【1日目】東京→石川 年末弾丸ヒッチハイクの旅〜交流を考える〜

年末こそ、おもしろいことして、締めくくりたい。

そんな好奇心のもと、昨日から無計画ヒッチハイクをすることにした。

 

朝4:00起床。

眠すぎ。

寝ぼけながら支度をして、、、、、、

5:00に家を出る。

 

ヒラチベから歩くこと、30分、ヒッチハイク仲間のまっほー宅到着。

寝坊らしいが、電話して起こすことに成功(笑)。

 

まっほー宅から歩くこと、30分。

東京都八王子市石川SA到着。

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ここが我らが旅のスタート地点。

まだ夜は開けない。

とにかく寒すぎて、手をセーターの袖で隠さずにはいられない。

トイレを我慢する子供のように小刻みに震えながら、小動物のようにキョロキョロと乗せてくれるドライバーを探し回る。

お礼用のお土産のアメ玉と、面白い話を携えて、最初の1人目を待っている。

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30分ほど奮闘ののち、、、、、。

トボトボと歩み寄ってくる男性が1人。

こんにちは!と声をかけてくれた。

 

 

1台目。

石川PA(東京都八王子市)→談合坂SA(山梨県)まで進むことができた。

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実家の勝沼に帰るという1人の男性が乗せてくれた。

わずかながら、大きな一歩を踏み出した瞬間だった。

ヒッチハイクとは、確実にドライバーが見つかるとは言えない厳しい世界。

ここだったら、車止まってくれるだろうな、、声かけてくれるだろうな、、という確率論もほぼ通じない推測で動く。

今日一日中、このサービスエリアに留まらなくてはいけないという恐怖との戦いでもある。

(今日の宿は取ってあるので、なんとしてでも金沢につかなくてはいけないという、大きなプレッシャーがのしかかる。)

無事に、山梨県談合坂サービスエリアに到着。

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2台目。

談合坂SA(山梨県)→双葉SA(山梨県)まで進むことができた。

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家族でスキー旅行に出かけているご家族で、白樺湖を目指すようだ。とても和やかな心優しい4人の大家族だ。きのこの山やコーヒーなどたくさんのお土産をいただく。

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無事に、山梨県の双葉サービスエリアに到着。

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3人目。

双葉SA(山梨県)→諏訪湖SA(長野県)まで進むことができた。

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ヒッチハイク開始1分でなんとおっちゃんに声をかけていただく。

ひとまず、乗せてもらってからオープニングトークで、

ご職業はなんですか?と尋ねると、

「水商売です。」(男性)

「!?!?!?!?」(稲村)

「あの水商売ですか?」(稲村)

「そうそう」(男性)

「浄水のことやってます。」(男性)

「(笑)」(稲村)

という、面白いおっちゃんに乗せてもらう。山登りをしていて、クライミングに行くらしい。雪だらけの中ですごいなと感心する。

無事に、長野県諏訪湖サービスエリアに到着。

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道中、八ヶ岳などがくっきり見えてサイコーだった。

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4人目。

諏訪湖SA(長野県)→姨捨SA(長野県)まで進むことができた。

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お爺さんが突然、帰省途中に孫に会えた!という感覚で、話しかけてくれる。

金沢まで乗せてってあげるよ、と神フレーズをいただくが、実家が長野らしく申し訳ないので、お断りする。

無事に長野県の姨捨サービスエリアに到着。

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雪国に突入。

絶景!!!

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5人目。

姨捨SA(長野県)→新井ハイウェイオアシス(新潟県)まで進むことができた。

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ラグビー部出身のイケメン、上越の一人暮らしのお家に帰宅途中に僕らを発見。

乗せてくれる。

洋楽のチョイスが秀逸だった。

小学校の先生を目指しているらしく、僕らと同い年で、話が弾む。

無事に、新潟県の新井ハイウェイオアシスに到着。

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6台目。

新井ハイウェイオアシス(新潟県)→ゲストハウス白(石川県金沢市)まで進むことができた!

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親子と中3の女の子の家族が、単身赴任先から実家に帰省中に、気にかけてくださり、乗せてもらう。

長距離を載せていただいただけでなく、会話がとても盛り上がったり、金沢近辺の海や建物・街なども案内してくださったり、とても充実した時間が過ごせた。

 

ついに、石川県金沢市に到着!!!17:00くらいだった。(約12時間のヒッチハイク旅であった。)

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古民家ゲストハウス白にチェックイン。

今日初めてお金を使う。(笑)

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とてもおしゃれで、内装や小物のこだわり感がすごい。女性受けするゲストハウスの印象。これからの物件活用のヒントにもなった。

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その後、金沢の方々のおすすめの美味しい店に行く。

 

おでんの赤玉。

個人的には、がっつり食べる感じではなかったので量が少ない印象。

金沢の中にあって、とても大衆的な雰囲気と、お店ならではのネタがあり、とても柔らかくて美味しいのは良かった。

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お茶漬け屋の志な野。

お店を運営するご夫婦がヤッホーしかいわない店。(笑)

注文を受けるときもヤッホー。

おかわりもヤッホー。(おかわり自由)

お会計もヤッホー。

ありがとうございましたもヤッホー。

 

このお店の凄さは、お客さんもヤッホーしかいわないところ。

「お代わりヤッホー」

「お会計ヤッホー」

というように語尾にヤッホーをつける。

 

突然お店のご主人が

「ヤッホーくれー!」

と叫ぶこともある。

 

本当に面白い店だ。

最初店に入ったとき、人間がみな野生動物に見えた(笑)

しかし、時間が経つにつれ、それは日本人が日本語という言語をしゃべるような一体感を感じさせる。

そして、お店のご主人の気合の入りようにかなりのプロ意識を感じた。

もちろんお茶漬けも美味かったが、この一体感を味わえるコミュニケーション・体験がこのお店の一番のウリだと感じた。こういう場づくりもしたい。

 

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ヒッチハイク旅。

よくヒッチハイクは、

「お金を払わないで運転している方にお世話になるのが申し訳ない。」

「 ビンボーっぽくてやだ。」

「見知らぬ人の車に乗るのは危険だ。」

などと言われる。

 

しかし、僕はヒッチハイクをやる。

なぜなら、普段出会わないであろう人と突発的な交流することは、「乗せてくれる人」と「乗せてもらう人」の人生を豊かにするものと考えているからだ。

それは、高度なコミュニケーション能力を磨くとともに、退屈な移動に彩りを加えるように、緊張感を保ちつつも、面白い会話が生まれる。

そして、どんどん全国に仲間が増え、何か一緒に活動することになったり、アイデアが生まれたりという人生の豊かさに繋がる。

 

最近は、コミュニティをデザインして、人と人との繋がりを作るということは、平和に繋がる感覚がある。疑いなく、ヤッホーと共通の言語が交わされるようなコミュニケーションをさらに追求してみたいと感じた。