多摩ニュータウンにおけるコミュニティデザインはいかに!?

今日はこれに参加してきた!

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ニュータウンの視点から、まちづくりを見ることができ、とても勉強になった。

基本的には、アーバンアーキテクトの観点からプログラムが組まれていたが、あえて自分の取り組んでいるコミュニティの視点から、ニュータウンについて考えてみた。

 

やはり、多摩ニュータウンの特徴としては、コーポラティブハウスであるということである。コーポラティブハウスとは「居住者が組合を結成し、事業計画、土地の取得、建物の設計、工事発注等を共同して行い、管理していく住宅」である。

つまり、100戸密集した団地のそこらへんを、建築家やまちづくりの担い手たちが日常的にうろうろしているという感じである。エンドユーザーが建築家だと良いものができるし、コミュニティの交流も有意義に進められそうだ。

組合方式の住宅コミュニティはどの様に機能しているのか?

そのことについて、このブログで紐解いていきたい。

 

 このプログラムでは、まずまちあるきツアーから始まった。

多摩地域は、ベットタウンであるということから、逆算で都市が計画されている。

町中に散りばめられた曲線的なガウディ風のアートはまず目を引く。

駅からニュータウンへの導線となっており、ところどころに遊び心がある。 

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斜め前方に伸びるガラスの空間はエスカレーターではなく、エレベーターである。

なんだか近未来都市にきた様な感覚だ。

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ヴェルデ秋葉台。

高度経済成長期にできた新興住宅でありながら、和風建築の様な雰囲気を醸し出している。屋根が瓦であるところが特徴的で面白い。

基本は売買だそうで、賃貸はあまりやっていないらしい。賃貸にすると、ペイするには月々の家賃がバカ高くなるらしく、売買で買って住んでもらう方式の様だ。そして、空室率も低く、好調の様である。

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組合のメンバーの方を含めてお話を伺う。

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せせらぎ緑道。私有地と公有地が混在。

ここら辺まで来ると、水辺が人々の導線となって、団地が構築されている様に見える。

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この看板は、とても印象的だった。

「水は消毒してありません中に入らないでください。」

本来であれば、消毒しないほうがむしろ自然に近くて良いはずだ。

なのに本当に消毒しなければ入れない様な水であるならば、人と人とを媒介する水辺としての機能は薄れるのではないか?

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こちらの水辺もどことなく人工的である。

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しかし、突如この様な水辺が現れた!

ある境界を区切りとして、水辺のデザインも分断されていた。

枯葉一枚落ちていても気になる水辺と、枯葉がいくら落ちていても気にならない水辺。

自然のエコシステムが組み込まれた都市か否かは、どことなく西洋と東洋のデザイン感覚の違いを明示しているようで面白かった。

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今回の街歩きでニュータウンをみてまわったところ、コミュニティについて以下の様なことがわかった。ニュータウンのコミュニティづくりを考える上で、肝になるのがずばり「敷地面積が大きいこと」であると感じた。

まず、一体感を生む仕組みである。敷地面積が大きければ大きいほど、コミュニティは細分化され、一体感を生む仕組みは、各コミュニティごとに温度差が生まれる。ある棟では、管理組合+サークル活動を運営している自治会という2つの組織が存在していた。管理組合で正式な決め事を行い、一方で自治会でプライベートを楽しむという感じである。また、ある棟では、管理組合しかなくて村別会議という形で年に2回住民を集めて、議論の場を設けているというところもあった。この様に、コミュ二ティの分断が進むと、課題解決スピードと最適値は高まるが、さきほどの水辺デザインなど様々なデザインに、一体感がなくなっていくという問題を内包している様に感じた。

次に、日常的な交流である。敷地面積が大きければ大きいほど、都市の中の団地という位置付けが大きくなる。そのため、私有地を街に開放して、例えば通勤・通学・買い物など近隣住民の導線として開放しなくてないけない。そのため、セキュリティをどう担保して行くのかみたいな議論にはなるが、外の人とも接触することになるというのはある意味良い環境とも受け取れる。

 

