「ユーラシア料理」という謎多き料理を食べてきた。

オリラジのあっちゃんの本を読んだ。

天才とは、自分を生かせるフィールドを見つけてそこに集中した人間だという。

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友達と、新代田の元祖日の丸軒という店に行ってきた。目的は「ユーラシア料理」という謎の料理を食べに行くためだ。店を予約しないと怒られるという前評判があったので、友達に店を予約してもらっておいた。

 

こちらが、店の外観。

妙に薄暗い。

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ぐちゃっと雨に濡れてシワが寄った看板が、どこかディープな雰囲気をそそり、同時に、只者ではない料理が出てくる予感をさせた。

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店の中をガチャっとあけるとそこは、誰かの家のようだった。

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書斎に散乱する書類。なんでもありなカオスな空間かと思いきや、どうやら好きなものをとにかく集めた結果、自分好みの空間ができていったとのこと。

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オーナーはペペアンドレさん。
年齢は不明。髪を振り乱し、太い唇に、大きな顔。圧倒的にインパクトがある雰囲気を醸し出す。他の人の話によると、出身は兵庫らしい。しかし、僕が改めて質問してみたら、出身は岐阜と答えた。一体、何者なのか。

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ペペアンドレさんの写真を撮りたいとおもったがその勇気もなく、席に案内される。そこは、薄暗い芸術的な空間だった。安土桃山時代に到来した南蛮文化を表現した模写の絵などが飾られている。

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これは、どこかの民族の服だろうか。

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飲食店に行くと、必ずトイレに入る。

すごい店は、トイレにその世界観が現れているとつくづく感じるからだ。

トイレで魚を飼っている店、DIYでものすごくおしゃれに改装している店、などなど色々な面白いトイレに遭遇してきた。その度に、飲食店はトイレに世界観が現れるとつくづく感じた。

 

そして、今回はどうか。。。

「トイレに行きたいんですけど」

とペペアンドレさんに言うと、

「はい、そこで待っててください」

と言われる。

待つこと、3分。トイレが目の前にあるにもかかわらず、なぜかトイレに入れない。中に人が入っている様子もない。

待つこと、5分。もういいか、とトイレに入る。ドアが壊れていて、頑張ってしめる。そこにあったのはちっちゃな便器。面白いトイレだなと思う。

結局、トイレに入っちゃったのに特に怒られず、なんで引き止めたのかなどと不思議に思う。

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さて、メニューの注文をする。

一番安いセットメニューで、1人1000円くらいのものを頼む。すると、「そんな安いものは頼まないでください。」と言われる。あれ、メニュー表に書いてあるのに、、と不思議に思う。

それではと、1人2000円のセットメニューを頼む。そしたら、

「はいわかりました。では飲み物はどれにしますか?」と言われたので、

「水をください。」と言うと、

「水なんてものを頼むところではありません。」と言われ、

飲み物を頼まされた。

相当プライドをもって飲食店を経営しているように思える。最初の1000円のセットメニューはもはやダミーなのではないかとさえ思えてきた。1000円のセットメニューを頼む人を断って、店の価値を上げているのではないかという錯覚に陥る。

 

最初に出てきたのは白ワイン。

どこのどんなワインとも知らないが、鋭い後味に美味さを感じる。

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次に出てきたのがターメイヤ。

エジプトの料理で、草のコロッケみたいな感じ。「ユーラシア料理」のはずなのに、いきなり、かつてユーラシア大陸ではなかったエジプトの料理が出てきた。ユーラシア料理とは果たしてなんなのか、謎は深まるばかりだ。

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緑色の草はこんな感じ。見た目ではよくわからないが、普通にうまかった。

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それから、出てきたのは、ラム肉。

デカデカとした肉が3つ。お2人様用のセットメニューを頼んだのに、肉は3つ。謎すぎるが、肉はとてつもなくうまかった。この赤いタレをつけるとものすごくうまい。

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それから、出てきたのがこちらの草がたくさん入ったカレー。食べたこともないカレーに謎は深まるばかり。

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それからすぐにナンが出てきた。

これはナンというか、パンのような感じでもあったが、ナンと言われればそうか、とひとまず納得した。

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これで全メニューが終わった。

ガツガツ食べた感じでもないが、料理を味わって美味しく食べられた。

 

食後に、ペペアンドレさんに話しかけてみた。32年もこのお店をやっているという。歳をとるごとに自分好みの空間がわかってきて、自分の好きなものを集めて、この空間を作ったらしい。教授と名乗るお客さんがたくさん出入りするそうで、そういう分野の人にひょうばんのよいお店のようだ(本当に教授かは謎)。

