獅子頭制作21日目

茨城県石岡市での獅子頭制作も21日目。本日の工程は、ひたすら耳を彫るというものだった。以前に組んでいた耳の木組みが、継ぎはぎになってしまっていたので、先生が太めの木で新しく組んで作ってくれていた。

耳を彫るのはなかなかに技術がいる。表面を彫ってから裏側に行くのが通常だが、はじめから、裏側をどんどん彫り進めてしまっていた。表面を削るだけの面積があるか心配になるような時もあった。全体として曲線を描くように彫るのだが、どこかを削ればどこかを削れなくなるっていう感覚があった。

手順としては、大まかにノコギリで直線的に切ってから、それを丸くなるようにノミや小刀で徐々に削っていく。丸いノミがあると削りやすいが、僕は普通のノミしか持っていないのでちまちまと削っていく。中心線を意識して彫ることが大事だ。

あと、受講生が制作した木製のストッパー付きの台を貸してもらったが削ったり切ったりしやすかった。2000円ほどで材料を揃えて作ったようだが、これを手作りできるのはすごいと思う。

今日はいつも教わっている先生が2年がかかりの祭礼用の大きな獅子頭を受注したようで、それに専念するために、教室は本日までとのことだった。巻き毛のあたりから熱心に教えてくださり、やはり彫り方の大胆さとか、形の格好良さが際立ってたので、まだまだ学びたいことはあるがこればかりはしょうがない。亀の歩みではあるが、素晴らしい獅子頭を完成させられるよう、精進していきたい。