午後のディスカッションではニュータウンの担い手の変遷の様な話になった。まずは、高度経済成長期の住宅公団、住宅供給会社の台頭から始まる。地方出身の中級サラリーマンのために大量の住宅供給を必要とし、大規模な土地開発が行われた。しかし、2000年以後、徐々に民営化され、東京一極集中が是正される流れの中で、2つの流れができてきた。それが、以下の様な図である(司会の饗庭さんのパワポより)。

住みながら、管理運営にはいったのが、建築家やアーティストであった。これらの属性は、良いものを作ってなんぼと考えているので、空間に対するこだわりが強い。

一方で、民間ディベロッパーは顧客に対する理解の幅で勝負して行くので、お互いにどことなく畑違いに感じる部分はなきにしもあらずである。

この流れの中で、両者に共通しているのが、コミュニティ領域に進出しつつあることで、ものを作れば売れる時代ではないということを身近に感じる。埼玉の鳩山ニュータウンでは、自治会加入率が1/3と危機的状況であったが、コミュニティカフェを作るという話をすると、90人くらい担い手が集まるという状況だった様だ。このように、交流が求められ、コミュニティが土地と建物と密接な関係を持っていることがわかる。

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こちらの図は、コミュニティの開き方の一例である(ゲスト・藤村さんのパワポ)。

パブリックな施設は、マルシェなどで開放していき、空き店舗なども利活用が進められている。一方、プライベートな住宅は、兼用住宅や飲食店となり、カフェなどで開放する動きである。ここに、パブリックとプライベートが混合するという流れができている。

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1993年にできたモニュメント。93度を保ち天を向いていることから、場を開放して行く意味に捉えられる。これからは、各プロフェッショナルがコミュニティをどう捉えて行くかに着目していきたい。

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。

空き家冒険家。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

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〒191-0055
東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

ヒラヤマちべっと - ホーム | Facebook



 

 

 

大食いチャレンジでかつ丼の限界に挑戦してみた。

冒険家。

それは、難解なものへ挑戦する人。

 

僕は自称大食いだ。

なぜなら、1食につき、お米3合はぺろりと難なく食べてしまうからだ。

最近よくいろんな人に大食いに挑戦してみたら?と勧められるので、今回満を時して、とてつもなく難解な冒険に挑戦することにした。

 

挑戦の舞台は、こちら。

「かつさと」八王子平岡町店。

数多くのフードファイター達が涙を飲んできた場所である。

お店に敬意を払い、お客が少ないであろう14:00ごろに入店した。

www.katsusato.com

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いざ!

中に入ると、キングカツ丼の実物大が置いて置いてある。

一見、これはいけるんじゃないか?と勘違いするほどに小さく感じた。

(単に、錯覚である。世の中こういう錯覚が溢れまくっているものだ。身を引き締めねば。)

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注文して、10分後。

どどん!!!!!!

はやくもデカすぎるカツ丼が登場した。

みなさん、これを見てもあまり大きさがわからないだろう。丼の円の直径は38cmである。

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ルールはごくシンプルだ。

このカツ丼を30分以内に食えば無料

食えなければ2700円払う。

というものである。

このカツ丼の重さは、3kg

およそ大人6人分の量である。

 

このお店は、チェーン展開して全国に挑戦者がいるにもかかわらず、成功者は全国に25人しかいない、とあるブログに書かれていた。

武者震いがする!ゾクゾク!

では、タイマーをセットして、

いただきます!!!

 

10分で、半分近くは食べただろうか。

めちゃくちゃ余裕じゃん、しかもカツ丼うまい!と余裕をかまして、写真を撮ってみた。拳と比べるとこんなにでかい。でも、なんかラクに完食できそうだ。

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側面を見るとこんな感じ。

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しかし、スタートしてから15分後に状況は一変した。

1つ目としては、カツ丼が全然美味しく感じないのである。水を飲む量がどんどん多くなっていく。そして、その度に、腹がパンパンになっていくのを感じる。息を深く吸えない感じで、プールを泳いでいるのとも近い。大酒飲みは、自分を忘れて没頭できるんだろうななどと、想像を膨らます。

