こんにちは、少し涼しくなった今日この頃、イナムラです。8月14日金曜日18:00~、徒歩の旅に向けて一緒に歩く人のミーティングを、歩く人10人のうち5人で行いました。
▼こちら、徒歩の旅の概要(徒歩の旅チームのご協力で、フライヤーができました)
新宿でミーティングを終え、四谷へ移動。
坊主バーでお坊さんに徒歩の旅についての企画を話してみたら、何か面白いアドバイスでもくれるかもしれないと思い、訪ねてみた。
坊主バーは四谷三丁目駅から徒歩5分ほどの場所にある。周囲は飲み屋もいくつか立ち並び、飲みたい人々がうろうろしている。
さて、撮影魂が奮い立ち、ついつい物珍しいものを見たかのような好奇心でシャッターをきる。
坊主バーは2階にある。階段を上りながら、いきなり仏教観溢れる絵がまわりに描かれている。果たして、坊主バーにたどり着いた。
バーのドアを開けると、お坊さんがショットを上下に降りまくっており、腕がもげないのかと心配になる激しさであった。どうやら日本語なまりがあり、中国から来られたお坊さんのようである。
さて、お通しで線香の形をしたベビースターラーメンのようなものが出てきた。飲み物は赤いやつが「愛欲地獄」、白いやつが「ミロク菩薩」、抹茶っぽいやつが「ノンアル沙羅双樹」という名前だった。
こちらは、ごま豆腐。大定番で、大人気の食べ物なんだとか。味が濃いめでチーズっぽくてお酒に合う味だ。
こちらは、「うなぎもどき」という食べ物。うなぎに見せかけて、うなぎではない。お坊さんはうなぎを食べないということか。何で作られているのかについて聞いたが忘れてしまった。
最後の締めは、無限地獄。七味とトマトジュースをベースにしていて、とても後味が辛い。最初はトマトの甘味だけなのだが、あとからジワジワ舌に刺激がきてヤバい。ごっくんと思いっきり飲んだら後が大変なやつだ。
仏さまの占いカードがあったので、やってみることにした。
徒歩の旅にも通じるような様々なアドバイスが書かれていた。「食事を正しくせよ」とか、「平和につとめよ」とか、「人それぞれの個性を見つめよ」とか、チームで徒歩の旅に臨むにあたって重要なことが盛りだくさんだった。
坊主バーのお坊さんに、「歩く意味」について尋ねてみた。仏教的に歩くことは、荒業であり解脱(苦しみから逃れ悟る)を目指す行為だが、宗派によって意見は分かれるという。弓は張りすぎず、緩めすぎないくらいが良い音を奏でるように、ちょうどいい塩梅で歩くべきというお話をされていた。
全員で写真撮れなかったのが残念。最後まで残った、ジュエリーの制作をしているまつださんと、映像制作をしているけだしろくんと写真を撮った。これからどんどん徒歩の旅に向けて面白くなっていきそうだ。
【東京ー石川500km徒歩の旅(第2弾)について】
2017年6月に行なった東京から石川までの徒歩の旅、第2弾を行います。今回はコースを変えて、北陸新幹線沿いのルート約500kmを、8月31日〜9月14日までの2週間で歩きます。前回の旅はこちら。
今回のテーマは、加賀人探し旅。東京23区(東大赤門加賀藩邸跡)から石川県加賀市までの道中、石川県加賀市出身者の人を探して話を聞き、その出会いと気づきを到着先の加賀市で報告するという企画です。この旅を通して、地域の魅力を再発見しようと考えています。
また、この旅には石川県加賀市には全く関係のない約30名のクリエイターがデザイン制作に関わったり、一緒に歩いてくれたりする予定です。旅がより面白くなりそうで、ワクワクしています。
執筆:稲村行真(ぼく、いぬむら、イナムラ)
地域の魅力を再発見すべく、写真を撮ったり、文章を書いたりしながら様々な企画を立ち上げている。2017年6月に行なった「古民家冒険project」では、東京から石川県加賀市までの約450kmを2週間で歩くことに挑戦。道中30軒の空き家活用事例を取材し、その様子を発信しながら石川県加賀市にたどり着き、空き家活用ワークショップを行なった。この企画はNHKテレビなど、様々なメディアに取り上げていただいた。その他、石川県加賀市の獅子舞の鼻を撮影するプロジェクト「KAGA SHISHIMAI project」などを行なっている。