稲村行真 Yukimasa Inamura ブログ「旅してみんか」

「伝統文化の魅力」を広めています。日本の伝統的な木造建築の古民家とその街並み、山奥の少数民族の村、過疎地どこでもフットワーク軽く旅をしております。

【東京-石川500km徒歩】6日目 長野県上田市~長野県長野市(33km)

こんにちは、犬村ことイナムラです。6日目は、長野県上田市の中心部に位置する、真田幸村ゆかりのお城「上田城」からスタート。長野県長野市を目指して歩きました。途中寄り道ばっかりしたので、33kmといえども結構きつい日になりました。

 

坂城町の自然と民俗に興味津々


f:id:ina-tabi:20190909143116j:plain上田城で、朝を迎えた。散歩している人に、幸村の写真スポットで撮ってもらった。お城も入っていて、なかなか良いアングルだ。犬村くんのぬいぐるみもどこかにいるので、ぜひ探してみてほしい。

 

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ブログ書かねば!とおもい、朝ごはんはデニーズへ。やっぱり徒歩の旅では、充電ができて、wifiがあって、安くて美味しいご飯が食べられるファミレスは貴重な存在だ。

 

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それから、千曲川沿いを歩いて行く。川沿いの道を歩くのは気持ち良い。自然が多くて直線的な道は比較的疲労感も少ない。

 

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千曲川の周辺には、木が鬱蒼と茂り、まるで太古の森を再現したような奥深さを感じさせる。木が妖怪に変化した民俗伝承やら神話の世界を想像させる。

 

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川の横を大きなドラム缶が色とりどりに並べられている。何を入れるためのものかはよくわからない。色が映えている。美しい村を訪れると、身の回りのものがすべて芸術作品のように惹き立っていると感じることがあるが、それに近い感覚で眺めた。

 

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突然、大きな岩穴が現れた。長野県坂城町の民話で、「神ネズミと唐猫様」というものがある。村を救って大事にされていた神ネズミが食い荒らしをはじめ、巨大化。それに対抗するために、唐猫様が中国からはるばる迎えられ死闘を繰り広げできた穴で、この戦いが元で千曲川が生まれたと言われている。切り立った崖の異様さと自然の神秘に浸ってみた。

 

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田んぼの道も進んでみる。道端には、カエルやら、バッタやらがピョンピョン飛び跳ねている。

 

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バラ園があった。バラのアーチをくぐったり、花を鑑賞できるようなコースがあって、こじんまりと凝縮されたバラの花々が楽しめる。

 

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花は百花繚乱に咲き乱れ、田園地帯に色を添える。

 

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坂城の駅に到着。

 

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閉店10分前に行きたかったお店に到着!無理して早足で歩いてよかった。ここは、坂城町の名物「おしぼりうどん」が食べられる場所なのだ!

 

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おしぼりうどんは、大根のから〜いしぼり汁にうどんをつけて食べる。辛くてすぐにむせるので、音を立てずに少しずつ忍者のように食べるというのがコツである。早食いしてむせがちのイナムラにとって、これは意識せねばと思った。あと、やっぱりからすぎる!と思った方は、味噌をかけて食べるとまろやかになるらしい。

 

店主に徒歩の旅や加賀の話をして、フライヤーを渡しておいた。そしたら、「応援してるよ!」と送り出してくれた。「また秋頃になると、坂城町で大根の季節になるから、もっと辛いのが食べられるし、またきてね。」とのこと。

 

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坂城町の市役所を訪れた。ここには、僕が尊敬する坂城町出身の画家「小松美羽」の絵が飾られている。市役所に絵が飾られていること、多分ほとんどの人が知らないと思う。マニアだけが知っている話。

 

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見つけた!ちょっとアングル的に写真を綺麗に撮るのが難しかったが、ぜひホームページを「小松美羽」で検索してみてほしい。とてもエネルギーあふれる絵を描いていて、イギリスの大英博物館などに絵が収蔵されるなど、世界的に高く評価されている画家だ。

 

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坂城町ゆるキャラ、ねずこんと犬村のツーショットを撮っておいた。ねずこんは、神ネズミと大根という坂城町ゆかりのものを合わせたキャラクターということだろう。

 

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それから、坂城を離れ、ずっと歩いていると、戸倉の温泉街に出た。何個か回って、直感で、この温泉に決めた!

