【徒歩の旅】10日目・富山県富山市片掛~富山県射水市(37km)

東京から石川までの徒歩の旅は10日目。古民家冒険家の稲村です。

今日はややつらめの日だった。

 

ここに昨日はテントを貼った。

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7:30頃。ド田舎を再び歩きはじめる。

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4時間歩くと、やっと街らしい風景が広がる。富山県の笹津という街だ。

 

11:30頃。ガストを発見。

3日ぶりにファミリーレストランを見て、テンションが上がる。

アプリのクーポンを使うと、この量で、300円だから安い。

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ファミリーレストランは、営業時間帯が長いのと、充電ができるのがいい。

 

街中を外れて、田舎道を歩きたくなる。

神通川

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昨日もらったパンのみみ。

最後の1個に相応しい場所だ。

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しばらく歩くと、工業地帯に行き着く。

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肩が疲れた。

そういうときは、こうなる。

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トンネル。

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「それはトンネル」

当たり前だ。

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トンネルを出てみて気づく。

「呉羽(くれは)トンネル」だった。

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今までと趣向の違う古民家を探していた。古民家らしい古民家なんていくらでもある。古民家らしからぬ古民家を探そうと、地域のリフォーム会社(株)共栄ホームズに突然お電話をしてみた。

 

16:30頃。いきなりだったにも関わらず、住宅事業部の方が「古民家カフェアメリ」を案内してくれた。

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外観は、古民家に見えない。

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「古民家じゃないと言われるのでは?」

と聞いてみる。

この和室が、古さや、古民家を連想するから、古民家と名付けたとのこと。

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なるほど、確かにそうだ。
やはり曖昧な古民家という言葉に対して、人それぞれの解釈が存在する。

だから、この分野は奥が深い。

 

このカフェは、モデルハウスでもある。

こんな部屋もある。

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こんな部屋も。

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リフォームのイメージを持ってもらうため、様々なタイプの部屋を用意して、お客さんの好みに応えている。

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元は古民家だった物件を、現代風にアレンジして、カフェ兼モデルハウスにしている。言わば、ニュータイプ系古民家か。

 

なんか、ここら辺で取れるさかなを食べられるところありますか?ときいたら、番やを紹介していただく。

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使えるお金が限られていて迷う。

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とび魚。

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バッテラ。

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ほたるいか

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これで500円くらい。

しょうがはタダなので、たくさん食べておく。お茶も5杯くらい飲む。

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20:00頃。それでも足りないので、2時間歩いて、ココスに行って安くてお腹にたまりそうなものを食べる。

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実を言えば、僕は普段の生活だと、1食につき、2合は少なくとも食べる。旅中は、歩くのも重なって、空腹すぎてやばい。温泉代はもったいないので、全部食費にあてている。田舎から街に移動すると、食べ物の交渉が難しくなるのを実感。

 

公園にテントを張って寝ることにした。

さて、明日の食料はどう調達しようか?

いろいろと作戦を練ってみる。

 

<今日の古民家>

・古民家カフェアメリ

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16007615/top_amp/

 

<今日の大まかなルート>

https://goo.gl/maps/4TMBvA3kyqE2

 

〇告知
完歩式についてです。6/17(土)お昼すぎに、石川県加賀市大聖寺の古民家FUZONにゴールすることになりそうです。ぜひ、お気軽にお越しください。
(https://m.facebook.com/FUZON-KAGA-Gallery-and-Bar-200903476637328/?locale2=ja_JP)
・また、ワークショップについてです。6/18(日)14:00〜タビト學舎で行います。ぜひ、お気軽にお越しください。
(https://www.facebook.com/events/1212091755566515/?ti=icl)

 

【徒歩の旅】9日目・岐阜県高山市奥飛騨温泉〜富山県富山市片掛(46km)

東京から石川までの徒歩の旅は9日目。

古民家冒険家の稲村です。

今日は長く単調な旅だった。

 

5:30頃出発。

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5時間、あまり変化のない田舎道が続く。

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途中、バス停の小屋で休む。

日除けになる。

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ほとんど、バスは来ないが、バスが来たらすみません乗りません。。という。

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ある集落が見える。

岐阜県飛騨市の神岡という街だ。

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11:00頃。道の駅発見!ニュートリノの観測にちなんで、ドーム型。

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お土産が自販機で買えるのは珍しい?

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 道の駅のパン屋さん。

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旅の話をすると、なんと、パン20枚分のみみをもらう!