2つ目としては、少しずつカツ丼の熱さでヤケド気味で、舌の感覚が薄れているような気がした。だから、少しずつカツ丼を小分けにして冷ます作戦に出た。

もう一度念のために言うと、

15分の壁は、デカイ。。。

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とにもかくにも食べないといけない。

限界に近くなればなるほど、カツが入らなくなってくる。だから、ご飯と卵と玉ねぎを冷ましながら、重点的に攻める。

20分を経過してやや諦めモードになった。この写真からは完食できそうな雰囲気漂うが、1口食べるエネルギー量が半端ない。これは、体感してみないとわからない。

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味が飽きるので、唐辛子を入れてみる。

少し食べやすくなる。

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そして、最後踏ん張るが、結局、、、

タイムアップ!!!

ピピピピピピピピ。

最後残りはこんな感じ。

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あとちょっとじゃんと思われる方もいるだろうが、きちんとお持ち帰り弁当に詰めると、大人2人分の容器がパンパンに。。やはり、この大きなどんぶりは錯覚を作っている。

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挑戦させてもらえたのも何かの縁。

器を撫でて、お会計に向かう。

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この挑戦から、人間の本質的な感覚に気づくことができた。

大食いは自分にとって、得意なことか、才能があることか、というシンプルな2択だった。

そして、自分は大食いに関して得意なだけで才能がないとわかった。

加えて、大食いを極めるために夢中になるよりか努力をしているビジョンしか描けなかった。

たがらこそ、大食いにポジション取るのはやめようと考えた。

この感覚が得られたので、2700円を払ったとはいえ、個人的には来て本当によかったと感じた。

 

少し自信持ったくらいで、大きな挑戦をしてもコテンパンにやっつけられるだけなのだ。であれば、自分が持つ才能にいち早く気づいて、それに対してポジションとれ!というメッセージでもあったのだ。

 

誰しもダイヤモンドのような宝石を持っている。そして、それに気づくか、気づかないかは自分次第である。

そんなに簡単に見つけられるものではないが、せめて自分の好奇心の赴くまま、好きなことしかやらないようにすること。

あるいは、難しいことに挑戦してみて、自分で自分を試してみること。

これらによって、自分の盲目的な部分に気づくのではないか。

 

我慢して人生の大半を過ごしている人は、自分の人生を自分で選択できていない。

自分の才能、得意な領域でないことに対して、目標達成できずに落胆する人は多い。

そして、こういう経験によって、自分に対して自信をなくすという人は世の中にとてつもなく多い。

でも、それが客観的にみて得意な領域か否か、主観的にみて夢中になれるか否か、を冷静に割り切って判断すれば良いだけだ。自信をなくす必要なんてどこにもない。

 

世の中の教育は、試験できっぱりと学年順位をつける。しかし、それは、ある一面的な領域でしかないのに、それが全てに思えてしまう。学校の勉強がニガテな人も、もっともっと自分を生かせる領域はある。僕だって、数学で0点を取ったことがあるが、今まで何も困ることなんてなかった。

 

これからも、自分のダイヤモンドを認識すべく、様々なことに挑戦していきたい。

 

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。

空き家冒険家。
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

 

東京都日野市築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」で一品一灯の会を開催しました!

【一品一灯の会を開催しました!】

昨日は一品一灯の会でした。
いつも通り、家族連れの方にたくさんお越しいただけました。
また、今回はTBI(多摩ブランド国際化推進委員会)の皆様も主催者として関わっていただきました。海外からの留学生も多数参加くださり、多様な人が触れ合う場となりました。

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第1部は、パンづくり。
村山屋の加納さんにお越しいただき、パンを1から作る体験を楽しみました!
自分の好みで味や形を作るからこそ、達成感を得ることができ、美味しさも格別でした。

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第2部は、懇親会。
初めての方もたくさん来てくださり、皆様の活動について様々なお話を伺うことができました。ぜひ、古民家を使ってみたい!住んでみたい!とお声をかけていただき、これからが本当に楽しみです。

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改めて、「自由さ」と「アットホームさ」という、ヒラヤマちべっとらしさを大事にして、これからも楽しいイベントを企画していき、居心地の良い場所が作れたらと感じました。

