【石川県加賀市】1期生 いなむーから見たPLUS KAGA(4期生・ 冬) 1日目

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朝7時、加賀温泉駅に降り立った。そして、大聖寺まで散歩。雪景色が綺麗で、とても気持ちの良い朝だ。今年もプラスカガ冬のワークショップがスタートする。今回も写真撮影や「いなむーから見たPLUS KAGA」のコラム更新をして、4期生をサポートしていく。

 

PLUS KAGAとは、人口減少が進む石川県加賀市で、大学生が地域の課題や魅力に触れて、プランを考え、提案し、実践するというワークショップだ。

 

今年は4年目。日本全国や台湾から6名の大学生が参加している。夏と冬のワークショップがあり、今回は冬。大学生はすでに興味ある地域や分野があり、僕が実際にアイデアを実践する様子をお伝えして行く。

 

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期間は2/18~22で行う。その初日が今日で、午前11:00からイントロダクションが行われた。市役所の人口減少対策室の上出さんも来てくださり、コーディネーターの三島さんと運営のゆりあさんを中心に、期間中のスケジュールや、4期生のプロジェクトの進捗について共有が行われた。

 

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今回の滞在期間に、4期生はそれぞれ以下のことを行う。

・ないきは、外国人移住者との交流イベントを開く。
・あまねは、地域の課題とIOTを掛け合わせたプランを構想して一部実装する。

・アビーは、地域の人々の死について向き合い、写真の撮影を行う。

ザキヤマダは、地域のヤギミルクを作った石鹸開発に挑戦する。

・うっちーは、橋立地区の街並みについて、街の核となる笏谷石(しゃくだにいし)に注目して聞き取り調査。

・あおいは、散歩を通じた歩きやすいまちづくりに関するプロジェクトを考えており、コースのヒアリングをする。

 

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お昼のランチは「つかさちゃん」のほかほか弁当。突然、ザキヤマダがラジオを流しだす。周波数によってご飯とか美味しくなるのかな、とあまね。それに対して、湿度と気温、気圧とか関係ありそう、とザキヤマダ。なかなか面白いやり取りが繰り広げられた。

 

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ランチの後は、拠点の町屋を整理してから、プロジェクトについて、ディスカッション。アビーは、死について考えそれを写真で表現するため、ショックな印象を与える。どのような写真がベストなのか、どうやって地域の人とコンタクトをとり実現していくのかということをコーディネーターの三島さんと議論していた。

 

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あおいの散歩プロジェクトに対して、うっちーが「散歩掲示板とかあったらいいよね」と提案。確かに、散歩していて気づいたことなどを集めてみるのは面白いかもしれない。また、ないきは歩いているときに、音楽とか聞いていて特に何も注目していない人が多いのでは?とのこと。散歩者へのヒアリングを行うときは、項目や聞き方に工夫が必要そうだ。

 

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それから、みんなで地域の進学校大聖寺高校へ。1年生が総合的な探求の時間を使って、「地域課題探求」を行なっており、PLUS KAGAの大学生と交流して、お互い刺激し合おうということで、今回の交流が実現した。高校に行くなんて、久しぶりすぎてテンションがあがる。

 

「大学生はどんな印象ですか?」という大学生からの質問に、高校生からは「自由とか、楽しそう」などの意見が飛んだ。

 

「大学行きたい?」という質問には、ほぼ全員が「行きたい!」と回答。エジプトに行きたいから、アラビア語を学びたいという高校生も。

 

「何でいまの大学を選んだんですか?」という高校生からの質問に、うっちーは「絵が描きたかったので美大を選んだ」と答える。

 

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「大学に入って楽しかったことは何ですか?」という質問にゆりあさんは、「勉強にも恋愛にもモチベーションのかけ方が違う」のが、大学の魅力だと答えていた。次第に、大学生と高校生の溝がなくなって、和んでいった。

 

あおいは、大学に入って独り暮らしができるようになって新しい発見ができた。家族のありがたみ、孤独、交友関係の広がり、など大人へ一歩近づいたとのこと。

 

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最後に、高校の先生から質問が。「どうして、PLUS KAGAに参加しようと思ったんですか?」

 

ザキヤマダは、誘われたときシンプルに面白いと思ったからとのこと。やはり、面白そうなものに飛び付いて行動していく貪欲さを持ったのが、今回のPLUS KAGA 4期生なのだ。高校生にも、ぜひワクワクするプレゼンを聞きに来てほしいと三島さんが締めくくる。

 

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高校生との交流の後は、皆で山代の総湯へ!

その間、僕とサポートメンバーのももちゃんは、夜のウェルカムパーティーの準備を始める。電球がとてもおしゃれなのが良い。

 

 

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夜のパーティーは19:00から始まった。4期生やOB、地域の方々が集まり、食卓を囲む。プロジェクトを進めていくには、地域の方々の協力が欠かせない。中締めの後も、みんな飲んで笑って楽しそうな時間が続いた。

 

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三島さんが、地域からの参加者と持ってきてくれた食べ物を紹介していく。どれもとても美味しかった。個人的には、村田さんの鯉の刺身はなかなか食べられないものだったので、食べられてよかった。地域の方々には、約30名以上の方々に集まっていただいた。

 

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今回もバーフレンズの熊岡さんが100円で美味しいお酒を提供いただいた。

 

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また、スギヤマ酒店の杉山さんは前回同様DJをしていただき、素敵な音楽をたくさんかけてくださった。

 

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受け付けには、プラスカガグッズの缶バッジ、バッグなどの物販も並んだ。2期生の伴野さんのかごのイラスト本や、僕の獅子舞の写真集も置かせてもらい、実際に購入もしてもらえて嬉しかった。本をきっかけに、新しい獅子舞取材が決まったり、獅子舞のストーリーを教えてもらったりしたので、会話のきっかけにもなると思った。

 

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4期生も地域の方にプロジェクトの相談をしている姿が多く見られた。これから、どんなプロジェクトが実行にうつされるのかとても楽しみだ。明日は学生がそれぞれ関心のある地域でプロジェクトの準備をする日になる。引き続き、4期生の進捗に迫っていく。