一気に何もつけずに10枚食べる。

うまい。

本当にありがたい。。

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神岡の名物、85円の天ぷら饅頭を食べる。

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饅頭に衣をつけて焼くらしい。うまい。

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観光案内所に、古民家ありますか?と聞いたら、いおり庵という所が、1箇所だけあると言う。

 

行ってみたら、3月に廃業したらしい。

電話して聞いておけば良かった。

他に古民家ないのか、、今日の古民家はどうしようと考え込む。

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近くに、廃業した駅がある。

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このレールをチャリで走れるのが観光になっているらしい。

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この駅舎の内装が、なんと古民家だった。なんで駅の中が古民家なんですか?と聞いてみるが、誰も知らない。

これこそ、ロールキャベツ系古民家。

一見古民家じゃないけど、中が古民家。

2日目に訪れた大月の古民家を思い出す。こういう似て非なるものの、異質な組み合わせは面白い。

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心の中で、俺は敷かれたレールの上を走りたくないと勝手に反発してみる。

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またしばらく歩くと、面白い休憩所。

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中に入ると、キノコの本がある。

きのこツーリズムを提唱しているらしい。

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こういうちょこっとした休憩所ってメディアになるな、とふと思う。

これを竪穴式住居でやってみたい。

 

飛騨牛コロッケを食べる。

飛騨牛の感じはしないが、おいしい。

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神岡は楽しめた。今日は割石温泉まで、、と考えていたが、予想以上に到着が早い。16:00頃についた。

しかも予想以上に山の中で、クマが出そうだ。

現に、大きな鹿に遭遇した。

(あんまり写っていない笑)

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次にテントが張れそうな集落まで、5時間かかる。夜道を1人で歩くのは心細いが、行ってみるしかないと思った。実際、単調な真夜中の街頭が無い道を、iPhoneの光を頼りに歩いた。途中何かにつまづいたかな?と思ったら、エロ本だった。ほっとして、通り過ぎる。やっとこさ、道の駅細入に到着。今日はここで寝ることにした。多少無理してでも行かなきゃいけないときもあるし、毎日は決断の連続だと感じた。さて、明日はどんな旅になるのだろうか。

 

 

<今日の古民家?>

・旧奥飛騨温泉口

https://i.4travel.jp/shisetsu/11336436?dmos=dm

 

<今日の大まかなルート>

https://goo.gl/maps/H3TnSzmc9Ly

 

〇告知
完歩式についてです。6/17(土)お昼に、石川県加賀市大聖寺の古民家FUZONにゴールすることになりそうです。ぜひ、お気軽にお越しください。
(https://m.facebook.com/FUZON-KAGA-Gallery-and-Bar-200903476637328/?locale2=ja_JP)
・また、ワークショップについてです。6/18(日)14:00〜タビト學舎で行います。ぜひ、お気軽にお越しください。
(https://www.facebook.com/events/1212091755566515/?ti=icl)

【徒歩の旅】8日目・長野県松本市安曇~岐阜県高山市奥飛騨温泉(34km)

 

東京から石川までの徒歩の旅は8日目。

古民家冒険家の稲村です。

 

今日も、自然と出会いに恵まれた本当に充実した1日で、足も快調だった。

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こちらが昨晩テントを張らせてくれて、自販機のコンセントを抜いてまでも充電させてくれた、ドライブインひぐち。

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4:30頃。山越えに向けて出発。

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自然が綺麗すぎる。

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卜伝の湯。上高地まで行く時間が無いので、高山方面に行く。

ものすごく急な上り坂が続く。

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途中、日本百名山の絶景が見える。

晴れて本当によかった。

まずは、穂高岳

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焼岳。

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乗鞍岳

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途中ライダー達と、旅の進捗について話をする。

 

岐阜県に突入!

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昨日越えられなかった安房峠をようやく越える。

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くだりはらくちん。

 

11:00頃。平湯温泉の集落が見えてくる。

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足湯がそこら辺にたくさんある。

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気持ちいい。

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古民家発見!平湯民俗資料館らしい。

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昔のままの家と、家具、農具などが全部残っている。まさに、コンサバティブ系古民家。

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街の商店街の前に、温泉卵。

1個50円なので、食べてみる。

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うまい!