 

そして、今回第1部、第2部合わせて、参加人数が50人越えということで、初めて定員を設けてはどうか?という議論にもなりました。たくさんの方に知っていただいて、とてもありがたいです。

 

次回は、3月4日です。
(一品一灯の会は、毎月第1日曜日開催。)
14:00〜アルキニストの西村さんによるまち歩きで、長沼公園にピクニックに行きます。18:00〜いつも通りの懇親会です。
ぜひみなさん、お気軽にご参加ください。

 

<一品一灯の会>

2016年12月に、東京都日野市築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」の電気、ガス、水道はろくに使えなかった。

そんな中で、1人1つの飲食物と、1つの灯を持ち寄り、これからの活用について地域の方々と話し合ったのが始まり。

毎月1回開催され、今では第1部で子どもイベントをやりたい人とコラボして、第2部は懇親会という流れとなっている。

 

<今回のコラボ>
・村山屋・加納敏さん
https://m.facebook.com/deedarayaki/?locale2=ja_JP
・TBI(多摩ブランド国際化推進委員会)
https://m.facebook.com/tamabrandint/?locale2=ja_JP

 

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〒191-0055
東京都日野市西平山4丁目18-12
築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」
(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

https://m.facebook.com/Hirayama.Tibet/?locale2=ja_JP

 

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<稲村行真プロフィール>
1994年生まれ、千葉県出身。
空き家冒険家(古民家冒険家改。)
大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。
東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

 

シェアハウスは都市を変えるか?というイベントに参加してきた。

シェアハウスは都市を変えるか?というイベントに参加してきた。

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シェアハウスは、分断されたものに対して再統合していく動きとなりうる。

 

江戸時代は、百姓はなんでもやった。

村人の家のカヤの吹き替え、畑仕事、草履づくりなど。

しかし、明治の産業革命以降、効率的分業的に生産がされるようになって、それぞれのプロフェッショナルが生まれた。そして、昭和という超資本主義的社会ができた。大量生産大量消費の高度経済成長時代は、バブルとともに弾けた。

これからは、ものを作れば売れる時代ではない。建築、不動産、デザイナー、と分業化されたものを再統合して、生活の集合体、または、まちづくりの文脈で各個人の職能を捉えていく時代になった。そんな中で、個人がリビングで繋がり、街へと出ていく、そんな寛容性ある動きがシェアハウスによって作られるのではないか、ということである。

 

視点としては、シェアハウスの歴史を見てみるのが面白い。

現代の傾向としては、明治の再来とも言われる。産業革命進展の反面で、実はシェア文化がまだ息づいていたようである。明治32年の共同長屋をみると、月極め家賃で若者が住宅をシェアして住んでいたという。特異なのは、はなれのようなところに若い夫婦も住んでいたようだ。この流れは全般的に、現代で言うところの安宿・ゲストハウスである、「木賃宿」から来ているし、わりと同時期の話である。このようなものが流行る傾向は、なんだか現代と似ている。

 

さて、より生活が集合的になっていく中で、シェアハウスと地域の関わりはどうなるのか。

よく考えられることとしては、1階がパブリックで、2階がプライベートという形。プライベートはシェアハウスの個室にして、1階で交流が生まれるというパターン。

お金の流れを見ると、

1階がフロー型である。カフェやイベントでマネタイズして、単発収入を作っていくのが一般的だ。これにより、パブリックで開かれた空間となる。

2階がストック型である。シェアハウスなどで、安定的に継続的に収入を作っていく形だ。

 

こうやってビジネスモデルが、まちづくりの文脈で作られ、地域の人々、情報、課題、様々な要素が交錯する。

このモデルは、少なからず葛藤が生まれる。パブリックな要素を強めてルールを厳しくして秩序を保つか、プライベートの要素を強めてゆるく秩序を保つか、という話である。

しかし、それは究極的にいえば、人と人との共存を問うているわけで、パブリックをどう上手くマネジメントしていき、かつプライベートをどう確保するかに頭を使うという方向である。

こう考えていくと、シェアハウスというのは一面的な活用手法にすぎず、そこだけで考えるのは、ある意味資本主義的で、今の日本には合わない。それに、なんとなく均一的になってしまう。より混在的で、クリエイティブな場を創ることが、これからの時代の流れになっていくのではないか。これからも面白いことに頭を使っていきたい。

 

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<稲村行真プロフィール>

空き家冒険家。

中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。

東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

 

 

 

新宿の坊主バーで、場づくり・コミュニティについての深い学びがあった。

今日は、将来お坊さんになる友人と坊主バーに行って来た!

