こんにちは、今鼻がかゆいイナムラです。
この度、石川県加賀市で開かれる大学生のワークショップ「PLUS KAGA」の事務局サポートメンバーをさせてもらうことになり、嬉しいかぎり。
「PLUS KAGA」とは、人口減少社会にプラスの未来を創り出す大学生のワークショップ。約1週間かけて石川県加賀市の各地域をまわり魅力や課題を発見して、それを元に地域にこういうことやりますよ!と提案して実行するワークショップである。
ぼくは4年前に1期生として参加。
空き家問題に着目して東京から石川まで歩き、道中古民家活用事例について調べる旅をした。
さて、今年はこんな感じ。じゃじゃん!
テーマは「未完の実装」。
かっこいい。
▼リーフレット表
どういうことかというと、(かっこよく言えば)今まで時代を切り開いてきたアイデアというのは、完成系ではなく未完成のまま実装されて長い間成熟して定着してきたというわけである。大学生だからこそできる「時代の拓き方」を模索してゆくワークショップになりそうで楽しみだ。
▼リーフレット裏
さて、未来のスーパー大学生を支えるべく、僕はOBの立場から何かできることはないだろうかと考え、事務局のサポートメンバーに応募してみたら採用していただいた。嬉しい限りだ。
<PLUS KAGAサポートメンバーの紹介>
サポートメンバーは以下の5人である。
まずは、メンバーのプロフィールとPLUS KAGAとの関わりをまとめておこう。
三島由樹(コーディネーター・三島さん)
株式会社フォルク代表取締役 / ランドスケープ・デザイナー
1979年 東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。PLUS KAGAコーディネーター。
ハーバード大学大学院デザインスクール修了(MLA)。マイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグ・アソシエーツ(MVVA)ニューヨークオフィス、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教の職を経て、2015年 ランドスケープや地域デザインを軸に活動する株式会社フォルクを設立。 フォルクのプロジェクトで、石川県加賀市にてPLUS KAGAの立ち上げを行い今回で4年目となる。
金田ゆりあ(ゆりあさん)
慶應義塾大学総合政策学部卒業。株式会社フォルクのインターン生。PLUS KAGA project1期生。PLUS KAGAでは、人口減少社会での縮小型都市の在り方として、市民主体で空き家を壊すことを提案、空き家活用の施作として空き家を片付けおかんアート展の開催をするなど実際にプロジェクトも行う。今回、PLUS KAGAのサポートメンバーとしては、全体的なプロジェクト設計を担当する。
川崎光克(みっちー)
東北大学工学部、東京大学大学院卒業。株式会社フォルク。現在、東京の鶯谷でシェアハウス「ホーホケ居」を友人とやっている。大学院時代は南米で家作るプロジェクトなどを行い、トウキョウ建築コレクション2019で多田脩二賞を受賞した経歴もある。今回、PLUS KAGAのサポートメンバーとしては、施設整備などの立ち位置で関わる。
伴野綾(ともの)
慶應義塾大学環境情報学部4年。PLUS KAGA project2期生。石川県加賀市の山代温泉で利用者の持参する風呂道具のイラスト化して、本の作成や展示を行うプロジェクト「どうゆ〜カゴ???」では、温泉をより深く楽しむデザインを実現。今回、PLUS KAGAのサポートメンバーとしては、グッズのデザインなどを担当する。
稲村行真(おれ・ぼく・イナムラ)
このブログの著者。中央大学法学部卒業。PLUS KAGA1期生。2017年に東京から石川まで450kmを2週間で歩き、道中空き家活用事例を発信する「古民家冒険project」を開催。現在、「KAGA SHISHIMAI project」で加賀市の獅子舞に関する写真撮影と記事の執筆なども行なっている。今回、PLUS KAGAのサポートメンバーとしては、写真と文章による情報発信を担当する。
以上が2019年度のPLUS KAGAのサポートメンバーだ。2018年度までは、三島さんともう1人の2名体制で行なっていた。しかし、PLUS KAGAに関わってくれる学生やPLUS KAGAのことを知ってくれている人が少しずつ増える中で、ワークショップの内容や大学生と地域のパートナーシップを充実させていくために、今年から5名体制となった経緯がある。少しずつPLUS KAGAがパワーアップしていて、これも関わってくださる皆さまのおかげである。
それでは早速、PLUS KAGAの運営がどのように進められているかをご紹介するので、ぜひ最後まで読んで楽しんでいただけたら嬉しい。
<運営ミーティング初日の前日>
サポートメンバー会議の前日深夜24時、突然のメッセが届く。
ゆりあ「明日、白シャツでサポートメンバーの写真撮りましょう。」
イナムラ「(テンション上がる)スタンプ」
三島さん「こんなかんじがいい(尾崎豊)」