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バスターミナル。だいたいこういう所には、試食コーナーや、安い食堂がある。

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朴葉寿司を食べる。具沢山なのが本当に助かるしおいしい。

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平湯温泉をあとにする。

 

16:00頃。奥飛騨温泉に到着。

集落に入るとすぐに、

ひときわ目に付く看板が。

「ゴリラ」

これは、なにかネタが見つかるに違いない。

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一見普通のお店。

店員さんに、

「なんでこのお店の名前はゴリラなんですか?」

と何気なく聞くと、昔は有名なチェーン店だったらしいけど、名前の由来は分からないとのこと。

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ある変わったものが。

「マツボックリ」

値段は無料。

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「これ、何に使うんですか?」

と再び店員さんに聞くと、こうやっておくんだよ、と教えてくれた。ほうほう。

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再び、ある変わったものが。

「パチンコガイドブック」

値段は無料。

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奥飛騨温泉=ゴリラのイメージで、印象強すぎて温泉の写真撮るのを忘れた。

 

奥飛騨温泉のハズレに、栃尾荘という宿がある。一見普通の宿だが、、。

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裏の方に、木に隠れた古民家が出現。

これも栃尾荘。

この古民家ではなんと熱帯植物が育てられている。

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温泉の熱を使って、室内を温めて宿を運営したり、熱帯植物を育てたりしているのだ。休日はあいにく中まで見学できなかったが、外から見てみる。

ビニールハウスがお庭にある。

これぞまさに、クリエイティブ系古民家。

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ここら辺は、他にも温室栽培が盛んで、いろんな施設がある。

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さて、日も暮れかかった。

次の集落まで、なんと5時間もかかるみたいなので、今日は早いが、奥飛騨温泉近くの道の駅上宝で一晩越すことにした。

 

道の駅の敷地内に、いちすけというお店がある。

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17:00営業終了なのに、16:59に行っても暖かく迎え入れてくれた。

奥飛騨ラーメンを食べる。

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旅の話をすると、なんと、ご飯や漬け物、山菜などもタダで食べさせてくれた。本当にありがたい。。

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今日は、携帯の充電も少ないし、早く寝ることにする。さて、明日はどのような旅になるのだろうか。

  

<本日の古民家>

・平湯民俗館・平湯の湯

http://www.kankou-gifu.jp/spot/3165/

栃尾

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1504/20/news021.html

 

<本日の大まかなルート>

https://goo.gl/maps/SxQpcmeAEr12

 

 

【徒歩の旅】7日目・長野県松本市波田~長野県松本市安曇(24km)

東京から石川までの徒歩の旅は7日目。

古民家冒険家の稲村です。

今日は楽しさと悔しさの混じる1日だった。

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市役所の駐車場にテントを貼る。

熊がでるので、川に張れないし仕方ない。朝7:00に、観光客が30人くらいきてジロジロ見られる(笑)

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 上高地の起点になる新島々駅

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9:30頃。道の駅に到着。

旅のことを話すと、お茶をくれた。

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試食が10種類以上。

美味しそうなものが沢山あって、ついつい手が伸びる。

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杖が売ってある。

うちの古民家の木でつくったマイ杖も負けてないクオリティー。

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本当にいつも杖には助かっている。

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山深い。

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今日の古民家はこちら。

新島々から、上高地までの一本道にあるおやき&そば屋さんの「徳心」。

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すごいレトロで良い雰囲気。

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手作りそばがうまい。

個人的にはワサビのつぶつぶがなんかシャキシャキしてて、普通と違ってておいしい。

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屋根の形が面白い。

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元は家具屋だったらしく、家具が本当に古くてストレートにオシャレ。この古民家もストレートパーマ系か。

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店のオーナーが、

足に貼るテープをくれた。

嬉しい。

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店を出ると、おじさん達に囲まれる(笑)たくさん質問してきて興味持ってくれた。

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記念撮影を求められた。

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他にも、歩いているとボードを持ってないのに、車乗ってきな!とか(徒歩の旅なので乗れない。笑)、どこまで歩くの?と聞いてくれる人がとても増えた。

ポイントは、杖とヒゲと服装。

旅してそうに見せることが大事。

 

再び道の駅。

お土産を試食できるから本当にありがたい。

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雨が降ってきた、しかもめちゃくちゃ風が強い。

レインコートを来ていても、中までビショビショだ。寒すぎる。

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雨宿り。

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トンネルを5コ以上は越えただろうか。

いつもは息苦しいトンネルも、雨宿りになって良い。

歩道は相変わらず狭すぎて、歩くペースが1/2になるけども。

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次第に、集落のようなものが見えてくる。さわんど温泉だ。

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足湯を発見。いい湯だな。

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多少足は回復した。

 