坊主バーは日本全国にある「お坊さんが経営するバー」である。

とても宗教観がなく気軽に入れる。

家具や、レシピブック、飾りなど一つ一つに意味が込められている感じで、とてもリラックスできる、とても丁寧に作り上げられた空間であった。

場づくり・コミュニティ作りに対する深い学びがあったので、共有する。

坊主バーのサイトはこちら。

vowz-bar.com

 

さて、まず外観はこんな感じ。

丸ノ内線の四谷三丁目から徒歩3分くらいのとてもアクセスが良い立地。

しかも、大通りに面しておらず、路地を入るためいい意味で人が少なく、隠れ家的な雰囲気を連想させる。

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2階に登る階段は、ハスの花をイメージしているデザインだ。

階段からデザインにこだわっているのは、とても面白い。

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この扉の先が、目的のバーである。

さて、どんな空間が待ち受けているのか。

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お、お坊さんがバーに立っている!?!?!?

お坊さんって一人いるだけでとても存在感がある。

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きちんとお経をあげる席まで用意されている。

おもしろい。

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まず、席に着くとお通しとして、線香ならぬベビースターラーメンのようなものが出て来る。ぽりぽりと食べる。特に濃い味でも薄い味でもなく、無味乾燥としている。

まるで、お坊さんの価値観を表しているようだった。自分から主張せず、相手に寄り添い広い心で受け止めるという色のなさを象徴しているかのごとく、このお通しはお客を歓迎しているようであった。

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お酒のメニューに注目してほしい。

あまりにもメニュー構成が面白すぎて、写メった。

みなさんにもこのメニュー表をじっくりとご覧いただきたい。

やはり極端なものを味わいたい。

極楽浄土」と「無間地獄」をふたりで頼んだ。

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こちらが、極楽浄土。

ヒプノティック、マンゴー、クランベリーの組み合わせで3色。

飲んでみると味はとてもさらっとしていて甘くて飲みやすかった。

かき混ぜる棒にも若干こだわりを感じた。

辛いものを食べながらうまそうだなと思った。

最近よく思うのが、極端なものを組み合わせて味わうとうまく感じるということ。

あんこと味噌とか個人的にはよく組み合わせる。

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こちらが、無間地獄。

色がもうすげー雰囲気醸し出している。

ウォッカとか色んなのごちゃ混ぜにした模様。

けど飲んだら以外と思ったよりは飲みやすい。

もういっそのこと一口飲んだだけでやばい、みたいなものにしちゃってもいいのではないかと個人的には感じた。

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お腹がすいて来た。

ここで何かご飯もの、おかゆでも頼むことにした。

そして、目に止まったのがウラメニューのこれ。

コンポタージュ粥って、ありそうでなかなかなくて、単純にうまそうだなと思ったので、これにした。

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出て来たのがこれ!

ふつーにうまそう。

赤い漆器のお茶碗で、お寺の雰囲気、精進料理の雰囲気を存分に感じることができた。

そこに、コンポタージュ粥が入っており、真ん中の茶色のものは梅!?のような味がして、甘さの中に酸味が引き立っていた。

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あと頼んだのが、これ!