みっちー「こんなかんじがいい(STAND BY ME)」
ともの「(何着て行こうかな)」
イナムラ「そう言えば白シャツ持ってません...。」
という具合にサポートメンバーの議論は活発に交わされる。
<運営ミーティング当日>
翌日の7月10日、皆白シャツの中、僕は黄ばみシャツ(ベージュのクリムト展Tシャツ)で向かう。ビジュアルを見たい人は最後まで読んでもらいたい。ミーティング場所は株式会社フォルクのオフィスでなかなかに家っぽくてアットホームな所だ。
▼ 玄関の前に置いてあるFOLKの文字
靴を脱いで玄関に入る。
みんないろんな靴履いてるな。
お!なんだこれは。
謎に右側車線ができている。
左は、駐車場かな。
左側車線がないので、
ぼくは真ん中を堂々と突き進み、
さて顔を上げるとそこはフォルクの会議場であった。
ほええ、皆やる気に満ち溢れている。
こちらが、PLUS KAGAのコーディネーター三島さん。
いつも会いに行くとコーヒーを出してくれる。
みんな速攻でグビグビ飲むので、水分をあまり摂らない自分はなかなかついていけない。しかし、うまかった。
クッキーもうまかった。
とても愉快なミーティング
さて、ミーティングの進行や、全体的なプロジェクトの管理は、事務局経験者のゆりあさんがやってくれる。
今日の議題としては、
・PLUS KAGA(8/5~11)当日のスケジュール確認
・サポートメンバーの役割分担
・サポートメンバーの写真撮影
・「イナムラ」と「ともの」プロジェクト相談
などである。
デザイナーゆりあさん。
前回制作したバッジを見ながら
「やっぱりロゴの形がドン!となってないからいいよね」
「なおき(PLUS KAGA 3期生)がカバンにつけてたよね」
などとつぶやいている。
ちょいちょい、僕のボケにもつっこんでくれる。
なるほど確かにおしゃれだなあ。
ゆりあさんのとなりの「みっちー」についても紹介しておく。
つぶやくようにしゃべるが、表情は大胆かつ豊か。
それが、ぼくのミッチーに対する第一印象であった。
▼3者3様の喜びのかたち。
みっちーはゆりあさんの背後で机に向かう。
今回は、施設整備や中間発表などに向けて準備をしてくれる。
扇風機が似合う男とは、彼のことを言うのだと思う。
最後に今回からサポートメンバーに入った「ともの」。
飲み物をグビグビと飲む。
今回は大きめのいい感じのピアスをつけている。
デザインに対する大胆な発想やプロジェクトへの助言など、ほお!と思わせてくれるものが多い。今回のPLUS KAGAでは、グッズ担当だ。「ボールペン?鉛筆?トートバック?」いろんなアイデアが飛び交う。
ともののデザインスケッチはこんな感じ。ノートには花火のようなスケッチが...。何ができるかはPLUS KAGA本番でのお楽しみだ。
さて、最後にサポートチームは全員で屋上へ。
写真撮影をするためだ。
▼屋上にあった錆びた金網。ぼくは、ここに入って座って写真撮りたい!といったが、アーティスト路線すぎてみんな関心を示さなかった。
さて、どんな写真を撮ろうかな。(カメラマン三島さん)
皆雑談で自然な表情を作りにいく。
みんなプロのモデル並みのプロポーションを探る。
結局最後は集合写真的になる。
イナムラは写真を撮られるときに表情がやや硬い。三島さんに脇をくすぐってもらい、かろうじて表情が和らいでいる。
これからもPLUS KAGAサポートチームをよろしくお願いします!
さて、今後も2019年度PLUS KAGAサポートチームの様子をブログで投稿していきますので、是非楽しみにしていてください。
<今回の記事で出てきたコトバ>
PLUS KAGA project
石川県加賀市で、日本全国および海外の大学生が地域と連携して、何らかの企画を立ち上げ実践するワークショップ。人口減少が進む加賀市でプラスの未来をつくるべく、様々な課題や魅力と向き合い、新しい価値を創出する。今年が4期目で、8月5日〜11日で夏期ワークショップを開催する。
Facebook:https://www.facebook.com/pluskaga/
Twitter:https://twitter.com/pluskaga
Instagram:https://www.instagram.com/pluskaga/
株式会社フォルク
ランドスケープや地域デザインなどを軸にして、活動を展開する。PLUS KAGA projectを4年前の2016年に立ち上げる。代表はランドスケープ・アーバン・デザイナーの三島由樹さん。
執筆:稲村行真(おれ・ぼく・イナムラ)
PLUS KAGAには2016年に1期生として参加。それ以来、個人プロジェクトの実施で石川県加賀市に関わり続けている。今までの実施企画は、東京から石川まで2週間で歩いて古民家を取材する「古民家冒険project」(2017年)や、加賀市各地区の獅子舞を取材して写真のアート作品を残す「KAGA SHISHIMAI project」(2019年実施中)などがある。今年はPLUS KAGAサポートチームとしても、石川県加賀市を盛り上げていく。