稲村行真 Yukimasa Inamura ブログ「旅してみんか」

「伝統文化の魅力」を広めています。日本の伝統的な木造建築の古民家とその街並み、山奥の少数民族の村、過疎地どこでもフットワーク軽く旅をしております。

青梅の秘境カフェ「ニウギ二」でパプアニューギニアの話を聞く

東京都青梅市にカフェ「ニウギニ」というお店がある。ここは知る人ぞ知る名店で、パプアニューギニア歴20年のアポさんご夫妻が運営されているお店だ。

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パプアニューギニア ってどこ?という方向けに、こちらのグーグルマップを貼り付けておく。この地図を見ての通り、パプアニューギニア には行きたいところが多すぎて、僕のグーグルマップには緑色のチェック(行ってみたいマーク)ばかり入っている(笑)。

 

あまりにも現地情報がなさすぎて、国立国会図書館で手当たり次第資料を探してみてもよくわからなかった。だから今回、日本で最もパプアニューギニアについて詳しく知る人の一人であろうアポさんに会いにこのカフェを訪ねてみたのである。

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このカフェの場所は、JR青梅駅から徒歩9分の清宝院というお寺の真横である。大きな道から外れたところにあり、まさにTHE隠れ家という感じである。一見、普通のお家だが、この立て札がお店の目印。「あっと驚く」の文字に、カフェの店内にはどんな世界が広がっているのだろうか?とワクワクする。

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中に入ってみると、日本では決して見ないであろう仮面の数々!これはパプアニューギニア に存在すると言われる少数民族の1つ、マッドマンの仮面である。

 

マッドマンはかつて周囲の部族と対立を繰り返してきた。逃走中に泥にはまり、全身が泥まみれになった姿を敵方に見せたところ、亡霊が現れたと勘違いされて身を守ることができたという逸話を持つ。つまり、マッドマンにとって、この仮面は身を守るための道具なのである。

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少数民族写真で有名なヨシダナギもマッドマンを撮影している。

tabippo.net

 

他にも、棚には様々な仮面の数々が!仮面に囲まれながら、食事を楽しめるのである。

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さて、食事は何にしようかとても迷った。ネパール料理やパプアニューギニア 料理が多かった。僕が一番気になった料理はこちら、「アポカレー」。

 

このカフェのオーナーであるアポさんが得意とする料理で、毎年パプアニューギニア に行った時に村の人々に振る舞うのが習慣になっているとのこと。つまり、パプアニューギニア の人々の好みの味付けになっているようである。

 

面白いのが、カップラーメンが入っているところ(写真左下)。カレーにカップラーメンを入れている人を初めて見た...!味は意外と他の具材ともマッチしていて美味しかった。

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食後に、アポさんにパプアニューギニア に関する情報を伺ったので、以下に情報をまとめておく。ちなみに、アポさんはこの写真に写っている男性である。

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①現地の最大の見所・お祭りについて

パプアニューギニア で最も盛り上がるお祭りは、毎年「特別な日」とされている9月16日の前の金土日に開かれる「ゴロカフェスティバル」である。たくさんの民族が衣装を身にまとい、得意の演技を披露するそうだ。

 

その他にも、7月のラバウル・マスクフェスティバル、8月のマウントハーゲンショーなどが大きな祭りのようである。

 

②見所のエリア

今回は、ポートモレスビーから飛行機でいける「ゴロカ」「セピック」と、ゴロカからバスで1日のところにある「マウントハーゲン」について伺った。少数民族を手軽に見たいなら「ゴロカ」と「マウントハーゲン」がお勧め。

 

一方で、裸族を何日もかけて探し出す、石器時代に潜り込んだようなディープな旅をしたい場合は「セピック」まで行く必要があるとのこと。ここを旅するには、ウエワク方面からセピック川を上流に向けて船で漕いで行く。船で一週間旅をしようと思ったら最低20万円も必要とのこと。ただし、これは船あたりの料金なので、大人数で行って割り勘するのがベストかもしれない。

 

③現地ガイドや宿について 

パプアニューギニア はとてもディープな場所。知らないことだらけなので、日本語が喋れるガイドがいたら心強い。「PNG」という日本語対応の旅行会社があるようで、そこに頼むのがベストとのこと。