雷こんにゃく。

何が雷かというと、味付けが唐辛子、めんつゆ、ごま油などで炒められ、辛めで美味しい仕上がりになっている。炒め方にコツがある様だが、秘密らしい。

こういう食べ物って単純に冷めてもうまいからお得だなと感じた。

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そして、このバーでは写経体験もできる。

お経を写し取るということである。

習字得意だし、やったこともないので、挑戦してみるか!とおもった。

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下に文字が透けて見えるので、それをなぞる形。

慣れて来たら、なぞるのではなく、手本を見て自分で書ける様になりたいものだ。

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さて、この他にも坊主バーには様々な仕掛けがある。

美坊主図鑑が置いてあったり、お経を読み上げる体験であったり、様々である。

こういうところって一歩間違うと宗教色が出てしまい、お客さんもも偏りがちになってしまいがちである。しかし、坊主バーの世界観は宗教なんだけど、閉鎖的ではなく、とてもPOPで寛容なところが魅力だ。

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一緒に写真を撮らせてもらう。

合唱。

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さて、仏教には座禅を組むという習慣がある。

「座禅はなんのために組むのですか?」

と尋ねたところ、

「まず、目的や欲をなくすことです。」

とおっしゃっていた。

これは、今回持ち帰った最大の奥深さであった。

目的や欲がない「無」をどう捉えるかということである。

人間の3大欲求である、食欲、性欲、睡眠欲も欲なわけで、人間誰しも生まれた時から欲を持っているのではないか。

座禅を組むのもこうなりたいという自分があるから座禅を組むと捉えてしまう。

 

仏教を広めた名高い僧、空海最澄行基などなど、飢饉の多い時代の生まれだ。

とにかく、この時代の民衆たちは、無の状態を望んでいたというのもわかる。

これは、今の時代にも形を変えて続いているということであろうか。

 

かくいう現代に生きる自分も、初詣に行く。

そして、手を合わせるという習慣がある。

初詣の捉え方は人それぞれであるが、僕の初詣は、決意のためである。

一年こういうことに向き合います、お見守りください。

というスタンスで、お願い事はしない。

結局、自分自身がやるかやらないかで、ただそこに人間が解読できていない力、一人では絶対達成できない何かがあるからこそ、「お見守りください」と手を合わせるのである。

みな日本人であれば、手を合わせる。

それが無であるか無でないかは人それぞれであろうが、少なくとも道徳的にはみ出した欲を持つことはせず、凛とした気持ちでいたいものだ。

 

美坊主図鑑」に載っていたことで、1つこぼれ話がある。

お坊さんの好きな女性のタイプは「凛とした人」というのが圧倒的に多かった。

お坊さんの世界観は、はっきりと自分のスタンスを持った人を包み込む様な方が多い様に感じるのは僕だけだろうか。

一人一人に向き合い、そして手を差し伸べるという我欲を全面に出さない無と寛容さがこのバーには現れている様で、とても居心地が良かった。

 

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<稲村行真プロフィール>

古民家冒険家。

中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。

東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

寒い日は要注意!空き家で水道管が破裂!?こんな時どうしたらいいのか。

水道管が壊れた!!!

内部から水が漏れている。

衝撃的。

シェアハウスの住人さんから連絡があった。

送ってもらった動画をみたところ、こんな感じになってた。

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凍結している原因としては、ここ最近はマイナス−8度という寒さ。

凍結を解消するためには、本来であれば蛇口に布を巻くとか、適度に蛇口をひねる必要があったのだが、日常的に全く使わない水道なのでそこまで確認できて居なかった。

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ひとまず、元栓を閉めて、ため水で対処する。

こちらが、トイレ用の水。

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こちらがキッチン用の水。

埃が入るといけないので、ペットボトルの蓋がないものもあるため、箱の中に入れて保管しておくことにした。

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元栓を閉めているということは、水が全く使えない状況ということである。

「水がなくても食べられる食料」を用意しておく。

お餅や、のり、干し芋あたりが、手軽に食べられてちょうど良い。

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さて、早急に水道会社に修理を頼まねばならない。

ひとまず10社以上の会社に電話をしてみたが、全く繋がらない。

みなこの時期になると、水道管が凍結して破裂しやすいようで、対応に追われているようだった。

とにかく手当たり次第、電話をかけていたところ、

やっと1社繋がった!!!