 

そして、本質をつく質問を1つ投げかけてみた。

「ユーラシア料理ってなんですか?」

すると、ペペアンドレさんは、首を傾げて答えた。

「それが自分でもよくわからないんだ。」と言う。

 

この非合理的なカオスでよくわからない謎めいた空間がとてつもなく異彩を放っていて、興味をそそる。店を予約してから、店を出るまでが全てエンターテイメントなのかもしれない。ペペアンドレさんにしかできないこと、それがこのお店に現れていると感じた。

 

さて、ぼくも好きなことを追求して、自分の得意なことを生かせるフィールドで、自分にしかできないことをこれからも追求し続けていこうと決意を新たにして、店を出た。暗い道をトボトボ歩きながら、これからの自分について物思いにふけった。

 

 

 

「交流」という言葉を安易に使うべきではない!?

【シェアハウスでの交流の意味とは?】

今やっていることは、築150年の古民家で、その開放的な空間を生かして、シェアハウスと、イベントスペースを企画・運営している。

 

つまり、シェアハウスという交流ある暮らしの中に、さらにイベントスペースというものが加わることで、「交流する」という特色がさらに強まった形だ。

 

「交流する」ということは、我慢しなくちゃいけないこともある。いま、掃除機をかけたいけど寝ている人がいるからできないとか、ものが散らかって共有スペースが汚くなっていたり、自分のものがなくなっていたりということもよくある。一人暮らしの方が自由で良いという人はたくさんいる。

 

一方で、交流ある暮らしの良さは、このようなことが考えられる。

 

①生活コストが安い

家賃はもちろんのこと、食べ物や家具、洗濯機や、冷蔵庫などをシェアすることによって出費が少ない。やはり、皆最初はこれを求めてシェアハウスを選ぶ人が多いように感じる。

 

②寂しくない

一人暮らしをしていて、家に帰ると誰もいないというのが寂しいと感じる人は多いのではないか。誰かと住む人がいないなら、シェアハウスに入れば、人と繋がっているという実感が持てる。

 

③様々な価値観との出会いがある

自分が常識と思っていたことが、実は少数派であると気づかされる。食べ物の味付けが薄い人もいれば、濃い人もいる。家にずっといる人もいれば、あまり家に帰ってこない人もいる。静かで何も言わない人もいれば、たくさん喋りたい人もいる。自分の住人の間における立ち位置とか、強みとか、そういうものが色々と見えてきて面白い。自分は、残飯処理係になるほど大食いの立ち位置は小学校以来変わらない。自分の知らない習慣を持っている人と生活を共にすることそのものが、とてもクリエイティブで、何かお互いに学びがある。

 

一般的にみれば、こんなところか。

ただ、もちろんこれらの要素もあるとはいえ、もっと考えるべきことがある。

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【実現したいのはコミュニケーションを必要としている人に場を提供すること】

交流ある暮らしをぜひ古民家で実現したい。日本には昔、どこにでも存在していた地域コミュニティを、現代に合った形で再生して、古民家の「開放的な造り」を生かした人と人とが繋がることがプラスになるような場にしていきたい。若者のコミュニケーション障害や、孤食高齢者の孤独死のような社会問題が深刻になる中で、このような活動は世の中において少なからず求められている。

 

自分自身、人と人との繋がりを強く求めていたところがある。誰とでも広く浅く仲良くなれる反面、誰とも仲良くなれなかったのが、小学校から高校までの自分。友達はたくさん挙げられるけど、2人ペアを作ってと言われると誰を選んでいいかわからなかった。人を深く知れていないことが一番の悩みでもあった。

 

よく言われるのは、友達同士集まっても、ゲームやテレビの画面と対話をするだけで人と人との会話が生まれないこと。画面の話題について話が弾むでしょっていう人もいるけど、僕自身の考えからしてみれば、それはコミュニケーションではないと断言したい。コミュニケーションの定義とは、情報伝達ではなく、心と心が通じ合うことだと考えるからだ。

 

テレビやゲームの画面に向かい合っていると、心と心が通じ合う余白がないので、最初は友達と一緒に同じ画面に向き合っていても、友達と一緒にいるインセンティブが無くなるので、次第に画面が友達になってしまう。1人でも楽しめるじゃんということになって部屋にこもるようになる。

 