 

首都のポートモレスビーの空港や、最も有名な少数民族の宝庫・ゴロカのバードパラダイスホテルなどで手配できるようだ。日本にも、横浜や九段下にオフィスがあるそうだが、現地の詳しい情報が聞きたかったら、もう現地で聞くより方法はないようである。ツアーの最安値は1万円とのこと。

 

宿は、例えばゴロカでは、「ゴロカロッヂ」がお勧めとのこと。値段は1泊約4000円で、物価が高いと言われるパプアニューギニアの中では最安値に近いようだ。普通は1万円を超える宿が当たり前のようで、それと比較すると格段に安い。首都のポートモレスビーは治安的に危ない(特に夜)ので、ゴロカなど比較的安全な地域に早く移動して、宿を確保するのが良いようである。

 

また、例えば「セピック」方面だと、「ニューウエワクホテル」がおすすめとのこと。この宿は珍しく日本人が経営しているようである。

 

ホームステイは「縁の世界」と言われており、現地の人と一緒に生活してみたい場合は出会った現地の人と仲良くなって家に招いてもらうしかないようだ。補足で、仕事を探す場合も同様にコネが重要で、他に方法はないらしい。

 

④安全性について

主に気をつけるべきは「ボイル」という感染症と、スリ、紫外線のようである。まず、「ボイル」について。これは蚊やダニに刺されて、そこにハエが群がることにより生じる感染症で、身体中がだるくなるとのこと。もし万が一かかった時は、薬局でクスリを処方してもらう必要があるようだ。とくに「セピック」では注意が必要で、1~5月だと気温が低く安全のようだ。

 

スリはよく外国人が狙われやすいそう。一緒に行動していた人がいつの間にかお金をたくさんせびってくるというのも普通のようである。とくに夜が狙われやすいので、その時間帯はホテルにこもってしまうのが良いようだ。

 

また、赤道近くということもあり、紫外線が強い。すぐに真っ黒に日焼けするので、注意が必要である。

 

⑤参考文献

パプアニューギニアについて知る上でオススメの本もたくさん伺った。

 

辻丸純一写真集「シンシン」(シンシンとはお祭りのこと)

www.amazon.co.jp

 

諸星大二郎「マッドメンの世界」

www.amazon.co.jp

 

 とても詳しいヒアリングができてよかった。パプアニューギニア に行くなら、十分な金銭的な余裕と、団体で動くのが良さそうだと感じた。今後の計画の参考にする。

 

東京都青梅市の秘境カフェ「二ウギ二(NIUGINI)の基本情報

住所:東京都青梅市柳町1203
電話番号:050-1282-1799
アクセス:JR青梅駅から徒歩9分

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

tabelog.com

 

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自分で調べてみたこと

 

パプアニューギニア への行き方>

時期によって変動ありで、最安値の表示。東京か関西(安い方)からパプアニューギニアポートモレスビーへの行き方とする。これをみると、②ケアンズ経由が最も安くていけそうである。

 

①や③の場合、直でポートモレスビーに行くと高くなるので、インドネシアパプア州にあるセンタ二空港を経由して、そこから船でパプアニューギニア 入国の流れになる。ただし、アポさんの話によればこの船に乗るにはヒッチハイクに近い感覚なので、本当に乗れるかはわからないという。④直行便だと、少し高くなってしまう。

 

①バリ島経由:約5万円?

東京デンパサール 20000

デンパサール→センタ二 30000円

そこから船でバニモへ渡り、パプアニューギニア入国?

 

ケアンズ経由:約4.5万円

関空ケアンズ 25000

ケアンズポートモレスビー 20000

 

ジャカルタ経由:約4.6万円?

関空ジャカルタ 17000

デンパサール→センタ二 29000円

そこから船でバニモへ渡り、パプアニューギニア入国?

 

④直行:約5.5万円

関西→ポートモレスビー 55000円

 

パプアニューギニア 内での移動は、基本道路がないので空路となる。エアニューギニやPNGエアの2社の航空会社がある。ポートモレスビーからゴロカは約1.2万円、ウェワクまでが約1.7万円などである。