタートすることにした。

世界一周後にこのノリが何になっているのか楽しみだ!笑

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愛媛県越智郡上島町弓削佐島」地域コミュニティに関するデータ

人口:519人(H.22 国勢調査

面積:2664261㎡

<歴史>

もとは、石清水八幡宮や東寺?の荘園だったようで、製塩を納めることを生業とする人々がいた。しかし、製塩は江戸時代には衰退して、小規模の畑や水田を耕作したり、漁業を行うようになった。また、船の技術を生かして、九州と関西を結ぶ船輸送によって、生計を成り立たせる人も増えた。また、出稼ぎに近隣の島に出かけるという文化もできた。この出稼ぎ文化は今でもなお残っていて、統計的にはよくわからないが、様々なアルバイトを掛け持ちしながら自分の本業を成り立たせている人もいる。

 

<地理>

この地域は、瀬戸内海にあってとても温暖な気候で、柑橘系の栽培が非常に盛んな地域だ。春はレモン、冬はみかんを育てる。それぞれの島に個性がある。佐島は、弓削島と岩城島という大きな島に囲まれている。もともと、資源の少なさもあり、佐島は弓削に合併された。歴史の文書を見ても、佐島は弓削島とともに登場するので、弓削島とは親交が深い。佐島と橋がつながっているのは、弓削島と生名島で、ほかの島や四国、本州に行くには船を利用するしかない。岩城島などとも橋によって繋がる計画もあるそうだが、ストロー効果で物や人が入ってくる反面、人や物が出て行ってしまう影響も心配している人がいた。また、資源のない島特有の課題もある。こういう島は何もない分、おそらく動物の殺処分場やゴミ処分場になるなどのリスクも抱えている。しかし、個人的には、こういう島こそ人の個性が際立つと思っているので、面白い人は多い。人やストーリー性で、訪れた人々に島の良さをうまく伝えていきたいと感じた。

 

<地域コミュニティ>

基本的にシェア経済で成り立っていて、おすそ分けの文化がある。温暖な気候の影響もあるのか、とても穏やかで、自由で、のびのびと暮らしている人が多い。移住者は、全国各地からと出身地がバラバラで、移住者同士で集まって晩御飯を食べることもある。

もとから島に住んでいる人との交流は今回はあまりしなかった。保守的な島出身の人と、行動派の移住者の人で、やや考え方やコミュニティの違いが見られた。ただ、基本的に猫の面倒を見る、人の家に行ってwifiを借りるなどの習慣も見られ、血は繋がっていないけど、同じ家族であるかのように人と接する。だから、ウワサはすぐに広まるが、みなおおらかなので、特に喧嘩をする光景などは見られなかった。また、詳細がわからないが、地域のサークル活動のようなものも存在することを小耳に挟んだ。会費は安価で、スポーツを行うようだ。暇があれば、散歩をする子供も見られ、基本的に家にこもるという感じの人は少ない。子供達は、教えられなくてもサヤエンドウで笛を作ったり、犬の習性を知っていたり、自然や動物のことについての知見が深い。

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世界一周の概要はこちら。

ina-tabi.hatenablog.com

 

 

【18日目】愛媛県佐島にある『島四国八十八ケ所』を1日で調査して回る徒歩の旅!!!

こんにちは、

今日は写真多め、文章は短文で。

愛媛県佐島には、『島四国八十八ケ所』というのがある。

佐島にも八十八ケ所があったのか!

由来は定かでないが、巡礼路であることは確かで、自己対話や健康増進といった目的で巡る旅人が存在した。

最大の特徴は、四国八十八カ所や、シルクロード、コンポステーラなどとは違い、佐島という一つの島で1日で完結するライトな巡礼路であるということである。

今回は、「島四国八十八カ所の現状をチェックしてくる」という調査も兼ねて、冒険気分で回って来たので、その時の様子を共有する!

 

79番から、84、80、5、4、3、2、1、10、6、11、14、13、16、17、15、20、19、18、69、74、65、64、63、62、61、57、56、55、52、54、53、51、50、49、48、47、46、45、44、43、42、41、40、26、27、25、24、23、22と回ることができた。

 

数字順に並べると、

1、2、3、4、5、6、7、8、9、10

11、12、13、14、15、16、17、18、19、20

21、22、23、24、25、26、27、28、29、30

31、32、33、34、35、36、37、38、39、40

41、42、43、44、45、46、47、48、49、50

51、52、53、54、55、56、57、58、59、60

61、62、63、64、65、66、67、68、69、70

71、72、73、74、75、76、77、78、79、80

81、82、83、84、85、86、87、88

結果、赤字のところが発見できなかった。

道が竹やぶになっていたり、背丈以上の草で、行く道を阻まれた。

近所の方に聞いて回ったものの、「ここは元は住んでいる人がいたから、道があったのだが。」という声も多かったが、今ではジャングル状態。

もしくは、道すら見当たらず、もはや見当がつかないというものもあった。

1日という制約の中での徒歩の旅だったので、粘れば見つかったかもしれない。

これは今後発見できたらぜひ教えていただきたい。

 

それでは、早速様子を振り返ってみる。

 

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基本的に、上記の道は、昔の山道の地図である。現在の道路とはほとんど全くかけ離れているので、道なき道が多い。

そんな時、考えることは一つ。

1本道があった場合、A方向とB方向という2つの方向から目的地を探す。

例えば、45番蛸崎を目指す場合、50番福羅付近A方向から目指すか、40番大嶽付近B方向から目指すかの2択があり、一方を試してみてだめだったら、もう一方という風に探し当てていく。

 

まずは、簡単な七十九番から始める。

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第5番(道路沿い)から1番までは、竹に覆われた山道を進む。

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道路脇にある。

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道路脇の道なき道を草をかき分けて進む第11番。

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家の敷地内に入っていく、第14番。

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第14番の裏手の山の上の方にかすかに、石柱が!