もちろん、テレビをみたり、ゲームをしたりするべきではないと言いたいわけではなく、そのような媒体が広がっている今だからこそ、交流がないことによる弊害を感じている人に、リアルな交流の場をつくっていきたい。ちなみに、例えばリアルな交流がないことによる「弊害」として、人によってはこのようなことが考えられる。

・異性と話をあまりしない

・自分がマイノリティで、同じ価値観を持つ人と繋がれていない。

SNSのつながりだと、最初にリアルな相手を知りにくい(空気感まで)ので、ファーストコンタクトとして使いたくない。

 

これらのニーズに応えていく場をつくっていきたい。ただし、それは、1つ1つに全て応えていくのではない。厳格な場ごとのコンセプトやルールを決めて、「管理」をしながらも、「企画・運営」をしていく必要がある。

 

現在は、様々な場づくりをイベントという形で、実験的に行なっているのが東京都日野市の築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」という場所である。ときには、留学生が集まり、ときには学生が集まり、ときには高齢者が集まる。それぞれが、それぞれ思い思いの交流ができる場であればいいし、居場所であればいい。住人によって、関わる人によって、変わりゆく場所であり、研究所でもある。それが、「ヒラヤマちべっと」。過疎と言われている平山地域において、本場ちべっとのように皆が行きたくなる魅力を持った場所。

 

ただし、一歩間違えば「交流」とは思考放棄につながる。

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【多世代交流という言葉への疑問】

交流にもいろんな形がある。

異質なものが混ざり合うのか、同質のものが混ざり合うのか。

 

異質なものが混ざり合う場として多世代交流という言葉がある。一昨日、あるイベント参加者の方と話していて気づいたことがある。同年代には、共通言語があって楽しめるけど、多世代となると難しいようだ。なぜなら、普段、高齢者は健康のことで盛り上がりたい。でも、若者は恋愛や仕事のことで盛り上がりたい。つまり、話が相容れない。

若者は若者と、高齢者は高齢者としゃべりたがる。高齢者は赤ちゃんを見ると、元気がもらえるという。でも、赤ちゃんからしてみれば、高齢者をみても元気がもらえるわけではない。それと同じようなものだ。

 

そこで、ぼくはこのような形の多世代交流ならありえるんじゃないかと考えた。まずは、共通言語をつくること。「健康」は、若者にとって共通言語になりにくいもの。だから、世の中にとって普遍的なもの、例えば「食」とか、「自己実現」とか、そういう視点で場を作ってみたらどうか。例えば、「ラーメン好きが、ラーメンについて語り合う」というものだ。関心が高いものであればあるほど、つながる。さっき述べた③のような、価値観の共有を楽しく行える環境であれば良いと考えている。もはやこれは、多世代交流というよりは、ラーメン好きの交流である。それならば、多世代交流という文脈でなくても良さそうだ。

 

高齢者と若者が話をすれば、高齢者は自然に話しているつもりでも説教になってしまう。転ばぬ先の杖のようなことを話しされても、体感していないから全く意味がわからないのだ。小学校のときに校長先生の話を聞くのがめんどくさかったように、高齢者の説教が面白いと思う若者などいないし、実感がわかないというのである。しかも、高齢者は高齢者で、赤の他人である若者に介護の迷惑をかけたくないから、同じ屋根の下でシェアハウスに暮らすことなどできないという。なるほど、確かにそれはそうだ。

 

ある若者イベント参加者はこう話していた。「若者がもっとたくさんいると思ったのに、高齢者ばかりだった。」

(高齢者ばかり集まると話に入りにくいということを暗にほのめかしていた。) 

同年代が多い方が、なんだかんだ安心感があるし、盛り上がる。そういうものらしい。

 

まとめると、多世代交流という文脈で人が集まるインセンティブはない。そこで何をやるのか、誰に価値を感じてもらうか、ということが大事であると改めて思い知らされた。

 

より良い交流の形が自分の中でこれから洗練されていくのは間違いない。交流を暮らしの中でということは確実に不動産という分野からのアプローチで展開していく可能性が高い。暮らしとは習慣や生活と密接で、必要とされている交流をお客さんに感じてもらいやすい。単発的ではなく、それが習慣におとし込まれるからだ。

 

あとなんでもありは、誰も幸せにできない。ターゲットをきちんと各場において定めて行きたい。この人が住んでいるのになんで、こんな参加型イベントが行われているの!?みたいなアンマッチは避けたいところ。そこの場に集う人にとって、心地よい環境を作っていきたい。

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こちらは、築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」の交流ある暮らしの写真