 

戸倉国民温泉。この大衆感とゆるさがよい。温泉入って、牛乳飲んで、なかなかに良い時間が過ごせた。暖簾がピラッピラで男女の風呂の垣根が危ういと思ったが、番台のオおばあさんはとくに気にも留めず、気楽にテレビを見るなどしていた。

 

きちんと温泉に入るのは5日ぶりだ。徒歩の旅は一日中歩いている。汗を流してもすぐに汗をかく。だから、温泉なんて意味ないと思っていたけど、予想以上に気持ちよかった。

 

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子供が夕方の道を走って帰っていった。ぼくも一緒に走りたかったが、さっさといってしまった。

 

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日が沈んできた。まだ長野市まで4時間もかかることを知ってまずいと思った。これは休みすぎた。魅力がたくさん詰まっていたため、回るところが多すぎた。

 

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途中スーパーにいって、バナナを食パンを買った。バナナサンドを5つ作って、その場で食べ尽くして、気合いを入れた。

 

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夜の街を歩いて行く。途中、昼に潰したマメをかばうあまり、足が動かなくなってきた。15分に1回休憩しなくては、前に進めなくなってしまった。今回の旅の道中、今までで最も危機的な場面かもしれないと思った。

 

右足にはすでに3つのマメができており、それらが潰れてしまったので、地面を押そうとしても力が入らない。3本目の足、もしくは杖がほしいと思った。しかし、自力で歩くしかなかった。

 

川中島の古戦場付近に差し掛かった。黒くて長く続いていく千曲川を渡り、その壮大さに不気味さを感じるとともに、名もなき武将たちがそこら辺りにまだ亡霊のように生きているんじゃないかと思えてきた。すぐに通り過ぎようと思ったが、もう足が動かないし、24時になってしまった。近くの公園で静かにテントを張ってその夜を明かすことにした。

 

【本日のルート】

東京ー石川 徒歩の旅

6日目

長野県上田市から長野県長野市

33km

55929歩

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【お知らせ】

石川県加賀市へのゴールについて

9月14日(土) 11:00

場所:FUZON KAGA Cafe and Studio(石川県加賀市大聖寺魚町21)

内容:ゴールテープを貼っていただき、地域の方や運営メンバーなどが見守る中でゴールして、徒歩の旅を完了。稲村が感謝の言葉を述べる。

 

石川県加賀市での徒歩の旅報告会について

9月14日(土) 12:00~13:00

場所:タビト學舎(石川県加賀市大聖寺荒町43番地)

人数:30名程度を想定

内容:ゴール後にタビト學舎の教室に移動して会場準備。稲村が道中での出来事や出会いを報告し、旅の振り返りを行う。時間は1時間で、この模様はライブ配信も行う。

 

【東京ー石川500km徒歩の旅(第2弾)について】

2017年6月に行なった東京から石川までの徒歩の旅、第2弾を行います。今回はコースを変えて、北陸新幹線沿いのルート約500kmを、8月31日〜9月14日までの2週間で歩きます。前回の旅はこちら

今回のテーマは、加賀人探し旅。東京23区(東大赤門加賀藩邸跡)から石川県加賀市までの道中、石川県加賀市出身者の人を探して話を聞き、その出会いと気づきを到着先の加賀市で報告するという企画です。この旅を通して、地域の魅力を再発見しようと考えています。

また、この旅には石川県加賀市には全く関係のない約30名のクリエイターがデザイン制作に関わったり、一緒に歩いてくれたりする予定です。旅がより面白くなりそうで、ワクワクしています。