コミュニティ×アートで面白いことができそうだ!

今日、東京都日野市のPlanTで、知り合いのりょうさんがやっている、アートの展覧会に行ってきた。

それはエイブルアートというものだった。エイブル、つまり障害を持った子供が描いた、とても観るものを惹きつけるアートだった。

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この展覧会である発見をした。

芸術は自己対話の中で静かに楽しむのか、他者との対話の中で気づきを共有するのかという2パターンがあるということだ。

前者は、どちらかというと一般的な美術館。後者は、今回のようなコミュニティスペースで生じやすい。

 

自分としては、芸術は完成品が全てではない。制作過程のストーリーこそが大事であって、そこでコミュニティデザインという自分の専門領域との親和性が出てくる。人がどう関わり、どう作品ができて、それを媒介してどう人が交わるのかということに関心がある。つまり、僕は芸術を「コミュニティアーティスト」、もしくは、「コミュニティ芸術家」として捉えているようだ。

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作品の下側を見てほしい。

参加者は、自分が好きな最も好きな作品にシールを貼っている。

シンプルに面白いと感じた。

さらに言えば、自分がシールを貼った作品を好きな人とは、価値観が合って、性格も合うのかな、、などと想像を膨らました。分析的な思考が働くのは、自分の癖である。

 

さて、刺激を受けた僕は、自分で作品を描いてみた。コミュニティ×アートの文脈でどう芸術を生かしていくのか、これからが楽しみだ。

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。

空き家冒険家。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。2017年4月から、東京都日野市の築150年の空き家「ヒラヤマちべっと」を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

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東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)