稲村行真 Yukimasa Inamura ブログ「旅してみんか」

「伝統文化の魅力」を広めています。日本の伝統的な木造建築の古民家とその街並み、山奥の少数民族の村、過疎地どこでもフットワーク軽く旅をしております。

【石川県加賀市】1期生いなむーから見たPLUS KAGA 2日目・瀬越、橋立、黒崎を訪れました!

こんにちは、冒険家なのに基本泳げない、いなむーです。

PLUS KAGAワークショップ2日目(8月6日)は加賀市の中でも海側の地域である瀬越、橋立、黒崎に行って来ました。その時の様子を報告します。

 

まずは、瀬越の竹の浦館へ!

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 (photo by みっちー)

4期生はまず、PLUS KAGAの1~3期生がワークショップ中の拠点として3年間お借りしてきた竹の浦館へ。午前中は残念ながらイナムラは地方紙の取材のため参加できず、サポートメンバーのみんなに様子を聞かせてもらった。

 

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 (photo by ともの)

もともと竹の浦館は旧瀬越小学校で、その時に学校に通っておられた増田さんと杉江さんに当時の地域の様子などを伺い、とても充実したヒアリングができたようだ。

 

伝統的な古い街並み、橋立 。

午後に向かったのは加賀市の中でも海側の地域である橋立だ。僕は、橋立の読み方を「はしだて」だと思っていた。しかし、実は「はしたて」という読み方だったことに4年間気づかなかった。

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 それはそうと、この町は僕にとって加賀でももっとも綺麗な街並みの1つだと思っていて、それなのに空き家などの使われていない建物がものすごく多くてもったいないと常々感じていた。地域の人はこの街並みに関してどういうビジョンを持っているのか、そして学生は何を提案するのか、とても楽しみだ。

 

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 さて、この方の名前は呉藤さんだ。ぼくは、お昼まで地域紙「Favo」の取材を受けていたため、呉藤さんが大学生に街並みのガイドしているところから今日はPLUS KAGAに参加。

 

早口で、ものすごい知識をポンポンと喋っていてびっくり。生き生きとしているから、マニアックすぎることを話していても、ものすごく話に引き込まれる。なにより、地域への愛を感じた。

 

呉藤さん「わかめ運ぶ北前船がなかったら、明治維新はおこらなかったかもしれんのやぞ!こんなこといっても聞いてくれんのだろうけど、興味あるか!!?」

4期生「興味ありまーす!」

呉藤さん「じゃあ話すぞ!..............。」

 

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橋立の街にはいたるところに遊び心が満載だ。例えば、これ。ザキヤマダ(4期生)は戸井さんの家の庭の木から底引き網漁のロープを垂らしたターザンにはまったらしい。

 

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あおい(4期生)はブランコにはまったらしい。2回も乗って子供のようにはしゃいでいた。

 

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ないき(4期生)はいつも地域の方へ熱心に質問している。戸井さんがつくった泉の浜を臨む丘の展望台の眺めはとてもきれいだ。

 

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昔、黒船が来航した頃に、この橋立では外国船を追い払う動きがあった。その時に作られたお台場跡を地域の方々が案内してくださった。森の中を虫除けスプレーをしながら進む。大正の頃までは大きなテニスコートもあったようだが、今ではなにもなくなり森になっている。

 

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橋立地区を一通り回ったら、橋立支院という地域のお寺へ。ここで、地域の方と4期生が橋立のまちづくりについてディスカッションを行う。

 

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まずは、地域の方と4期生が2人1組となり、30分間まちづくりについて意見を言い合って、こんなことしたら面白いんじゃないかなどを話し合う。

 

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それから、それぞれのグループで話し合ったことを4期生がまとめて、最後に発表を行った。それぞれ自分たちの話し合ったことをワンフレーズでタイトル化することになっており、端的にプランを言い表すということをやった。

 

例えば、あおい(4期生)は「ゆったりと味わう滞在」と題して、橋立の使われていない家などを活用した長期滞在、民泊、コワーキングなどを提案していた。あと地域の方からは、橋立は瀬戸内海のアートの島である直島と似ていると言う話があり、空き家などを使ったアートのプロジェクトをやってみてはという議論も行われていた。

 

やはり、勿体無い資産が橋立には盛り沢山にあり、それらをどううまく活用するかがキモになってくる。あとは、自分がそれをやる理由は何か?と言う部分が大事かと思う。

 

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最後に集合写真をパシャり。宮本さん、呉藤さん、小餅屋さん、木村さん、大野さん、戸井さんをはじめとした地域の皆さん、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!

 

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それから、バスに乗り込むといつの間にか、周りはジブリの森のような美しい森が広がっている。道の両側は次第に竹やぶになっていって、その先にいたのがなんと黒崎海岸でお世話になる予定だった堂下しんさん!上半身裸で登場だ。しんさんは、素潜り漁師をする傍らで「浜茶屋」という海の家を妻のあやさんと5年前からやっている。

 

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美味しいご飯にたどり着く前に、小型トラックが珍しいという大学生たち。トラックとしんさんと記念撮影をする。

 

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その後、待ちに待った美味しい夕食と夕日を見に黒崎海岸へ。こちらの海の家「浜茶屋入のや」は、夏頃になると1ヶ月間かけて小屋を建てて、1ヶ月半営業して、また解体してしまうとのこと。かなり手間はかかるが、これも1つの夏の醍醐味だ。

 

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ご飯ができるまで、海岸で海に入るPLUS KAGAメンバーたち。なかなかこういう青春っぽいことはできないので、みんな写真を撮ったり、砂浜に文字を書いたり、海に入ったりして、楽しんだ。本当に素敵な夏の思い出がまた1つできてよかった。

 

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さて、次第に日が暮れてきた。

 

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夕食ができたので、みんなでいただきます!

 

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こちらが、目の前の海で取れたばかりの牡蠣。全ての食材が加賀でとれた天然で新鮮なものばかりだ。

 

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料理を作ってくれているシェフ、拓さんはオーストラリア由来の謎の楽器が吹ける。腹式呼吸で吹く楽器らしく、息継ぎをしないでも吹き続けられるとはすごすぎる。驚異的な肺活量を見せつけられた。

 

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こちらが今回浜茶屋で食事を提供してくれた堂下さん夫妻で左があやさん、右がしんさん。お2人とも自然のエネルギーをたくさん取り込んで、本当に生き生きしているご夫婦だ。毎日、この海岸から見える夕日を見ながら夜を迎えられているなんて、どんなに素敵な毎日だろうと想像してみる。

 

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 最後に、集合写真をパシャり。今日は加賀市の中でも海側のエリアをたっぷり満喫した。明日は、山中と山代という山側のエリアのフィールドワークを行うので、コラムを楽しみにしていてください。

 

【本コラム「1期生いなむーから見たPLUS KAGA」について】

こちらは、PLUS KAGAのサポートチームに新しく加わった1期生の稲村行真(いなむらゆきまさ)が、個人的な視点からPLUS KAGAを語るコラムです。ここでは、普段は伝えられないPLUS KAGAの裏話をこそっとお伝えします。

 

執筆:稲村行真(ぼく・いなむー・イナムラ)

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PLUS KAGAには2016年に1期生として参加。それ以来、個人プロジェクトの実施で石川県加賀市に関わり続けている。今までの実施企画は、東京から石川まで2週間で歩いて古民家を取材する「古民家冒険project」(2017年)や、加賀市各地区の獅子舞を取材して写真のアート作品を残す「KAGA SHISHIMAI project」(2019年実施中)などがある。今年はPLUS KAGAサポートチームとしても、石川県加賀市を盛り上げていく。