それから、暗い道を進む。

上高地が遠すぎる。

次の集落まで3時間。

今日の目的地である安房峠までは行かないと、と焦る。

しかし、あまりの風と雨とで、体力は続かない。

街頭も、人も全くいない山の中を3時間進むよりは、前の集落まで20分戻った方がいいのではないかと感じた。

直感だが、これ以上進むのは危険な気がした。

さわんど温泉までわざわざ20分歩いて戻った。

無理をしないというのは頭で分かっていても行動するのはすごく難しいことだし、来た道を引き返すというのは、時間の無駄にしか思えない。

しかし、こういう選択をしたということそのものに絶対に大きな価値があると信じている。

 

1軒だけ空いているお店があったので入ってみた。寒いだろうと、ストーブをつけてくれて、タオルも貸してくれた。山菜丼を食べたのだが、天ぷらものっけてくれた。とても嬉しい。

そのレストランの敷地内にテントはっていいよ、と言ってくれてここで一晩明かすことにした。

充電できませんか?といったら、自販機のコンセントまで抜いてくれた。

本当に本当にありがたい。

明日こそは、安房峠を越えて、岐阜に入ろう。

 

<今日の古民家>

・徳心

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20002405/top_amp/

 

<今日の大まかな道程>

https://goo.gl/maps/5DBF5zVZjQy

 

【徒歩の旅】6日目・長野県岡谷市~長野県松本市波田(34km)

東京から石川までの徒歩の旅は6日目。

古民家冒険家の稲村です。

今日はつらい1日だった。

 

実は、昨日のブログ更新後に岡谷市に移動した、眠い。4:30頃。朝焼けを見ようとしたが、曇り。曇りでもけっこうキレイな景色だ。

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ここにテントを張っていた。

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7:00頃。諏訪大社にお参り。

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さあ、塩尻峠越え。

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おじさんのくしゃみの声みたいに

鳴くイヌと遭遇。

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ここから、予期せぬ事態発生。

足がピリピリして痛い。

100mごとに立ち止まり、休む。

1km歩くのに1時間かかった。

道路に座って休む。

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おそらく足の疲労。

11:00頃。アイシングするために飲食店を探していたところ、地元の人がオススメしてくれたところに入る。

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ガッツリ食べて、氷もらってアイシングも2時間やる。

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ソフトクリーム無料プレゼントは嬉しい。

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ひとまず、休んだので、少しは回復。

少しずつ歩き始める。

 

そういえば、金曜日はソフトバンクユーザーは、セブンイレブンのアイスがタダなので、それも食べておく。

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16:00頃。塩尻駅に到着。塩尻駅に来た時には、いつも行くところがある。

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ほっとしてざわというお店。

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おやきをたべるのだ。おやきを頼んだだけなのに、お茶と、お絞りと、フォークを出してくれるという徹底ぶり。

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おいしい。

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占いマシーンもある。お金かかるけど。

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あとは、椅子とテーブル、小物や箸のデザインがシンプルでかっこいい。

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2年前くらいに、このお店に行った時は、店員さんとおやきの話で盛り上がり、今度修行に行きますよ!などと言っていたが、僕のことを覚えてくれていただろうか。修行するほどの余裕がなくて、お店をあとにする。

 

穂高連邦が見えてくる。

あの山を明日越えるのか、とふと思う。

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徐々に大きくなってくる。

今回の旅では、最難関ポイントになるだろう。でかい壁だ。

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17:00頃。さて、今日の古民家だが、相変わらず足の調子もあって、ペースがつかめないので、アポを取らなかった。そのかわり、知り合いの紹介で、古民家の町並みがあると言うので、見てきた。

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屋根の角度が緩やかで、とてつもなくでかいので、どう写真に撮っていいかよくわからん。

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取っ手が面白い。

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近所のお寺にいた、近所の方にお話を伺う。ここら辺の古民家の町並みは、観光用ではなく、住居として使われ、文化財の保護を目的とするが、それを観光的に使うことはしない。完全にコンサーバティブ系古民家だ。

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再び歩く。

景色がキレイすぎる。

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涙が出てきそうな綺麗さだ。

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自分の中で、心と体が対話を続けている感覚。これ以上行ったら足がやばいけど、山の景色を追ってみたい。疲れは気の持ちようだ。でも、疲れの蓄積がどこで出てくるかわからない・・・。などなど。