(しかし、辺り構わず電話をかけるとろくなことがないのはのちになってわかること)

 

日程を相談したところ、1月いっぱいは予定が埋まっているとのこと。

水道管が壊れたのは1/27で、

つまり6日間これから水道無しで過ごさなくてはならない!!!という衝撃の事実。

それでも直してくれるだけでありがたいと感じ、お願いすることにした。

 

 

水道管が破裂した時に修理方法は2パターンある。

1つ目が、止水

これは、破裂した箇所の水道管のみ使用不可にする方法で、管を切ってそこから水が流れない処置をする。

2つ目が、管の取り替え

これは言わずもがな破裂した管を、新しいものと取り替えるということである。

 

今回の場合、僕ら空き家活用者であるヒラヤマちべっとメンバーは使わない水道管だったので、止水処置をとる方向性で考えた。万が一、大家さんが使いたいという場合がでてきた時のために、管の取り替えが可能な形で止水してもらうことにした。

水道会社さんに尋ねたところ、費用は止水が4,5000円〜、管の取り替えが15000円〜とのこと。そこそこ安いなと思って来てもらうことにした。

 

それにしても、水道会社が来るまでの1週間が本当にきつかった。

住み込み管理人の立場からしてみれば、住人に水道が使えない環境にさせてしまった上、間近で不便な様子を見ていながらどうすることもできない、というもどかしさに耐えるのは難しかった。

お風呂も、トイレも、キッチンもろくに使えず、ため水で乗り切らないといけないというのは想像以上にとても辛く、5人中3人はどこか仮住まいに出かけてしまった。

こういう時に、住み込み管理人は立場がない。これから管理人は住み込みではなく、見回りという立ち位置の方がよいし、住人から見たらストレスなく過ごせるのではと思えて来た。

 

1週間後。

2/1当日10:00、なんと待ち合わせの時刻に果たして某水道会社は来なかった。

どうしたんだろうと思い、電話したところ、

「予定の時刻は、10:00~11:00ですので、11:00までには行きますね。」

と言われた。

果たして、10:50に某水道会社は悠々とやって来た。

普通であれば、10:00に来るべきだし、せめて11:00で切り上げられる時間に来るべきだろう。黒い車に、黒い作業着。全身黒ずくめで、つっかかるように喋って来る、明らかにおかしい作業員だった。

しかも、料金見積もりがおかしかった。

電話では4.5000円でできますよと言っていた止水が、なぜか40000円

15000円でできますよと言っていた管の取り替えが、なぜか85000円

「鉄のパイプなので、少し高くなるんです。」と言っていたが、明らかに高すぎる。

後々聞いた話によると、この手の水道会社は組合?みたいなものにお金を納める必要があり、高い請求をされる場合があるのだそう。

普通に考えても、各社電話が繋がらない中で、電話が繋がった会社は仕事が来ていないから対応できるという可能性もなきにしもあらず。みなさんご注意を!

この業者は修理を始める前に、お断りしておいた。

 

それから、僕と大家さんとの間に入ってくれている「すみつなぎ」のメンバーの一人である小松さん経由で、業者に来てもらい、無事工事完了。雨が降る中、寒い中、突然駆けつけてくださり、本当に感謝してもしきれません。

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修理完了後は、こちら。

見事に管が取り除かれ、止水されている。

 

最後に。

水道管が凍結して破裂しないための工夫としては、3つあるのでご紹介しておきたい。

水道管が設置されるときは、通常管をむき出しにせず、緩衝材のようなものがついているが、それに加えて対策をするとしたら、これらが考えられる。

①こまめに水道を使う。

特に夜と朝は、冷えるので水道を出しておいて、対策しておきたい。凍結せず、流動的になるので、管の破裂に繋がりにくい。

②布を巻く。

とくに外気に触れている外にむき出しの管は、タオル、雑巾、マットなど、できるだけ保温性の高いものを巻いておくことで、凍結を防げる。

③水抜きをする。

主に寒冷地に、水抜き栓という仕組みがあるようです。つまり管の中にある水を全て抜くことができるということです。そうでなくても、元栓を閉めて、水を出しっぱなしにして、水を抜ききることもできるようです。