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映画上映会を開催しました

東京都日野市の古民家「ヒラヤマちべっと」では、子育て関連のイベントが続々増えている。

 

昨日初めての開催だったのが、「子連れ映画&哲学カフェ」だ。地域のママ・かよこさん主催。大人12名、子供8名の参加だった。

備品もきちんと揃って本格的なイベントになった。

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アルミマットの上に毛布を敷いて、暖かくして、天窓を塞ぎ、窓際のシャッターを締めて、暗くてオシャレな環境を作った。

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主催者のかよこさんは、子守りをしながら司会をしてくださった。ほかの参加者の皆さんも、小さいお子さんの面倒を見ながらの参加。遊び場になる時には、頭を子供がぶつけないように机を隅に寄せたり、紙は食べちゃうので上にあげておくとか、オムツ替えスペースやお昼寝スペースを確保するなど、様々な準備が必要となる。

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子供は、畳の部屋に。木の敷居をつけて、子供を遊ばせておく部屋をつくる。

大人は哲学対話をスタート。仕事のやりがいを感じる時は?などのテーマを持った普段考えないようなテーマについて一人づつ話をしていく。

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みんな仲良くなったところで、戦争や平和に関するアニメーション映画や、RAPのあいうえお作文のような短編の映像を観る。

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最後はみんなで感想を述べあって、イベント終了!

 

このイベントの面白いところは、子連れのファミリーが遊びに来るのに、内容は子供向けではなく大人向けであるという事だ。子供は遊ばせておいて、大人が楽しめるイベントとなっている。小さなお子さんがいる家庭は、子育てが大変でプライベートがなかなか取れない。静粛な映画館に映画を観に行くことなど当然できない。だからこそ、こういう場が求められている。

 

 

東京都日野市の古民家「ヒラヤマちべっと」では、他にもこんな子供向けのイベントが開催されている。

 

寺子屋

親御さんは、子供の宿題を見るのが大変。毎週木曜日に17:00~19:00で、古民家を開放して、宿題を見る時間と遊ぶ時間を設けている。塾講師のまっほー主催。

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・子供の遊び場

そもそも、公園だと、親御さん同士が繋がりにくい。子供も友達と遊ぶ場を求めている。気軽に繋がれる場をイベントとして設けるのがこのイベント。毎月1回不定期で開催。工作系のイベントが多い。地域の愛子さんと奥澤さん主催。

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・子供食堂

地域の子供の居場所に、学生が関わることが新鮮。なかなか繋がる機会が無いところが繋がることで、新しい価値が出来ている。子供にとって学生はより子供目線で一緒に遊べる仲間。両者が遊びや食を通して繋がる。毎月第3日曜日に開催。学生団体c-plant主催。

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このように、地域には、たくさんの「子供の居場所」が求められている。

これだけ細分化されたイベントが生まれていて、これだけのニーズが存在している事に今さらながら気づき、驚いた。

 

新潟県南魚沼市の空き家を見てきた。

10月14.15で新潟県南魚沼市浦佐というところに行ってきた。目的は、ある空き家を活用できないか?というお誘いのお話があったからだ。

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街並みが独特な土地。

郵便局が面白い形している。

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家がとにかくでかい。

雪国は雪対策が徹底している。

合掌造りを連想する。

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おしゃれとセンスがある店のようだ。

自分から言い出しっぺになるあたりが良い。

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この向かい側に、、、、、

対象物件を発見!!!

駅から近く、商店街の一角なので、人通りはまあまあある。

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庭が非常に広く、花が咲いている。

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階段から庭を見る。本当に雰囲気の良いところだ。

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斜め向かいの道には毘沙門堂がある。

側面に生えたコケが良い感じだった。

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鍋焼きうどんをたべた。

う、うまい。

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物件オーナーさんに話を伺う。この土地には高齢者のまちづくり・CCRC構想があるが、資金面などの課題がある。だだっ広い田んぼや畑の活用も進められればというお話をされていた。

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それから、地域の協議会などの、この空き家物件に関わる方々とお茶した。資金がかからず、地域資源を生かせるフットパスで観光推進しようとしているらしい。ゲストハウス系の活用をすすめられた。

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新築のカフェ物件へ。あるものを生かすというよりは、こういう新しいものも作りたくなるようだ。

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一連の浦佐の空き物件関連の視察を終え、十日町へ向かう。

目的地は、ギルドハウス。古民家で同じ屋根の下、17人もの人が共同生活を行う。

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この古民家には、いろいろなところを見て回った末にたどり着いた100の仕掛けがある、とオーナーさんはおっしゃっていた。仙人のような話ぶりにふむふむと深い学びを得た。

