獅子頭制作15日目

茨城県石岡市での獅子頭制作は15日目。本日は毛玉の左右をバランスよく整えるのと、顎の周りを削るという行程だった。

毛玉は職人によって彫り方が変わるし、巻く回数も変わる。個人的には彫りが深くてはっきりした造形が好きだったので高さが必要で、それを師匠に調整してもらった。いつも力技で削ってしまうので、やはり木目を読んで斜めにスッと刃を入れられるような技術が必要だと思う。

石岡市獅子頭事情の話にもなった。市内には伝修館に所属していない職人もたくさんいるという。石岡市獅子頭制作は土橋(市内で1番最初に獅子舞を始めた町)をお手本にしている場合が多いが、よく見てみると、各町に特色があり全て異なる。だから、石岡市獅子頭職人がたくさんいるのは良いことだが、そのデザインが均一化していくことを危惧する職人もいるようだ。「ひとつひとつの獅子頭のデザインが違くことに注目してみてください」とのことだったので、今度お祭りの時などにしっかり見比べてみようと思う。

ちなみに本日毛玉を彫っていて、「土橋の獅子頭は左右で巻き方が違うんです」ということも教えていただいた。獅子頭ひとつとっても左右で違うものがある。獅子頭は手作りで、かつそれぞれが違うデザインであることが面白さなんだと改めて実感した日だった。  

あと今日は僕が明日にテレビに出たり、今月末には本を出したりすることについて皆さん関心を持ってくださって嬉しかった。