うちでは、①②で対処しました。

ご参考ください。

***************

〒191-0055

東京都日野市西平山4丁目18-12

築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」

(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

www.facebook.com

 

***************

<稲村行真プロフィール>

古民家冒険家。

中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。

東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。

 

 

 

奮闘記!空き家活用事業者向けの保険について調べてみた。

空き家賃貸には、様々な保険加入が考えられる。

①賃貸で単純に住居として済む場合

②賃貸で事業利用として活用する場合

③賃貸したのちに事業利用でさらに転貸する場合

(シェアハウスはこの③のパターンである。)

さて、賃貸の場合も、地震や火災、水漏れなど様々な事態に備えて行く必要がある。

というのも、大家さんが万が一加入していたとしても、居住者の責任で建物に対して損害を与えてしまったときの保証と、居住者の家具に対する保証はつかないからだ。

通常は、家財保険にプラスして、借家人賠償責任保険に入るという流れが自然だ。

 

さて、僕の場合はシェアハウス運営で、転貸扱いなので、③のパターンだ。

これが一番ややこしい。色々とりあえず動いてみたので、そのことについて記しておく。

 

まずは、単純な発想として、全労済の保険が安そうだとあたりをつける。

保証内容が少ない代わりに、掛け金が安いのが共済で全労済

保証内容が多い代わりに、掛け金が高いのが保険で保険会社。

全労済は店舗窓口もあるので、まず八王子の全労済に行く。

www.zenrosai.coop

 

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お話をよくよく伺ったところ、家財保険加入(300万円以上)が原則で、個人利用のみだった。つまり、上記①のような場合のみ、全労済は使える。

 

そこで、ネットで調べてみた。

そしたら、日新火災がトップで出て来たので、ここに電話をしてみた。

日新火災の借家人賠償保険に関するページはこちら。

事業者向けの保険はこちらでも取り扱っていないらしい。

つまり、上記①のような場合のみ使える。

direct.nisshinfire.co.jp

 

 

事業者向けの保険は代理店が扱ってますよ、と言われて代理店を調べてみた。

日新火災の代理店の一覧。

そこで、立川の日新火災インシュアランス多摩さんにお電話するが、個人しかお取り扱いがないそうだ。

ただ、色々電話したら、おそらく事業者向けの保険②が見つかるんだろうという結論でここは深入りしなかった。

代理店のご案内|日新火災海上保険株式会社

 

ここで、重要なことに気づく。

①と③は結局同じ保険ということではないか。

つまり、①物件を借りた個人が入るか、③転貸された個人が各自入るかの違いなだけである。③は転貸事業者がお客さんの保険加入を手助けするという考え方で良さそうだ。

 

友人経由で、明治生命東京海上日動につながった。

東京海上日動のような会社は、明治生命のような代理店にBtoBで営業を委託して行く仕組みで成り立っているのかという構図にも気づく。

結局、どこの会社に頼んでも大差なく、①や③のように個人と保険会社の契約であれば、信頼できる人にお客さんがつくという感じだ。

保険会社はお互いの商品のことに詳しく、良い商品が出れば真似るのもおあいこだというような印象だ。

 

東京都日野市築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」に関しては、ひとまずシェアハウスの住人が入り次第、その都度加入必須で対応していくということにする。

 

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〒191-0055

東京都日野市西平山4丁目18-12

築150年の古民家「ヒラヤマちべっと」

(連絡先:info.kiteminka@gmail.com)

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<稲村行真プロフィール>

古民家冒険家。

中央大学法学部卒。学生起業経験あり。大学生時代に、100軒以上の日本の伝統的な古民家を訪れ取材して、卒業論文にまとめた。卒論のテーマは「古民家の価値について」。

東京から石川までの約450kmを2週間かけて徒歩で移動し、道中30軒以上の古民家を取材した「古民家冒険project」で、NHKテレビ「おはよう日本」等のメディアに掲載。
2017年4月から、東京都日野市の築150年の古民家を活用して、コミュニティハウスを運営。子どもを核として地域がつながるシェアハウスとイベントスペースを運営している。この活動により、交流ある暮らしの場をデザインしている。