 

習字。

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アート。

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ネコの剥製。

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それから、夜は山の家に泊まり。めちゃくちゃオシャレな宿だった。

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この木のアートは気になる。

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カウンターもしっかりオシャレ。

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ドミトリーこんな感じ。

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さて、今回の空き家見学から、次に繋がりそうな話があり、本当によかった。

内装のプロ、広告のプロ、企画のプロと個性豊かなフリーランスの皆さんとチームが組めて嬉しい。企画書を書いて、チームの一員としてきっちりと企画を形にしたい。やはり、現実的には、シェアハウスの運用がかたい。運営する地元に根を張る人を確保してから宿泊系をやる流れだろう。長い目で見て形にしたいプロジェクトで、今後の展開が楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

野口健さんから学ぶこと。

今日は、東京都福生市青年会議所主催の野口健講演会にお招き頂き、お話を聞いてきた。世捨て人っぽくて、波長が合いそうだからと声をかけていただいた。(僕ってそんな印象ですか。笑)

 

野口健さんといえば、僕にとっては、冒険家の大先輩というのも恐れ多い方で、※古民家冒険の出発式のときに、祝辞をもらおうとしてメールしたら、本人ではなく事務所の方から応援メッセージをもらったというとても思い出深い方でもある。

 

※古民家冒険

今年6月に、東京から石川まで450kmを2週間かけて歩き回り、30件以上の古民家を視察して回った旅。NHKテレビ「おはよう日本」を始め、様々なメディアに取り上げていただいた。

 

さて、今回の講演会。

野口健さんの印象はずはり、こうであった。

「直感的で責任感がものすごく強い熱いハートの持ち主。」

 

どういうことかと言うと、

冒険家って、登りたい!!!っていう激しい衝動で山登るんだと思っていた。

まさにその通りだと思うのだが、野口健さんのその衝動は半端なく、しかも多方面にわたる。

冒険、清掃登山、遺骨収集、温暖化防止、テレビ出演、執筆と幅広く活動されている。

なぜこんなに行動的になるか、分析していた点は興味深い。

気がどんよりしている→知ってしまった責任がある→清掃登山を始めよう。

死にそうになった→死を身近に感じた→戦後の遺骨を収集せねば。

 

環境という場そのものに対して、動物的嗅覚がものすごく強く、それを十分すぎるくらいに受け止めて、責任感の強さから世の中を変えたくなる、そんな熱いハートの持ち主に見える。この人が古民家の管理人やったら、ものすごく清潔感のあるいい室内環境が保たれるんだろうな、などと考えてしまう、割と掃除とか適当な自分。

 

あと、割と感情が一定でアンドロイドと言われがちな自分からしてみれば、こういう暑いハートの持ち主って、山登るとき辛いって感情に支配されてしんどそうとか考えてしまう。けど、感情がとても豊かな一方で、早口でバーとしゃべって、ギャグを飛ばす(自虐ネタとモノマネ上手い)感じでかなりあっけらかんとした部分もあることを知り、これはプロだなと感じた。まあ、人には少なからずアンドロイドな側面と感情的な側面が共存しているようにも思える。

 

なんかとりとめもない文脈になってしまったが、とりあえず野口健さんの考え方の根本が似ていて、人間のタイプが似ていたので、面白く話を聞けた。ロジックゴリゴリの人から見たら、もしかしたらつまらないと感じるかもしれないけど、僕はあの話し方のスタイルや内容以外はありえないと感じた。全員にウケる話などありえないし、好き嫌いがハッキリした生き方の方が成功しやすい。僕としても、常に人が行きたがる道を避ける逆張りを意識しているので、むしろ早く炎上してくれないかと楽しみな所がある。

 

・就活はやらない。

・学生起業にありがちのITベンチャーでプラットフォームつくることはしない。拠点作って実績作って、横展開の積み上げ型で事業展開。

・資格はいらない、専門性のある仲間を作ればいい。

・どっかに弟子入りあるいは就職してから起業という考え方はせずに、まずは起業して自分の方向性をつくる。

・本は基本買わず、本屋でちらっと立ち読みか、図書館で注文。

・ビジコンは出ない。

ビジネススクールには入らず、師匠と呼べる方々に個別相談。

・ボランティアではなく事業をつくる。

などなど、今の行動のスタンスにさらに磨きをかけていきたいと感じた今日1日だった。何だかんだこうやって書くと世捨て人みたいに見られて困る。(笑)

