決断が早い人と遅い人がいる。
あなたはどちらでしょうか?
昨日靴を買いに行った。
そこで、決断が遅い人は好きに対する間口が狭くこだわりが強いのではないか?
ということに気づいた。
どういうことかというと、
昨日はとにかくいい靴を探そう!と思っていた。
そこで、まず渋谷に行った。
いつも物を買う時に考えているのが、「前回買ったところなら今回も必ずお気に入りの物に巡り合えるはずだ」ということである。
今回も、前回同様に、渋谷のAsbeeに行ってみた。
しかし、今回はどうしてもいいものが見当たらなかった。
そして、渋谷の街を他に2、3軒あたってみたが、まったく良いものが見つからない。
靴を選ぶ条件は3つ
①普段履きがメインだが、ランニングもできる!
②ワインレッド!(暖色はエネルギーを感じる)
③とにかく丈夫!(雨風など耐える)
それならば、とにかく靴屋がたくさんある上野のアメ横にでも行ってみるか、と思い立ち、行ってみた。何をするにしても、数をあたるというのが、自分の特性のようである(ややそれがつらい。笑)。渋谷から数えて3時間以上買うものを迷った挙句、たどり着いた靴屋。
それがABCマートだった!!!
そして、お気に入りの靴を発見。それが、この靴だった。
この靴を見た瞬間、0.5秒以内に買おう!と思った。
この一連の流れから、とにかく好きの範囲が狭く、こだわりが強い人は、買い物に少なからず苦労をする。しかし、お気に入りのものと出会えた時に、本当に大事にできるはずだ。
それは、買い物だけではない。結局、世の中で優柔不断といわれているひとは、一見かっこ悪いかもしれないが、多くの物を比較検討して、こだわりをもって選び取るという意思決定をしている点で、1回1回の機会を大事にしていると言える。悔いのない人生を生きるという意味でいうと、妥協しないで選択する姿勢は、ある意味大事なことだ。しかし、なにごとも割り切り感がなかなか生まれにくいので、スピード感が下がり、1つの方向性に対する吸収量をどうMAX値に持っていくかということでもあり、結局優柔不断な人は、時間を費やす根気と努力を身につけなきゃいけないってことだとも思う。優柔不断だとありがちなのが、はまるポイント探しが面倒くさくなって、人に合わせるということだ。これだと、あとあと方向性を変更したくなるので、そこは注意しておきたい。評論家や、研究者のように、答えの出ない問いを追いかける人は別だが、裁判官や経営者はどこかで割り切る覚悟が必要だ。少なからず、人生は選択と行動の連続によって形成されている訳で、こだわりの強い人ははまるポイント探しに全力で取り組み、全力で選択し、忙しく、でも楽しく生きていくもんなんだと思う。
好きの間口が狭い人=こだわりが強い人=優柔不断な人
なんだかんだで、一長一短な部類の人間だ。
こだわりとか、はまるポイントを極めて掘り下げていくことが、新しい発想とか、イノベーションにつながるわけで、セレンディピティにつながるわけで、人ってそうやって進化していくんだろうな。
だから、優柔不断な人は、未来への窓口になっている人?なのかもしれない。
人類の未来を創っていく存在になれる人なんだろうね。
ところで、優柔不断な人は、目の前の選択に対して集中して思考を張り巡らすので、結局視野が狭くなる。だから、看板とか標識をみおとしがちで、3歩歩いたらさっき聞いた話を忘れるという現象が生じる。決断が早い人にとっては、理解しがたいのだろうが、これも個性であり、こんな人に出会った時には、、、
「ほう、これが未来人か。」
などと心の中で見守っていてほしい。