コミュニケーションを様々な角度から見る

生物界で、人間だけが獲得している能力として、
①言葉を話す能力
獲物を倒すなど、集団で目標達成するのに不可欠。
②絵を描く能力
地図など、言葉だけで伝達困難なものを、継続的に伝達できる。(絵はなくならない限り、メッセージを発し続ける。)

 

コミュニティのデザインの文脈における交流とは、人と人とが話すことにスポットライトが当たりがちな気もする。
しかし、人間は五感を持っている。視覚、触覚、嗅覚、味覚、聴覚がある。

もっと五感をフル活用したい。

 

絵は、コミュニケーションにおける伝達の手段の1つである。視覚と触覚でコミュニケーションができるのは面白い。過去の人とも未来の人とも会話ができるので、時間軸も気にしなくていい。ラスコーの壁画なんて、2万年も前に描かれたものだが、当時の生活を色濃く残す。

アートを使ってコミュニティをデザインしてみたい。そのコミュニティにどんな文化を息づかせ、表現するのかをじっくりと考えたい。

 

 

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。

空き家冒険家。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。2017年4月から、東京都日野市の築150年の空き家「ヒラヤマちべっと」を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

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〒191-0055
東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)