リアルな世捨て人とはニートなので、世捨て人ではない。今日も有意義な一日であった。

 

 

 

 

 

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食欲の秋ということで、色々な料理を開発してみた。

食欲の秋だ。

近所の方から柿をいただいた。

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ドロドロすぎて、食べられない柿ももったいないからと、どうにか食べようと知恵を絞る。結果的に、あんこと一緒に食べたらうまいと思って、クレープにして食べた。

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そしたら、見かけによらず、美味すぎた。(インスタ映えとかあえて全く考えてない。笑)

ほっぺたがおちるとはこのことを言うわけだが、僕にはほっぺたに肉がほぼない。まあそこはどうでもいい。

 

料理といえば、最近、ほうれん草おやきを生み出した。おやきといえば、かぼちゃとあんこだと勝手に思ってて、野沢菜も美味しいのだが、材料がない場合が多いので、とりあえず葉物を入れてみた。おやきという食べ物は、いろんな具材で試せるからそれが面白い。

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古民家でシェアハウスを始めてから、月に一度はパーティーをした方がいいのではないかという話になった。同居していてもお互い無関心というシェアハウスは少なくないので、それでは、環境が生かせてない。

というわけで、お好み焼きパーティーを10月から始めた。

みんなこういうお好み焼きが好きらしい。

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ソースとマヨネーズがかかりすぎてて、やばい。

辛いものはいける人だが、これだと、なんか味がくどく思える。そして、僕はたくさん食べる人なので、塩分量を相対的に人より多く摂っている。だから、普段から単位体積あたりの塩分量を少なくする努力をしたいと考えている。

ソースとマヨネーズはほとんどかけなくてもお好み焼きは、食える。

 

さて、一昨日は、元中央大学理事の方と久々に教員食堂で食事してきた。まともなインスタ映えする写真でも1枚くらい載せとくかと思って、載っけておく。カレーライス。シンプルじゃなくてごちゃっとしているけども、一口にカレーライスといっても色々なカレーライスがあるもんだ。料理って、簡単にできる発明品とつくづく実感。自分なりの上手い一品を探りたい。

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安く油を手に入れたい。

ぼくにとって給湯器はナゾだった。

アホながら、ほっとけば、暖かいお湯でてくるもんだと思ってた。

しかし、今更ながら、うちはガスじゃなくて油を燃料とすることに気づく。

どっから油持って来るんだ?という疑問が頭の片隅にあった。

 

そして、ついに先日突然あったかいお湯が出なくなった!

蛇口をいくらひねってシャワー出しても、、、

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1 10の表示が。。

しかも、空き家の給湯器はよく壊れるし、古い。

もしや、故障か?と思った。

しかし、ひとまずタンクを見ると、油が少ししかないようなので、油を入れて様子見てみようということになった。

 

ググったら、油を調達する方法は主に2つあると知った。

①ガソリンスタンドでボンベに入れてもらう

②給油配達に来てもらう

 

まず、①から。

近くのガソリンスタンドをチャリで回って回ってヒアリングしてみた。

 

1軒目、コスモ石油

1リットル89円、100リットル8900円

 

2軒目、エネオス

1リットル70円、100リットル7000円

お?コスモ石油と全然違うぞ。

セルフは安いらしい。

 

3軒目、エネオス

1リットル78円、100リットル7800円

お?お?同じエネオスでも違うぞ。

どうやら販売会社が違うようだ。

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①の場合、ホームセンターで油を入れる入れ物も買わなくてはいけない。

18リットルで、500円くらいか。

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次に、②の場合。

うちは東京都日野市だが、ここしか灯油配達の会社が見つからなかったので、リンク貼っておく。

https://touyu-takuhai.net/area/

 

東京シェルパック。

ここが、輸送費込みで、

1リットル約78円とのこと。

これは安い!

入れ物買って、セルフのガソリンスタンドに行って、何度も調達してくるよりもよっぽど安いし、手間もかからない。

しかも、うちのボンベは230リットルとかなり大量の油を入れらことができるらしい。

もう、これに決めた!

 

でっかい車が来た。

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優しいおっちゃんに作業してもらった。

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ホースをボンベにつなぐ。

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そして、つ、ついに、、、

お湯がでました!!!

感激したので、とりあえず200リットル満タンにしてもらった。

17000円くらいで済んだ。

これで、寒い冬も越せそうだ。