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21:00まで歩いて、やっと山梨県松本市波田という北アルプスの麓まで来た。 スーパーで簡単な晩ごはん。さて、明日はどんな旅になるのだろう。とにかく、明日は足だけは回復させて山越えしたいので、すぐに野宿場所を探して寝たい。

 

<今日の古民家>

郷原街道

http://www.tokimeguri.jp/kawaraban/zokuzokuhen.pdf

 

 

 

【徒歩の旅】5日目・長野県諏訪郡富士見町~長野県諏訪郡下諏訪町(31km)

 東京から石川までの徒歩の旅は5日目。

古民家冒険家の稲村です。

今日もよい1日だった。

 

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昨晩は、道の駅信州蔦木で野宿した。

17:00頃。トイレに行くと、あるおじさんが話しかけてきた。このおじさん、自転車日本一周などをしていたらしい。いまは、五街道を徒歩制覇に挑戦しているという。1日10km進んで、少しずつ少しずつ順調に進んでいるようだ。お互い、同士として写真を撮っておいた。30分程度お話をして、道の駅をあとにする。

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これが、道の駅。

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道中、脇に目をやると、花がたくさん。

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途中休憩。休み休み行かないと、けっこうきつい。

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11:30頃。茅野まで行くと、スーパーが現れた。

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バナナと、食パンと、おにぎりと。

合計で、なんと、236円しかかかっていない。

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久しぶりのガッツリしたごちそうだ。

バナナ5本、食パン6枚、おにぎり1コを一気に食べる。うまい!

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途中、折り紙とか竹細工で作ったようなバックが沢山売ってある店がある。おばさんに話を聞いてみると、全部自己流でやっているという。すごすぎる。

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14:00頃。上諏訪に到着。REBUILDING CENTER JAPAN。いらなくなった古道具を引き取り、売っているようだ。

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単なるショップではなく、カフェや、アート作品の展示なども行っている。

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DIYのワークショップも開催している。

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アート作品は、データ媒体にして、メルマガで配信しているという。発想が驚き。そして、配信したものは、イスにぺたぺた貼って、飾っているという。

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こちらが、売っている古道具。本当にたくさんの種類があって面白い。

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周辺には、DIYショップなどもあり、諏訪では、DIYに関してはかなり最先端の印象を受ける。

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15:30頃。諏訪湖が見えてきた。

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寝そべってみると、すごく気持ちが良い!雨が止んで、晴れてきて本当に良かった。冒険の疲れが吹き飛ぶ。

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16:30頃。今日の古民家に到着。

マスヤゲストハウスだ。

この地域では、かなり有名な古民家で、下諏訪駅から徒歩すぐだ。

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玄関を入ると、めちゃくちゃオシャレで、かなり圧倒される。

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丸い円が、入口とは!!!

斬新なデザイン。

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家具デザインのクオリティーが高い。

こだわりが感じられる。

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明るさと、開放性が売りで、吹き抜けが高い。山梨県甲府市で見学したNaomiCampともなんとなく似ていて、例えるならばパイオニアコレクター系か。そこに、フレンドリーさが大さじ一杯みたいな感じ。

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カフェの賑わい。

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17:30頃。ゲストハウスの人に「この街の銭湯はどこも230円なんだよ」ということを伺い、安い!と思い、入ることに決めた。

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実に5日ぶりのお風呂だ。

入らなさすぎ(笑)

やっと風呂に入れた。嬉しすぎる。

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体重は、なんと出発前より5kg減っていた。荷物の体重は相変わらず10kg。

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19:30頃。安くてうまいと評判の店に行く。

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ここでしか食べられないものをください!などというと、昆虫(イナゴ)ですね、という。でも、イナゴはサナギなどと一緒でしか売ってないらしい。しかも、700円かかるらしい。

「では、イナゴだけに出来ませんか?」などといって値段交渉をする。

それを横でお酒を飲んでいたおじさんが聞いていたらしい。貧乏学生だと思ったのか、一緒に飲もう!と誘ってくれる。そして、ビールやら、おつまみやら、たくさん料理を頼んでくれる。 

これが、イナゴ。甘辛くてうまい。

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ビールと、銀杏。

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ドッサリとたくさん食事を頂く。

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満腹になるまで食べて、4時間も話をした。あとから分かったのだが、このおじさん、なんと世界シェア3位の企業の専務取締役で、社長もしている人らしい。すごい人とバッタリ出会ったもんだ。ご飯をごちそうになったばかりか、うちの会社の敷地にテントを貼りな、それともうちの会社の車の中で車中泊する?などと言ってくださる。