これが13番。

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この先は、かすかに獣道があったが、危険だと思ったので12番は断念。

 

こちらは、道路脇。

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第二十番は海の目の前。

この辺は、よく吠える犬が見張っていて、追いかけてくるので、注意が必要。

見つかったら、走り去るべし!

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道路脇の69番。この先は、竹やぶジャングルで、60番台後半は断念。

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62番を越えると道なき道の登山が待っていた。

横峰山の山腹を横断する。

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ここら辺から、いよいよかすかに残る山道。

第61番は山の斜面にたつ祠がかすかに見えた。

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道は、奥深さを増す。

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第57番近くにひらけたところがある。

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この先はジャングル。森をかき分けて進む。

これとかやばかった。

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第53番からは、かすかに車道が残っていて安心する。

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近くに古墳跡があるが、林に埋もれている。

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第50番付近からは、海岸沿いを進む。

とても美しい景色だ。

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第48~49番は、コンクリートで波から防いでいる。

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第40~47番はコンクリートで固めたところに一箇所に集めてあった。

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蛸崎からは、海岸線沿いを大冒険してみた。

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石の崖とかあってサバイバル気分だった。

個人的にワクワクするが、観光ルートとしては今の所お勧めできない。

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途中どでかい流木に遭遇。

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26番もコンクリートに固められていた内側にある。

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27番の先は、道がなかったので、引き返した。

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結局なんだかんだ言って、9:30にスタートして、16:30にゴールできたので、コンパクトな八十八ケ所巡りだったと感じた!手軽に、八十八ケ所巡りをしたい人にとっては良いかもしれない!途中かなりハードな山道や海岸線はあり、ルートとしては現状では、道路沿いのもののみ、おすすめできる。観光協会か、健康推進課の方、地域のボランティアが入ることで、八十八ケ所のルート再生も現実味を帯びてくると感じた。

巡礼の楽しさは、冒険のときのワクワク感と、祠と石柱を発見した時の達成感がなんとも言えない。途中は自分を見つめることができるのもいいなと感じた!

 

スタート&ゴールはここでした。

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世界一周の概要はこちら。

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【14日目】尾道おもしろかった!そして、愛媛県佐島上陸!

こんにちわ、最近体力不足ですぐに眠くなる稲村です。

今日は、5/11(金)に訪れた、広島の尾道という場所をご紹介します。

 

尾道は、坂が多い街だ。

階段が延々と続く路地がなんとも言えない冒険心を誘う。

坂が多い分、家も空き家もところどころたくさんある。

しかし、もともと、商売の街だった尾道は、商店街に賑わいが今もなお残る。

そこに、「猫というマスコット的なキャラクターが映える」という街だった(笑)

 

急な坂道。

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 一番有名な空き家再生物件の1つに、「あなごのねどこ」がある。

anago.onomichisaisei.com

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ここは、単なるゲストハウスではなく、「旅の学校」を謳うカフェや、本と音楽が調和したアートスペースが併設されているのが、おもしろい。

旅から学ぶということで、旅をしてきた面白い人が講師をつとめて授業をするそうだ。

純粋にこういう場づくりは自分に合っているし、やってみたいと思った。

また、アートスペースは、物音一つ立てたら世界観が壊れるくらいの繊細な雰囲気に包まれていてすごくう驚いたし、この空気感を表現するのはなかなか難しいと思った。

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昔から尾道は商売が盛んだったことがうかがえる、元商工会議所。

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銭湯を食べ物屋さんに改装した大和湯はかなり見応えがある。内装も銭湯時代の風呂場や体重計が残されていて、面白い。

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 ぶさうまい、猫!!!

尾道の人にとって猫は、身近な存在のようだ。

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さて、尾道から因島を経由して、愛媛県の佐島に向かう。

船は、基本的に地元の人ばかり。

ローカル感にワクワクする。

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船に乗りながら考えていたこと。

もう、四国を回って散々話しを聞いて感じたことは、空き家活用は行政目線でどこも同じ問題を抱えていて、どこも同じような仕組みで、回っているということ。

行政が移住者とオーナーをマッチングさせて、改修費の補助を出して、あとは活用者がうまくやればいいという感じ。

人生どう転んでもあまり大差なんてないんだと思う。

北海道に住んでも、本州に住んでも、どこぞの離島に住んでも、きっと目指すべき方向、本質は何も変わらない。

だから、地方でなんかやりたいんなら、色々さまよって情報ばっかり求めるよりも、「1つ場所を決める」「基盤となるスキルを固める」といったことが圧倒的に大事で、それが1つの自分のやりたいことを形にすることにつながっていく。

 

あと最近よく考えるのが、静と動。

グッとこらえて、1つに留まらないといけない時もあれば、自分を自由に解放して価値観を揺さぶってみる時もある。セロトニンドーパミンが、それぞれシーソーのように快楽のバランスをとっているように、人の行動も静と動によってうまく保たれている気がする。今の僕には、静を受け入れ向き合うことによる学びもあるんじゃないかと思って、その土地ごとに一週間以上滞在して、バイトと丁寧に向き合おうという意識が整ってきた。

 

佐島到着!!!

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 ここが、5/11(金)から5/19(土)までお世話になるゲストハウス汐見の家!

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このゲストハウスの面白いところは、また後ほど書きます