とてつもなく感激。

ひとまず、テントを貼らせてもらうことにして、場所に向けて歩き中。

 

今日もいい出会いに恵まれた。

さて、明日はどんな出会いがあるのだろうか。

 

<今日の古民家>

・マスヤゲストハウス

http://masuya-gh.com

 

 

 

【徒歩の旅】4日目・山梨県甲斐市〜長野県諏訪郡富士見町(33km)

東京から石川までの徒歩の旅は4日目。

古民家冒険家の稲村です。

今日も出会いに恵まれた1日だった。

 

昨晩も野宿。

こちらでやりました。

山梨県甲斐市とある公園。

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5:00頃出発。

梅雨が近づいていると実感。

南アルプスが見えない。

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9:30頃。韮崎駅に到着。

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観光案内所に行く。元気なおばさんが、おすすめの丘陵地があるという。ほうほうと思い、行くことにした。

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途中、店のシャッターに、昔話がついていて、ほっこりする。

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坂がきつい!

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丘陵地に上がってみる。

街の眺めが良い!

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と思いきや、すぐさまアフリカに来たかのような道になる(笑)

ド田舎だが、ワクワクする。

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11:00頃。とある資料館が出現。行ってみることにした。真田丸のキャストが訪れたらしい。しかし、訪問シートを見ると、1日2人くらいしか、訪問していない日もある。たくさん魅力あると思うので、みんな行ってほしい。

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レアで面白い展示物がたくさんありますよ。

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資料館を出ると、崖の道を降りる。

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それにしても、山だな。

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次第に、水がとてつもなくキレイな街にたどり着く。

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そう、サントリーの工場がある山梨県北杜市だ。

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ワインの試飲をする。うまい。

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塩キャラメルアイスが上手い。

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 14:00頃。道の駅白州では、飲料水が無料。さすが、水の街だ。すごく助かる。

2本分のペットボトル入りを満杯にする。

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そろそろ、古民家取材しないと、、。

焦り始める。知り合いづてで、古民家を紹介してもらうが、住所をいくら検索しても、Googleマップに出てこない。

なぜなんだ!

1時間くらい迷った末に、思いきって役所に駆け込む。

受付に行くと、役所の人が何事だ!と10人くらい集まってくる(笑)

田舎の役所の人は、都会の人にとてつもなくやさしい。泣ける。

たくさん地図を引っ張り出してきて、ここですよ!と場所を教えてもらう。

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農道を進む。

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道がなくなる(笑)

15:45頃。迷った末に、1軒の古民家にたどり着く。「一弓庵」という、素泊まりの古民家宿だ。2地域居住されていて、冬以外営業している。定年後、立派なお家に住みたいと、山梨県から移築されたらしい。民家をリサイクルする協会に入っていると、民家をたくさん紹介してくれるんだとか。

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入り口がかっこよすぎ。DIYしたらしい。

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郵便ボックスがかわいい。

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囲炉裏とか、本格的すぎてすごすぎる。

とにかく、古民家らしい古民家という印象。例えると、ストレートパーマ系みたいな感じか。

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囲炉裏を前に、オーナーの武田さんご夫妻と記念写真。

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蔵も持っているらしく、すごい!

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1時間以上お話を伺い、大満足。 

笑顔でまたお金たまったら次は泊まります!などと言って古民家を後にする。

 

サントリーの工場は開館時間終了。

とりあえず、外側から撮っとく。

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サントリーが運営するレストランに行く。

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17:30 トンカツを食べる。ゆでたキャベツがトンカツにかかっているのはレアだなと思い、食べてみる。充電がピンチ過ぎたので、やっとメールとか返せる。20:30まで入り浸る。ふと、外を見ると真っ暗だ。

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ここで泊まれれば、、と思った。

しかし、歩くしかないので、お会計を済ませて、外に出る。外は大雨で、とうとう梅雨に入ったかと実感する。5km暗い道を歩き、道の駅信州蔦木に到着。泊まれそうな民家がないので、今日はここでテントを張り、ブログを更新。明日は、どんな旅になるのだろう。

 

<今日の古民家>

・一弓庵(山梨県北杜市)

http://blog.goo.ne.jp/minnkanoteragoya/e/5f27a121c0ad8af9364f115f2afa4064